水の季節に気になる一眼レフの防塵防滴、防水対策をまとめてみた!


梅雨のぐずついた、いつ雨が降るか分からない天気でも一眼レフで撮り歩きたい!梅雨が明けて夏になったら、海辺で夏全開の写真を撮りたい!そういう時気になるのが一眼レフの防塵防滴性能、そして一眼レフの防水対策ですよね。

私自身、今年の夏も水を取り入れた暑さを吹っ飛ばすような1枚が撮りたいなぁと思っているので、防塵防滴そして一眼レフの防水対策はこの時期から考える項目の一つです。

というわけで、今回は防塵防滴と一眼レフの防水対策を中心にまとめていきたいと思います(*’▽’)

『防塵防滴』って何?




防塵とは、チリやホコリが入ることを防ぐこと。防滴とは、カメラを水から守ることを指します。

ここで気になるのが防滴と防水がどう違うのかってことなんですが、防滴と防水の違いはJIS企画という数字での基準が設けられているそうで、0から8でランク付けされ、1-3が防滴、4-8が防水と呼ばれるのが一般的なのだとか。

ただ、そんな数字で表されてもイマイチしっくりこないですよね。防水は『水の中に入れても大丈夫』『全方向からの水の攻撃に耐えられる』、対して防滴は『少しくらいなら水に濡れても大丈夫』『一方向からの水(空から降ってくる雨など)の攻撃には耐えられる』という解釈が分かりやすいと思います。

防塵防滴の一眼レフってどんなもの?

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まずはボディに関して。基本的にエントリーモデルは防塵防滴非対応、上位機種になると防塵防滴となっている場合が多いようです。

Canonの場合、EOS kissX7・X7i・X8iは防塵防滴に対応していません。EOS 70D・80D・5D Markⅲ・1Dx等の中級機や上級機は防塵防滴に対応しています。

調べてると5D Markⅲの防塵防滴性能は1Dxより少し劣るとか、同じメーカーのものでもボディによって防塵防滴の程度は異なるようです。

ちなみに、70Dや80Dの公式ページを見ていると『…グリップラバーの密着構造などを採用することで、雨滴やホコリに強い防塵・防滴性能を実現』と書かれているあたり、カメラの防滴は雨を対象としているように思います。

Nikonの場合、D3300・D5500などのエントリー機は防塵防滴ではなく、D7200・D750・D810・D5などの中級機および上級機は防塵防滴に対応しています。

なお、一眼レフの防塵防滴性能で最も優れているのはペンタックス製のカメラだそうで、エントリー機が唯一防塵防滴に対応しています。

レンズの防塵防滴は?見分け方は?

ボディが防塵防滴であっても、レンズが防塵防滴に対応していないと意味がありません。レンズの防塵防滴と、その見分け方を見ていきましょう。
Canon
Canon
Canonの場合、EF-Sレンズと呼ばれるAPS-C機専用レンズは防塵防滴非対応、Lレンズと呼ばれるレンズの多くが防塵防滴に対応しています。

ここで『多くが』と書いたのは、Lレンズすべてが防塵防滴に対応しているわけではなく、例えばEF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USMは防塵防滴なんですが、EF70-200mm F2.8 USMは同じLレンズでも防塵防滴非対応。

いずれにしてもCanonのレンズの場合、カタログに防塵防滴かどうかが記載されているので、それを見ればすぐわかります。Lレンズをお持ちの方は一度確認してみてくださいね(*’▽’)
キヤノン:EFレンズ/EOS アクセサリー カタログ
Nikon
Unsplash / Pixabay
先程『Canonのレンズは防塵防滴かカタログを見ればすぐわかる』と書いたんですが、Nikonのレンズはカタログを見ても防塵防滴かどうか書いてません。Nikon自ら防塵防滴と謳うレンズってないんですね。

一応24-70mm F2.8は防塵防滴と書いてあるサイトを見つけ、色々調べていくと、マウント部分のフチがゴムで囲まれているものが防塵防滴であるという説を耳にしました。

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上の写真の赤い矢印が指している部分が柔らかいゴムになっていて、レンズとボディの接続部からチリとホコリの侵入を防ぐ…という話。

私の持っているAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8Gと20mm f/1.8Gはこのゴムがありました。そしてD5500のキットレンズであるAF-S DX NIKKOR 18-55mmはこのゴムがありません。

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写真だとわかりにくいんですが、左のレンズにはマウントのフチに何もなくて、右のレンズにはフチにゴムの囲いが施されています。

Canonの場合、APS-C用レンズは防塵防滴でなく、いわゆる大三元レンズや小三元レンズは防塵防滴でした。このゴムの有無を見ていると、Nikonもそんな感じなのかな…と思いますがこの点は憶測にすぎません。

ボディに防塵防滴と表示するならレンズにも表示してほしいですねNikonさま(´・ω・)

どうする?一眼レフの防水対策

防塵防滴のボディを使っていても使っていなくても、カメラの水濡れはやっぱりできる限り避けたいもの。

ちなみに私が防水対策を練ってまで撮りたいのが、東京ディズニーシーの『ミニーのトロピカルスプラッシュ』という夏季限定ショー。

一応防塵防滴と言われるボディもレンズも持っているのですが、果たしてその性能にお任せしていいものなのでしょうか!昨年の写真を見てみましょう!

