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私がイタリアを撮り歩いて気付いたレンズ・機材のあれこれ全部まとめてみた!

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今年の夏休みは一眼レフ片手にイタリアを旅した私。どのレンズを持って行くのがベストなのか分からなかったのでとりあえず全部持って行ったのですが、全く使わなかったレンズもあれば大活躍したレンズもありました。

というわけで、今回はイタリアで撮り歩いてみて私が感じたことを色々書き出してみたいと思います(*’▽’)

目次

私がイタリアを撮り歩いて気付いたレンズ・機材のあれこれ全部まとめてみた!

私がイタリアに持って行ったレンズ

旅行に出発する前にカメラバッグの中を公開する記事を書いたんですが、読んでないよ!という方のためにまとめると、

  • AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED(標準ズーム)
  • AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED(超広角レンズ)
  • SIGMA 15mm EX DG DIAGONAL FISHEYE(魚眼レンズ)
  • Voigtlander NOKTON 58mm F1.4(単焦点)

の4本を持って行きました。なお使用したボディはNikon D750です。

一番使った焦点距離はどれ?

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『イタリアではこのレンズがよかった!』とだけ書いてもイマイチそのレンズの必要性が伝わらない気がするので、まず最初に今回私が撮った写真の焦点距離ごとの枚数を見ていきます。

これを見ると、全728枚のうち約半分の319枚が20mmもしくは24mmの超広角で撮られたもの。26mmから50mmが248枚、50mmから70mmまでが110枚、そのうち55枚は70mmで撮られたものでした。圧倒的超広角率。

これを踏まえて、実際に行ってみてイタリアにはどのレンズを持って行くべきか詳しく述べていきたいと思います(*’▽’)

イタリアでは超広角レンズが必須だった

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約半分の写真を20mmか24mmで撮っていた私。イタリアの街並みの魅力をそのまま切り取るには超広角レンズが必要不可欠だと感じました。

都市別に見ると、ベネチアでは2日間で撮った362枚のうち161枚が、ローマでは265枚のうち109枚が超広角。

撮っていた感覚としてはベネチアよりもローマの方が超広角の必要性を強く感じました。

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私が持っていたレンズの中で一番広角なのは20mm(APS-Cの場合13mm)だったのですが、教会内部とかだと20mmでも狭い、もっと広さが欲しいと感じたほど。

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ベネチアは街並みを切り取るので、あまり広すぎるとかえって使い勝手が悪いこともあったんですが、ローマは建物のスケールが違うので、超広角がないと撮れないものがかなりありました。

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イタリアに行ったら色々食べ歩きたい!と考えている方も多いはず。街で出会った食べ物も旅の大切な思い出ですが、手に持ったまま撮るのって意外と難しい

こういった時にも便利なのが超広角。視野よりも広い範囲を写してくれるので、すぐ近くにある食べ物も適切な距離感で撮ることができで大変重宝しました。

望遠側は70mmあれば十分だった

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今回の私の持って行ったレンズは70mmが望遠端だったのですが、70mmで『足りない!』と思うことは一度もありませんでした。

上の写真はサンマルコ広場の展望台(大鐘楼)から見下ろしたベネチアの街なのですが、70mmでここまで寄れます。

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APS-C機のキットレンズは換算82.5mmですし、特にこだわりがないのなら、キットの標準レンズで十分対応可能でした。

ローマでは意外と魚眼レンズが活躍

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Twitterのプロフィールに『魚眼愛好家』と書いているほど魚眼レンズが好きな私。使うことがあるかも!と今回もカバンに魚眼を忍ばせていたんですが、ベネチアでは一度も使いませんでした。

このまま使わず終わるかなーと思っていたら、バチカン市国で魚眼がピッタリハマったんです。

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ドーム状の建物内部を撮る時にはしっくり馴染む魚眼レンズ。超広角じゃ足りないな…と思った時に付け替えると、良い味出してくれました。

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コロッセオの内部も超広角よりもさらに歪む魚眼の方がかえって馴染んだり。

わざわざ旅行のために買い足すほどではありませんが、もし既に持っていて鞄に余裕があるのならば連れて行くことをおススメします(*’▽’)思いがけぬところで良い1枚を生み出してくれます

単焦点レンズは使わなかった

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たぶん使わないだろうなと思いつつ、でもボカしたくなることもあるかなと思い、一応持って行った58mmの単焦点レンズ。結局一度も使うことなく終わりました。

この単焦点レンズを使わなかった理由は、私の標準ズームがF2.8通しだったのでズームでありながらボカせたというのもあるのですが、まずやっぱり旅先でのレンズ交換が面倒だったこと。

イタリアは治安の悪いと聞いていましたし、レンズが盗まれることは勿論、レンズ交換している間にスラれるんじゃないかと結構ビビってました。でも実際行ってみると思っていたよりは治安も悪くなく、落ち着いてレンズ交換をする余裕もあったんですね。

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でも歩いていくとどんどん変わる新鮮な景色を目の前にして、そこでレンズ交換に気を取られるのが面倒かつ勿体なく感じられて。これが私が単焦点レンズを使わなかった理由のひとつです。

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加えて、そもそも単焦点レンズのF1.8やF1.4といった明るさを用いてまでボカしたいものがなかったのも理由の一つ。ボカしすぎるとせっかくの旅先の雰囲気までボカしてしまいますし、キットレンズの開放値であるF3.5あれば十分という印象。

単焦点レンズはイタリアに行くときはレンズの候補から外して問題ないと感じました。

イタリアの夜は三脚が必須

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イタリアを実際に撮り歩いてみて、予想と違ったのが夜景の暗さ

