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軽くて頼れるトラベル三脚!私がManfrotto Befreeを選んだ理由を語ってみる

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長時間露光をしたり、ピントや構図をしっかり合わせられたり、写真の幅をグッと広げてくれるアイテムである三脚

カメラを手にする前は三脚なんてどれも同じようなものだと勝手に思っていたんですが、一歩足を踏み入れてみるとそこはまるで沼。びっくりするほど沢山の種類がある。

というわけで、今回は数ある三脚の中から私が相棒に選んだManfrotto Befreeの魅力について語ってみたいと思います(*’▽’)

目次

私がManfrotto Befreeを選んだ理由を語ってみる!

私の理想の三脚ってどんなの?

私は今までメインにVANGUARD ALTA CA 203APHを、旅行や携帯用としてVelbon ULTREK UT-43Qという三脚を使っていました。

2つともすごくいい三脚なんですが、使い続けるうちに私の撮影スタイルに合わない部分が見えてきたことが今回新しい三脚を探し始めたきっかけでした。まずはこの気になった事柄を軸に、私の理想の三脚の条件をまとめてみたいと思います(*’▽’)

1.小型軽量

メインとして使っていた三脚は重さは1.43kgと三脚にしてはそんなに重くないんですが、長さが58cmで持ち歩きには不便でした。

撮影地に行くときは徒歩が多いのと、旅行先にも三脚を持って行きたい私にとって理想なのは気軽に持ち出せる携帯性に優れた三脚。そのため小型軽量であることは必須です。

2.耐荷重3kg以上

小型軽量だけなら今あるトラベル三脚でいいんですが、ただ軽いだけでは今の私には合わないんです。

というのもUT-43Qの耐荷重は2kg。かつて使っていたミラーレス一眼やD5500のような小型一眼レフであれば全く問題ないんですが、今メインで使っているのは大きくて重いフルサイズ機。今使っているカメラとレンズには約1.6kgなんていう組み合わせもあります。

でもそれならUT-43Qでもセーフじゃん!と言いたくなるんですが、耐荷重はあくまで『耐えられる重さ』にすぎないので、安定性や安全性にはかなり不安がある。そのあたりのことも考えて、新しい三脚には3-4kg以上の耐荷重は欲しいところです。

3.自由雲台

もうひとつ私が重視したいのが雲台。雲台とは、カメラを載せて角度や向きを調整する部分のことです。

カメラを載せる部分なんてどれも同じかと思っていたんですが、実は結構違いがあります。実際VANGUARDの三脚は2本のハンドルを使って角度調整するタイプ。それに対し、Velbonの三脚はボールのような部品をぐるぐる動かして調整するタイプでした。

両方使ってみて後者の方が私に合っていたので、新しい三脚はボールの自由雲台で探したいなと考えていました。

Manfrotto Befreeのここが魅力的!

圧倒的に軽い!小さい!

Manfrotto(マンフロット)とは、イタリア生まれの写真撮影用機材メーカー。そのマンフロットが出しているトラベル三脚シリーズがBefreeです。

そしてBefreeの中でもまたいくつか種類があって、今回私が選んだのは最も軽いモデルであるBefree Carbonで、その重さなんと1.1kg。軽い!私の体重くらい軽い!

ただ、携帯性は軽さだけじゃなくて長さ・大きさも大切な要素。左から今までメインで使っていたVANGUARDの三脚、このManfrotto Befree、Velbonのトラベル三脚を並べたのが上の写真です。

ただ三脚を並べるだけだと少し分かりにくいかなと思って、一番端に500mlのペットボトルも置いてみました。ペットボトル2つ分弱くらいの長さですね(*’▽’)

畳んだ状態で並べるとVelbonの小ささが際立って、Manfrotto Befreeってあんまり小さくなくない?と思われるかもしれないんですが、実際に伸ばして比較してみると、Velbon(※右端の赤い三脚)の方は明らかに脚が細い羨ましい。

UT-43Qはコンパクトに畳めるように脚が6段に分かれており、下にいけばいくほど脚が細くなっています。この『段』を増やすことでよりコンパクトに畳むことができる反面、耐荷重や安定感は犠牲になってしまいます。

Manfrotto Befreeは4段なので、畳んだ時はUT-43Qより少し大きさがあることは確かなんですが、重さは20gしか変わらないこととしっかりとした脚を考えたら相当小型軽量だと思います。

なお、全伸高123cm、センターポールを伸ばしきると142cmと、こちらもトラベル三脚としては十分すぎるほど十分です(*’▽’)

