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思いがけない落とし穴!Nikonユーザーなら知っておきたい『AFモーター』の話。

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ニコンの一眼レフでカメラライフを満喫中のみなさん、どうもこんにちは。

絞り・ISO感度・35mm換算などなど、カメラを手にしてから学ぶことってたくさんあるんですが、ニコンのエントリー一眼レフを使っている人にとって、知らなくても困らないかもしれないけど知っておいた方が良いことがひとつあります。それがこの記事のテーマであるAFモーターです。

目次

Nikonユーザーなら知っておきたい『AFモーター』の話

AFモーターって何?

写真を撮る時に欠かせないオートフォーカス。シャッターボタンを半押しするだけでピントが合わせられる本当に便利な機能です。

マニュアルフォーカスでしか撮れなかった時代は、ピントリングを手で回して調節してたんですが、オートフォーカスができるレンズでは、ピントリングが自動で動きます。

そして、このピントリングを自動で動かすために必要なのがAFモーター

なお、AFカプラーと呼ばれることも多いんですが、筆者が『カプラー』という単語に馴染みがないので、この記事ではAFモーターで統一して書いていきます(*’▽’)

AFモーターには2つの種類がある

このAFモーターには、ボディ内AFモーターレンズ内モーターの2つの種類があります。

ボディ内にAFモーターがある場合、カメラに搭載されているモーターを使って、オートフォーカスを作動させることができます。

ボディ内にAFモーターがない場合、オートフォーカスレンズであっても、そのレンズにAFモーターが搭載されていないと、オートフォーカスを使って撮影することができません

D3000&D5000シリーズはボディ内にAFモーターがない

ここから本題ですが、D3000およびD5000シリーズはボディ内にAFモーターがありません

同じAPS-C機でもD7000シリーズはボディにAFモーターを搭載していますし、フルサイズ機も同様にボディ内AFモーターを採用しています。

D3000・D5000シリーズは『初めての一眼レフ』という人が手を出しやすいエントリーモデルなので、小型軽量化に努めた結果ボディ内にAFモーターがないのかなあと個人的には考えていたりします。

ニコンのレンズにはAFモーターがないものがある

とはいっても、『ボディ内AFモーターがないなら、レンズ内AFモーターを使えばいいじゃない』という話になります。復習になりますが、レンズ内モーターがあれば、ボディのモーター有無に関わらず、オートフォーカスを使って撮影することができますよね。

ただ、ニコンのレンズにはレンズ内にAFモーターがないモデルがいくつかあるんです。

つまり、D3000・D5500シリーズの一眼レフを使っている場合、オートフォーカスレンズとされていてもオートフォーカスを使うことができないレンズがあるということなんですね。ややこしやー。

余談:キヤノンはレンズ内AFモーターで統一されている

ここでちょっと気になるのが、キヤノンのAFモーター事情。

調べてみたところ、キヤノンのEFレンズはレンズ内AFモーターで統一されているため、キヤノンの一眼レフボディ内にはAFモーターがないんだそうです。こっちの方が楽ですよね。ちょっと羨ましい。

レンズ内AFモーターがないのは一部の古いレンズだけ

『ニコンのレンズ選びややこしそう…』と思われた方もいるかもしれないんですが、実はそんなに心配する必要はありません。

なぜなら、最近発売されたニコンのレンズは、そのほぼ全てがレンズ内にAFモーターを搭載しているから。

ただ、シグマやタムロンなどのサードパーティ製においては、その全てがレンズ内AFモーターを採用しているとは限りません。

ちなみに、私がこの記事を書こうと思ったきっかけも、とあるレンズを買ってD5500で使ってみようとしたところオートフォーカスが動かなかったからでした。

レンズ内AFモーターの有無はどこで判断すればいいの?

ここで気になるのが、レンズ内AFモーターの有無の見分け方

商品名で簡単に見分けることができるので、早速紹介していきますよーう(*’▽’)

Nikon純正レンズ

商品名の頭に

  • AF-S
  • AF-P
  • AF-I

と記載されていれば、レンズ内モーターが搭載されています。

キットレンズや、今現在店頭に並んでいるもののほとんどはAF-SもしくはAF-Pだと思います。

一方、『Ai AF』『AF』と表記されているものは、レンズ内にモーターがありません。

具体例として挙げられるのが、Nikon純正のAPS-C用魚眼レンズ。商品名の頭が『AF』なので、APS-C専用なのに、D3000・D5000系ではオートフォーカスを使うことができません。

SIGMA

SIGMAのレンズでAFモーターを内蔵しているものには、商品名にHSMと書かれています。Hyper Sonic Motorの略なんだそう。

ちなみに私がD5500でオートフォーカスが使えずに焦りまくったレンズがSIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYEなのですが、確かに『HSM』の文字がありません。

タムロン

タムロンのレンズ内AFモーター有無の見分け方はちょっとややこしいんです。

昔はNIIという表記がレンズ内蔵モーターの目印だったらしいんですが、タムロン公式がこの表記をやめてしまっています。

例えば、私がD5500で使っていた超広角ズームレンズ・SP AF10-24mm F3.5-4.5 DiII B001NIIにも『NII』と書かれています。だからD5500でも問題なくオートフォーカスが使えていたんですね。

表記が改められた今は、レンズ内AFモーターを搭載するレンズには商品名に『USD』という表記があるそうです。

Tokina

もしかしたら初めて見たという方もいらっしゃるかもしれないんですが、広角レンズが特に豊富なTokinaというサードパーティメーカーがあります。

そのTokinaのレンズの中で、APS-C用の魚眼ズームという尖りまくったAT-X 107 DX Fisheyeというレンズがあります。

APS-Cで魚眼の世界を楽しんでみたい!という方にとってはかなり魅力的なのですが、こちらもレンズ内にAFモーターを搭載していないため、D3000・D5000シリーズではオートフォーカスができません

まとめ:古いレンズを検討するときはAFモーターの有無を確認しよう

実際今お店で売られているレンズのほとんどはレンズ内モーター搭載なので、逐一チェックする必要はないと思います。

ただ、発売日が古いレンズや、あまりメジャーでないメーカーのレンズを検討する場合は、オートフォーカスで撮りたい人は念のためチェックしておく方がいいと思います(*’▽’)

おわりに

新しいレンズを買ってみて『オートフォーカスレンズって書いてあったのになんで動かないの!?』とパニックになってはじめて知ったAFモーターのこと。私にとってまさに『思いがけない落とし穴』でした。最後の最後でタイトル回収。

知らなくても困らないかもしれないけど、知っておいて損ではないと思いますし、この記事が少しでもみなさんのカメラライフのお役に立てていたら幸いです(*’▽’)

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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