早く始めるとメリットいっぱい!初心者こそRAW現像すべき2つの理由


先月で私が一眼レフを持って丸1年が経ちました。

今までいろんなものをいろんな方法で撮ってみたり、いろんなレンズを使ってみたり、いろんなツールを使ってみたりととにかくいろんなことに挑戦してきたこの1年間。

その挑戦したものの中には『失敗したなぁ』『もっと早く始めとけばよかった!』と思うものもあったんですが、その『もっと早く始めとけばよかった!』と思うものがRAW撮影なんです。

今回は初心者こそ早く始めるべきRAW撮影のススメを、私の失敗談とともにあれこれ書いていきたいと思います(*’▽’)

RAWってなに?メリット・デメリットは?



RAWとは、写真の保存形式の一種です。

RAWは英語で『生(ナマ)』という意味で、RAWデータは『生のデータ』とも言われます。写真を撮る時にイメージセンサーが感知した光の情報をそのまんまデータとして持って帰ってきてるのがRAWデータです。
JPEGはカメラ内部でRAW現像が成された、完成形のデータ

RAWって何?と思って今この記事を読んでいる方の普段の撮影形式はJPEGというもの。

実は私たちが写真を撮ってる時、カメラ内部ではRAW現像がおこなわれています。JPEGはシャッターを切り、イメージセンサーが感知したあらゆる光の情報をカメラ内部で瞬時にまとめあげて、現像処理を済ませた状態で出されるデータがJPEGというわけです。

こんな風に書くと頭がこんがらがりそうですが、JPEG撮影はカメラに現像を任せる、RAW撮影は本来カメラがおこなう過程を自分でやり、JPEGにするという撮影手法というわけです(*’▽’)
RAW撮影すると何ができるの?

突然ですが、みなさんカレーライスを作ったことはありますか。材料切って、ルーやスパイス、隠し味なんかを入れて煮込みますよね。私が使う隠し味は醤油とウスターソース、はちみつです。

RAWはカレー作りで言うなら材料を切った状態。この後のスパイスの入れ方、煮込み方、隠し味などの工程で自由にカレーを作ることができます。

一方JPEGお店で出てきたカレーライス。福神漬けとか生卵とかを足すことはできても、そのカレー自体を自由に変えることはこの段階では既に不可能ですよね。

RAW撮影・RAW現像ってそういうことで、RAWは材料。JPEGで撮影したときよりも、自由にその写真に味付けし、完成形を自分の思い通りに自由に変えることができるというわけですね。
JPEGをいじっちゃダメなの?
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ここで出てくる素朴な疑問、RAWではなくJPEGをいじっちゃダメなのか。実際どれくらい違いがあるのかということ。

これについては、先日ひとつの記事でじっくり比較検証してみたので、興味のある方は覗いてみてください(*’▽’)
RAWとJPEG、レタッチするとどれくらい差が出るのか私なりに比較してみた!
写真は本当に奥が深いもの。少し慣れてくると、始めた頃とはまた違ったいろんな疑問が湧いてきます。 写真歴丸1年を迎えた私にも、ま...
ちなみに私なりに比較した結果、ちょっとしたお直し程度ならJPEGをいじっても大きく問題はありませんでした。

ただ、色情報がJPEGの場合圧倒的に少ないため、RAWに比べてJPEGのいじれる幅はかなり狭いので、RAWをいじる方が確実に写真のクオリティは上がります。

初心者がRAW撮影に挑戦するメリット

自分の写真の好みが分かる!

RAWという材料を現像という手法で味付けしていくので、写真の明るさはもちろん、色味(ホワイトバランス)、明瞭度etc…と本当にいろんな要素を調整することができます。それを現像の段階で色々いじっていくうちに、自然と自分の写真の好みがわかってくるんです。

写真は現像がすべてではありませんし、すべてを現像に頼るのはどうかな…と思う部分が個人的にあります。

でも現像をしてはじめて『いつも私露出補正かけてるな…』『いっつも暗くしてる気がする…』と気付くこともあります。そしてそれを撮影の段階で設定に反映できるんですよね。

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また、現像していくうちに『私はふんわりとした雰囲気が好きなんだ』『バッキバキの夜景が好き!』という風に自分の被写体の好みも分かってきます。私自身、現像を繰り返すうちに女の子らしい写真が死ぬほど苦手なことに気が付きました。
早い段階からRAWデータで残しておくと、後々それが生き返る!