耐荷重4kgで抜群の安定感

これだけ軽いと耐荷重は大したことないのでは?と疑いたくなってしまうんですが、私の条件を上回る4kg。今までトラベル三脚には怖くて載せられなかったD750+24-70mm F2.8も安心して任せられます。

また、三脚を使って快適に写真を撮影するには耐荷重だけでなく安定感も大切。今まで使っていたトラベル三脚は、先ほど見た通り脚がかなり細く、構図の都合で脚の開き方がアンバランスになると一気に不安定感が増してしまうのが悩みの種でした。

でもManfrotto Befreeなら、カーボン素材で作られたしっかりとした脚と、特許を取得したという自由に動く脚セレクターのおかげで、多少無理な体勢を取らせてもしっかり安定

アルミ素材と比べ、カーボンは風などで三脚が揺れてしまっても揺れが収まるのが早いのも嬉しいポイントです(*’▽’)

自由雲台も使い勝手◎

私が今回新しい三脚を選ぶ上での条件のひとつだった自由雲台。ちょっとした微調整もスムーズですし、ハンドル式の三脚に比べてよりコンパクトに収納できるのも嬉しいポイント。

また、クイックシューを採用しているので、三脚へのカメラの取り付け・取り外しがスムーズにできます(*’▽’)

これまで使っていたトラベル三脚のクイックシュー(左)は、固く締めすぎるとコインを裏面の溝にはめ込まないと外せないのが地味に不便でした。

でもこの三脚のクイックシュー(右)は引っ掛けのような部品がついているので、わざわざ財布からコインを出さなくても取り外すことができるのも、些細なことではありますが助かっています(*’▽’)

最初からこれを買っておけばよかった

この三脚を手にするまでの私は、大きくて重くて持ち運ぶのが面倒だし、三脚を立てることも私にとっても周りにとっても邪魔なように感じて、正直三脚があまり好きではありませんでした。

特にフルサイズを使い始めてからは、今までよりもノイズを気にせず高感度が使えるようになったことで、正直三脚はあってもなくてもどっちでもいいやと思ってました。

とはいっても、やっぱり高感度で撮る写真と三脚を立てて撮った写真って全然違うし、三脚を使わないと撮れない写真もたくさんあるのも知ってる。

やっぱりちゃんとした三脚を持っておくべきだと思うけど、でも三脚はやっぱり苦手。そう悩んでいるときに出会ったのがManfrotto Befreeだったんです。

三脚は持ち運びにくいという印象を180度変える携帯性、小型の三脚で重い機材は無理というイメージを打ち壊す耐荷重と安定感。

今まではできる限り持ち運びたくなかった三脚を『とりあえず持って行っとこう』と気軽に持ち出せるようになって、三脚を使わないと撮れない写真に挑戦したいと思うようになったのはこの三脚のおかげ。

正直最初からこれを買っておけばよかった、そうしてれば三脚を使って撮る楽しさにもっと早く気づけたのかもと思えたほど、本当に私にマッチした三脚だと感じます。

Manfrotto Befreeのちょっと気になるポイント

ここまで色々書いてきましたが、私の愛が伝わっていますでしょうか?

もしかしたらこの記事をきっかけにManfrotto Befreeが気になり始めた方や、既に購入を検討していてこの記事をご覧になっている方もいらっしゃるかもしれません。というわけで最後はもう少し具体的な私が実際に使ってみて気付いた点をいくつかまとめておきたいと思います(*’▽’)

実際に載せられるカメラ・レンズの重さ

耐荷重4kgで安定感抜群!と書いたものの、具体的にどれくらいのカメラ・レンズが載せられるのかは気になるところだと思います。

私自身Nikon D750(750g)+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED(900g)の合計1650gの組み合わせを使用しているので、耐荷重としては2kgほど余裕があるもののやっぱり心配でした。

結論から言うと、基本的には問題なく載せることができています。この『問題なく』は、カメラとレンズを載せたときに脚にたわみ・きしみ、ぐらつき等が私基準で感じられないという意味です。ただ『基本的には』と書いた通り、縦構図で固定したい場合は例外でちょっと注意が必要だと感じます。

その理由は、この三脚が採用しているクイックシュー。カメラと三脚の着脱においてはすごく便利なんですが、ぐらつきや傾きなどが起こりやすいというデメリットがあります。

カメラやレンズが極めて重い組み合わせ、特に私が使っているようなボディに比べてレンズの方が大きい『頭でっかち』な組み合わせの場合、カメラやレンズは重力に引っ張られてどんどん下向きになっていきますよね。

クイックシューを着けた状態のカメラが下向きに回転すると、クイックシューは当然緩みます。クイックシューの緩みは、ブレを引き起こしたり、最悪の場合カメラが落下する危険性があります。