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Canon&Nikon『 ふ ざ け ん な 

どっからどう考えても、メーカーさんの予知していないレベルの水攻撃な気しかしません(*’▽’)そもそもこんなところに一眼レフ持っていくなという話なんですが、撮りたいんだものしょうがない。

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この消火器みたいなホースでの水攻撃が20分くらい続くショーです。パンツまで濡れるし、iPhoneなんてポケットに入れてたら即お陀仏だろうし、化粧も落ちるくらい水がすごいので、隣にいた彼女の化粧が落ちて『どなた様ですか?』となることもあるそんなショー。

実は去年防水対策をあれこれ考え実践し、見事私の一眼レフ(Nikon D5500・防塵防滴非対応)はこの水攻撃から無事帰還しています。ただ今年はカメラをさらに大きいフルサイズ(D750)に買い替えたので、防水グッズも新調しなければいけないんですね。

ということで、ここからはお手軽な防水対策からちゃんとした対策まで、経験も踏まえながら書き進めることにします。
お手軽防水①ビニール袋を活用する …費用0円
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適当な大きさのビニール袋の底の部分に上の画像の赤線に沿って切り込みを入れ、レンズに合わせてその穴を広げてカメラやレンズに水がかからないようにするという防水方法。

この方法のメリットとしてはなんといっても手軽。急に雨に降られた!という時も、近くのコンビニで買い物をした時に貰うレジ袋でササッと防水カバーを作ることが出来ます。

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ただこの方法だと、ファインダーを覗く窓が付いていないので、撮影しようとするとカバーした部分を上のようにめくれ上がらせる必要があるんですね。これでは水が入ってしまいかねません。

後に紹介する防水グッズもとんでもなく高いお値段ではありませんし、一眼レフが壊れた時の修理費の方が防水グッズより高いと思います。

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緊急回避として是非覚えておきたい防水方法ですが、あんまり人にお勧めはしたくない方法。せっかく大事なカメラですし、できればもう少しちゃんとしたグッズで対策してあげたいですね。
お手軽防水②カメラ用のレインカバーを買う …費用2000円弱
①よりも安全性が高いのが、市販のカメラ用に作られたレインカバーを購入すること。

例えばこんなやつです。

私が昨年使っていたエツミのレインカバー。私はもう一回り大きいものをチョイスしたんですが、これでも小型APS-C機とキットの望遠レンズくらいなら収まります。

このレインカバーはレンズとゴム部分が密着することによってカメラへの水の侵入を防ぐんですが、このゴムがフォーカスリングに引っかかってリングの動きを妨げることがあったのがちょっとネック。何度か『ガガッ』という不穏な音を聞きました。

ただこのゴムがあるおかげでレンズと防水カバーの隙間がなくなり、水の侵入を防げるので、こればっかりはしょうがないですね(´・ω・)

オートフォーカスリングにゴム部分が触れないように、装着の仕方にちょっとコツが要るのですが、このお値段でしっかり防水してくれるのは有り難いですし、1つ持っていて損はないアイテムだと思います。
防水③メーカー純正のレインカバーを使う
Umbrella
先程紹介したのはエツミというメーカーのレインカバーでしたが、一眼レフのメーカーもそれぞれ純正のレインカバーを出しています。

私は今年からフルサイズのボディに変わっているので、少し大きめのレインカバーかつよち信頼のおけるものを…と思い、ちょっとお高めのメーカー純正品も視野に入れて探しています。
Nikonの純正レインカバー


Nikonのカメラを使っているので、純正のレインカバーは最もフィット感がありそう。マジックテープを使ってカメラやレンズを水から守ります。純正なのにお値段も3000円とそう高くありません。

ただ、ファインダーやモニターをレインカバー越しに見るための透明窓が大きすぎることと、腕を差し込む部分がゴムになっているのが気になります。カバーの中の湿気が上がると、せっかくの透明窓が曇って意味を成しませんし、そのあたりがちょっと悩ましいですね(´・ω・)