写真を始めた頃って『現像』というと暗室でやるアレを思い浮かべませんか?私はバリバリのそっち派でしたが、今は現像もデジタルな時代なんですね。

写真を始めて間もないころは、仮に『RAW』という単語を知っていたとしても、『生のデータ』と聞いてなかなかピンときませんし、最初はだれでもJPEGで撮るものです。私だってそうですし、周り見てても大体そんな感じです。

でも写真にハマり始めると、大半の人が『そろそろRAW現像ってのに取りかかってみるか』といって手を出すもの。で現像ってやってみると本当に面白いんですよね。もう何時間でもやっていられます。

ここまで何度も書いてきていますが、RAWデータは『材料』ですから、これからどういう方向で味付けしていくかはパソコンの前に座る自分次第。そしてその味付けによって本当に写真って化けるんですよね。

その”化け”を経験するとこんなことを思う日が来ると思うんです。『昔の写真もいっちょ現像してやるか!』と。

≪その日人類は思い出した。ヤツら(JPEG)に支配されていた恐怖を…≫

いやJPEGは恐怖ではないんですけどね!でもこのRAWに慣れた段階で過去データを振り返ったとき、『ああこれRAWで撮っていれば…』と思うことって絶対に出てきます。

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私自身RAWで撮り始め、現像を開始したのが2016年に入ってからで、去年行ったフランスとかベトナムとか全部JPEGで撮ってたんですね。ああもっと早くからRAWで撮っとけばよかったなぁ…とめちゃくちゃ後悔してるんです(´・ω・`)

先程書いたようにスマホで見たりSNSに投稿する程度であれば、JPEGをいじっても案外めちゃくちゃにはなりません。でもやっぱりRAWを現像する方が、その場所で私が見たそのままの美しい光景の100%を1枚に再現することができます

もしかしたら現像にハマらないかもしれない。でもRAWデータを持っていて使わないことはできても、RAWデータを作ることはもうできないんですよね。

あなたが撮ったその1枚、RAWで撮ったら数年後も『生きた写真』として蘇らせることができます。その当時は『微妙だな…』と思っていた1枚も、現像の腕が上がったときにふとレタッチしなおしてみると最高の1枚になることがあります。

これらが私が初心者だからこそRAW撮影を早く始めるべきだと考える理由です(*’▽’)

これからRAW撮影に挑戦する初心者さんに私が伝えたいこと

ここまで読んできて、私がJPEGで撮り続けて後悔しているのを見てRAW撮影に真剣に興味を持ち始めてくれる方がいれば嬉しいですし、RAWって面倒そうだけどやってみようかな…!という決意の手助けになれていたら本当に書いた甲斐があります。

ここからはこれからRAW撮影・RAW現像を始めようと思っている人に伝えたい注意点やアドバイスをまとめていこうと思います(*’▽’)
全部現像する必要はない!RAWとJPEG同時で保存しておこう
RAW現像を始めるか迷っている方の中には『1枚1枚現像ってめんどくさそう…』と思う方もいらっしゃると思うんですが、全ての写真を現像する必要は全くありません

RAWのみでの保存も選択できますが、現像を楽しむためにはJPEGとの同時保存がオススメです。

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私自身このブログに載せている写真の中には、上の1枚のように現像していないものが結構あります(Lightroomで現像はせず名前だけ入れています)

JPEGで同時保存することによってスマホへの転送も容易になります。撮ってすぐSNSに投稿したい!そして後日完成形を披露したい!なんてことも同時保存ならできちゃいますし、不必要な現像の手間を省くことができます。
RAWとJPEGの同時保存には大容量のSDカードが必要
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ここまでRAWのメリットばかりを書いてきましたが、RAWにはもちろんデメリットもあります。それがデータの大きさです。

JPEGは撮影した後にカメラ内部で光の情報をまとめて1つのデータとして保存しますが、RAWはまとめることなくそのまま保存することになるので、まとめないと当然かさばります。つまり容量がものすごく大きくなるんです。

RAWのデータ1枚あたりの大きさはおよそ26,7MB、対してJPEGは8,9MBくらいが平均だと思うのですが、常にRAWとJPEGの同時保存をしようと思うと16GBのSDカードでは足りない場合も出てくると思います。