自分の眼で見ると、もうそれはうっとりするほどしっとりと品のある夜景。でも撮るにはかなり暗い。

しっかりと撮りたい方は三脚を持って行くことを強くオススメします

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私自身ものすごく面倒くさがり、かつ荷物が増えるのが嫌なので三脚自体あまり好きではありません(´・ω・)

それで以前『三脚が使えない時に手持ちで夜景を綺麗に撮る方法!』という記事を書いたんですが、イタリアの夜景は高感度やRAW現像でどうにもできない

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暗いだけでなく、イタリアのライトアップは日本のものと比べて明るい場所と暗い場所でかなりムラがあるのもイタリアの夜景の難しさのひとつだったり。

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ただ三脚って荷物になりますし、それをずっと持ち歩くのも億劫。

私たちもずっと三脚を携帯するのはさすがに嫌なので、昼間はホテルに置いといて、夕方一度ホテルに戻ってきて夜だけ持ち歩くようにしていました。少し手間かもしれませんが、この方が結果的に快適に旅を楽しめました(*’▽’)

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現地に着いてから『三脚持ってきといて本当よかったねー』と3回くらい言っていた私たち。夜撮ろうとしてビックリする可能性もあるので、『最悪使わなくてもいいや』くらいの感覚でいいので三脚をスーツケースに入れておきましょう!

なお折りたたんだ状態で60cmを超える三脚は飛行機に持ち込むことができないので注意が必要です。

観光地をしっかり綺麗に撮るなら『朝活』が吉!

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世界屈指の観光大国であるイタリア。世界中から観光客が集まりますし、当然観光地なんてどこもごった返しています。でも人が写り込みまくった写真ってあんまり綺麗じゃないんですよね。

ここ最近『婚活』とか『アイカツ』とか『○○活』がやたらと流行っていますが、イタリアで綺麗に写真を撮るなら『朝活』がオススメ。上の写真は朝8時のスペイン広場なんですがほとんど人がいないのでゆっくり撮れました。

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こちらは朝9時15分のローマ・パンテオン。

朝活すると人の写り込みのない綺麗な写真が撮れるのは勿論、写真だけでなく観光そのものをゆっくり楽しめました

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とはいえ朝活しないとどれくらい変わるのかイマイチ分かりませんよね。上は朝8時40分のトレヴィの泉。この時間だとまだまだ人がいません。

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午後4時にはご覧の通り。人がゴミのようだ。

欧米からの観光客は非常に朝食をゆっくりとるので、朝9-10時くらいから活動し始める方が多く、その時間帯あたりから上みたいな感じで大混雑し始める印象。

ゆっくり撮り歩くなら、写真に関係なくゆっくりじっくりイタリアの街を観光したいのであれば積極的に朝活しましょう(*’▽’)

オススメの朝活は『朝焼け』

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さらにもう一段階早い朝活を頑張れば、こんな幻想的な瞬間にも出会えるかもしれません。そう、朝焼けです。

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私たちが訪れた時の日の出は朝6時20分頃。適当な思い付きで朝焼けを狙いに行ったんですが、ちょっと早起きを頑張るだけでこんなに素敵な瞬間に出会えるとは思っていませんでした。

滞在中ずっと早起きしてきましたが、この朝焼けを見れたときの感動は今も忘れられません。朝活はいいぞ。

まとめ

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色々書いてきましたが、一度ここでまとめてみます。

  • 超広角は是非とも持って行こう
  • 望遠レンズは必要ない
  • 単焦点レンズは無理に持って行かなくてもいい
  • 三脚はマジであった方がいい
  • 朝の方が格段に撮りやすい

こんな感じですね。この5つの中で最後にもう一度主張しておきたいのが、やっぱり超広角三脚です。

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正直20mm(APS-Cだと13mm)でも広さが足りないと感じる風景がたくさんあったイタリアの旅。

『イタリア レンズ』等のワードで検索すると『旅行のためにレンズを買い足すか迷っている』という相談ページを見かけます。そこでよく『高倍率ズームかな…』という意見を目にするんですが、イタリアのためにレンズを買い足すなら望遠側に幅を広げるのではなく、広角側に広げた方が絶対に後悔がないと思います。

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そして、三脚ももう一度言っておきたいポイント。

特にベネチアに関してはパンフレットとのギャップがなかなかすごくて驚きましたw

もちろんこの派手すぎないライトアップこそがベネチアの街の美しさをより引き立ててくれるのですが、手持ちで綺麗に撮るのはほぼ不可能と言い切っていいでしょう。

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三脚三脚と言うけれど、イタリアで三脚立てて危険じゃない?そもそも三脚立てている人なんているの?と気になる方もいるはず。

私自身も現地に行くまでは『イタリアまで来て三脚立ててる人なんていないだろうし…使える雰囲気なのかな…』と思っていたんですが、実際行ってみると三脚使っている方かなり見かけました。

ただ勿論のことながら、身の回りの物や不審な人物がいないかは注意して三脚を立てるべき。またサン・ピエトロ大聖堂など三脚の使用が禁止されている場所もありましたので、必ず確認してから使うようにしましょう(*’▽’)

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かといって、全部が全部三脚を立ててもいられません。しかし、イタリアの夜は絞らなくてもISO1600-2500は必要になってしまうような暗さ。ちなみに上の1枚はISO2500です。

綺麗に夜のイタリアを収めるのであれば、RAWで撮っておいて帰国後に現像でノイズ除去するという方法も視野に入れておくと良さそうです(*’▽’)

おわりに

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観光に関する情報は沢山あるのに、その街を撮るために必要なレンズや道具についての情報は意外と少なくてこの記事が、これからカメラ片手にイタリアを旅される方の少しでもヒントになればうれしいです(*’▽’)

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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