あと、上の写真を見てもらえれば伝わると思うんですが、この雲台で縦構図を取ると、カメラの重みは三脚の中心から少し離れたところにかかります。雲台の真上でカメラを縦固定できるわけではない、と書いた方が伝わりやすいでしょうか(*’▽’)

この三脚は自重が1.1kgと大変軽いので、縦構図で脚をしっかり開いて重心の位置を下げるなどしなければ、強風が吹いたときにカメラとレンズの重みに三脚が持っていかれて転倒の危険性も否定できません。三脚の安定感には素材や耐荷重だけでなく、三脚自体の重みも大事な要素です。

まとめると、

  • クイックシューをしっかり閉める
  • 脚を短くしたり、いつもより脚を少し多めに広げて重心の位置を下げること

を気を付けていれば、24-70mm F2.8程度の重量なら縦構図にしても問題ないように感じています。が、これらはあくまで私の個人的な感想にすぎないので、人によって安定感や『これくらいなら載せられる』などの安心感の基準は異なると思います。私はこの辺かなり大雑把な性格です_(:3」z)_

取り付けの不具合等で落下・転倒があっても責任が取れないので、不安な方はお店に展示されているものを触ったり、他の三脚と比較しながら検討されることをおすすめします(*’▽’)

なお、この雲台部分は取り外して自分好みの雲台に交換することも可能です。

Befreeの種類

先ほどちらっと触れましたが、写真撮影用のBefreeには

  • Befree(重さ1.41kg・格納高40cm、耐荷重4kg・アルミ製)
  • Befree one(重さ1.35kg・格納高32cm・耐荷重2.5kg・アルミ製)
  • Befree carbon(重さ1.1kg・格納高40cm・耐荷重4kg・カーボン製)

の3つのタイプがあります。

レビュー等で『種類が違うことを知らなくて、思っていたのと別のものを買ってしまった』といった内容を何件か見かけたので注意してくださいね(*’▽’)

なお、スタンダードとカーボンの300gの差に1万円払う価値はあるのか?と悩まれる方も多いかもしれません。

私は実際お店で触ってみて、300gは小さいようで意外と大きい差だと感じたので、軽さを求めてBefreeを検討するならカーボンを選んだ方が絶対後悔しないと思いますし、1万円多く払った価値はあったと確信してます(*’▽’)

脚のロック構造

最後にもう一点。三脚の脚を伸ばして長さを固定する方式には大きく分けてナット式レバー式の2種類があり、Manfrotto Befreeはレバー式を採用しています。

今回私はこの点をあまり重視してなかったんですが、ここも人によって好みが分かれるポイントだと思うので、できれば両タイプの候補を検討する方がより自分に合った三脚を選べるかなと思います。

ちなみに、この三脚に決めるまでSLIKというメーカーの三脚にするか結構悩んでたんですが、SLIKの方はナット式でした。

最終的には耐荷重とお値段重視でBefreeにしたんですが、上の三脚は冬場でも冷たくならないラバーグリップや、夜間撮影にあると嬉しいLEDライトなど嬉しい機能が盛り沢山で、Manfrottoよりもさらに100g軽いというすごく魅力的な三脚だったので、Befreeの比較候補として大いにアリだと思います(*’▽’)お金があったらこっちも欲しい

結論:軽さにお金をかけるなら最適な選択肢

今回初めてちゃんと三脚を検討してみて感じたのは、『いい三脚』は人それぞれ、お金をかけるべきポイントも人それぞれだということ。そして今回の私にとってお金をかけるべきポイントは軽さでした。

いろんな軽い三脚を比較して悩んだ末この三脚を選びましたが、軽さにお金をかけるならManfrotto Befree carbonはコスパ抜群で最適な選択肢だと思います。軽さ以外にも魅力的なところがいっぱいありますしね(*’▽’)

この記事を読んで少しでも三脚に興味を持たれた方には、自分にとっていい三脚はどんなものなのか自分がお金をかけたいポイントが何なのかをはっきりさせた上で自分にぴったり合う三脚と巡り合って欲しいなと思いますし、もしそれがManfrotto Befreeだったら、この三脚を愛する一人のユーザーとして嬉しいなと思います(*’▽’)

おわりに

最初はただの棒だと思っていたのに、一歩足を踏み入れると本当に広くて深かった三脚の世界。知れば知るほど面白くて、一歩誤ると沼にドボンしちゃいそうでした。

これからManfrotto Befreeと共にもっともっと写真を楽しんでいくつもりですが、沼は沼で楽しそうなので、石油を掘り当てでもしたら片足つけてみたいです←

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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