よって大容量のSDカードへの買い替えが必要になってくる場合があるので注意が必要です。

私は6泊8日の海外旅行(フロリダ・WDW)の際、全ての写真を同時保存で残したかったため、思い切ってSanDiskの64GBのSDカードに変えました。
現像ソフトはどうする?
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RAW現像にはPC現像ソフトが必要になります。

PCは私の4GBのモバイルノートでも一応しっかり動作はしてくれています(*’▽’)もちろん大きなメモリであればあるほど良いです。

また、そもそもRAWは『光の情報』にすぎず『完全な写真』ではないため、PCに取り込んでも表示されず、専用のソフトで開かないと写真の確認ができません。

CanonやNikonはそれぞれ純正の現像ソフトを無料配布しています。

私も初めてのRAW現像はNikon純正の現像ソフトであるCapture NX-Dを使っていたんですが、無料なのでしょうがないんですが、これらの写真は操作や完成する写真がものすごくもさっとしてるんですよね。

スクリーンショット (2)
現像ソフトっていろんなものがあって、その中でも圧倒的に支持を得ているのがAdobe Photoshop Lightroomという有料の現像ソフト。

パッケージ版と月額980円(税抜)の2つの料金形態があり、私が使っているのが後者の月額制、フォトグラフィー・プランです。

最初は操作に慣れなくて挫折しかけたんですが、さすがは有料ソフト。やれることの幅が全然違うし、写真の出来上がりもすごくスマート。Lightroomに変えてから写真が楽しくなり、軌道に乗ってきたように思います。

これからRAW現像初挑戦!という方は、メーカー純正のソフトから始めてもいいんですが、Lightroomが無償体験版を配布しているので、まずはLightroomで試してみるのがオススメです。

そこであらゆることをやってみて、Lightroomを選ぶか、そこまで凝らない・無料で良いかどうかを決めるのが近道だと思います。

ちなみに私はもっと早くLightroom始めとけばよかったと後悔しています。なんだかこの記事で私後悔しかしてないですね;つД`)
『こんな写真にしたい!』を頭の中でイメージしながらシャッターを切ると現像がうまくいきやすい!
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現像に取り掛かる時に、ただ『なんとなくこんな感じかな』を写真をいじっていくと、自分の中で現像の『終着点』がないので、無意識に現像をしすぎてしまって、現実の風景とかけ離れた、不自然な写真になってしまうことがあります。

私自身ついこの間までは『なんとなく』で現像していたので、やりすぎた現像になりがちでした。やりすぎた現像には良くも悪くもインパクトがあるので、ついつい癖になってしまいますし、現像に頼り過ぎて、写真がどんどん下手になっていきます。

『やりすぎた現像』を防ぐには、どんな風に仕上げたいかをイメージしながら撮ることが大事だと思っています。

現像を『写真を劇的に変えるツール』と思わずに『自分が見た景色とその感動を再現するツール』と思って、自分が撮影時に見た美しい景色を現像の『終着点』とすることでゴテゴテの写真から離れることができると思います(*’▽’)

おわりに

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小学生の頃、『おうちに帰るまでが遠足です!』と先生に言われたことがある方はいませんか?

遠足に関しては私はおやつはバナナに入らないと思っているのですが、写真の世界においては『現像までが写真です!』と言っていいと思っています。

どうしても現像を始めると写真が現像頼みになることは私自身否定できないんですよね(´・ω・`)現像も写真撮影のひとつなので大事にしたい過程に違いないのですが、撮影の段階でもしっかりベストを尽くしておくべきなんですよね。

ただ、撮るのは人間ですし、いつでもミスなくその場に適した設定で撮れているとは限りません。カメラもすんごく賢いものとはいえ、設定がイマイチなこともあるでしょう。そんな時現像ができるとすっごく安心なんですよね。


現像を積極的に続けていくかどうかは人それぞれですし、自分が楽しく写真を続けられる方を選ぶべきなので、『写真が趣味とか言っときながら、現像してないなんてありえない!』と言うつもりは全くありません。

けれど、写真を趣味にするのならひとつの引き出しとしてRAW撮影・そしてRAW現像はぜひぜひ早い段階からトライしてください!

その『引き出し』はきっとあなたのカメラライフを豊かにしてくれること間違いなしですよ(*’▽’)!

最後まで読んでいただきありがとうございました!