また腕の部分がゴムになっているのは、水の侵入を防ぐためなのはわかるんですが、別に要らないかなぁと思ったりもします。
Canon純正レインカバー


腕部分がゴムで締め付けられてないのがうらやましい、Canon純正レインカバー。これを購入する際の注意は、Canon自らこの商品がAPS-C機非対応と言ってる点です。

純正が使えないとなるとCanonのAPS-C機ユーザーは先ほどのエツミが第一候補になりそうですね。

筒全体を包み込む形でレンズを自ら守るカタチ、日差しの下に出しても熱を吸収しなさそうな白色など、NikonユーザーでありながらCanonのレインカバーの方が好きなんですが、私にとってネックなのが、Canon製品がNikon製品の大きさに合うのかという点です。

また、防水カバーに9000円っていうお値段設定もちょっとためらっちゃうポイントの一つです(´・ω・)
余談:Velbonのレインカバー
調べていて気になったのがVelbonのレインカバー。

Velbonというと三脚のイメージが強いんですが、レインカバーも作っていたんですね!

かなり大きめサイズらしく、『大は小を兼ねる』と言えないレベルなのだとか。小型APS-C機には不向きですが、大きいフルサイズを使う人には良さげなカバー。お値段もそんなに高くなくていいですね。

こちらは上記2つと違って両手を差し込んで撮影ができるタイプのレインカバーなんです。

この両手が差し込めるスタイルの利点が、直接カメラのボタンの操作ができること。ただ直接触れるといってもカバーされている時点でどこが何のボタンなのかは見られないし、結局同じな気もします(´・ω・)それに手が2つとも防水カバーの中に入ると湿気も相当なものになりそうで、不快感も伴うかなぁと思う点も。うーん難しいですね。

一眼レフの防水対策はカメラが濡れないことよりもアフターケアの方が大事だと思う!


昨年の夏、エツミのレインカバーで防水をしながら撮影して感じたのが、防水カバーの中の湿気がかなり高くなること。

レインカバーの中に撮影のため手を入れることが多いですし、カバーの中は人の体温であたたかくなっています。そこに冷たい水がかかった場合、一気にカバーの中の温度が下がり、水滴が発生するというわけです。

これじゃ外からの水を防御しても意味ないじゃんと突っ込みたくなってしまうのですが、かといって水にカメラを晒すのは避けたい。なので防水カバーはあった方がいいと思うんです。

ただカメラは湿気に非常に弱いもの。普段使わないときはドライボックスに入れて保管されている方が多いと思いますが、部屋の湿気ですら敵となるカメラが、カバーの密封された湿気にダメージを受けないはずがないんですよね。

なので、やむを得ず防水カバーを使用する場合は、アフターケアを入念に行ってあげる必要があると感じています。
長時間防水カバーに入れっぱなしにしない
長時間防水カバーという湿気ムンムンの場所に入れておくと、防水してるのか何してるのか分からなくなるので、カメラを防水カバーに入れたまま放置するのは避けましょう

ディズニーの夏イベントの場合、防水カバーを使用される場合はショー開始直前に装着するか、セットだけして完全にカバーをかぶせるのは開始直前、とするのがベターかなと感じます。
乾いた布でしっかり拭いてあげる
防水カバーから出したらしっかりと乾いた布で拭いてあげましょう。
家に帰ったら必ずすぐにドライボックスへ!
防水カバー内の湿気は人が思うよりもカメラにとっては酷なものだと思います。防水して写真を撮り、その後カメラの動作に異常がなくても帰宅したら放置せず、早めにドライボックスへ入れてあげることをおススメします。

ドライボックスが必要か分からなくてまだ買っていないという初心者さんは、そこまで高いものではないですし、早めの購入をオススメします。持っているという方も乾燥材の期限切れにはくれぐれもご注意を!

おわりに

今のところCanon純正品とNikon純正カバーで迷っているのですが、お値段の面(Canon…9000円 Nikon…3000円)と、単に私がNikonの一眼を使っているのでなんだかんだNikon純正のレインカバーを選ぶことになりそうです。

さてさて、何かお探しの情報は見つかりましたでしょうか?

一部では『防滴と書いていなくても防滴性能がある』とか、『防水と書かずあえて防滴と書いているのは保証の時のメーカー負担が大きいからで、実際は水に対して問題ない』という人もいるようなんですが、そうはいってもカメラは精密機器。水は大敵です。

私がこの記事で紹介した防水対策も『気休め』に過ぎないと思いますし、これらのカバーはやっぱり撮る上で不便です。モサモサしてますからね。

水がきらめく中を全力で撮りたい場合は間違いなく防水カメラを購入した方が良いです。一眼レフを水没させたときの修理費を考えると、防水カメラ1台のお値段の方が安いかもしれません。今回紹介したカバー類も自己責任でお試しくださいね(*’▽’)

最後まで読んでいただきありがとうございました!