写真が上手くなるために必要なのは、機材や知識よりまず『行動力』だと気付いた話。



写真がうまくなりたい初心者のみなさん、どうもこんにちは。meguです。



先日、兵庫県朝来市・大町藤公園で藤のライトアップを撮ってきたという記事を書いたのですが、その際数人のTwitterのフォロワーさん、そのさらに知り合いの方と撮影をご一緒させていただきました。

みなさん大手の写真共有サイトにシェアされた歴をお持ちの本当に写真の上手な方ばかりで、いつも一人で適当に撮っている私がここにいていいのかしら…という思いでいっぱいだったのですが、会話をしていくうちに私とその方々とのある決定的な違いがあることに気付いたんです。



家に帰ってしばらく考えてみて、その違いが『行動力の差』であることがハッキリ自分の中でまとまったので、あれこれ書き留めていこうと思います。


上手な写真を撮る人はすごく『行動』している




まず驚いたのが、実際にお話ししている時に聞いた『車で2時間くらいなら””すぐ””』『三重から兵庫までこのために来た』『片道4時間くらいかかって撮りに行ったこともあった』という発言。びっくらこいた。



言われてみればTwitterでフォローさせていただいてる写真の上手な方々も、気付いたら東北にいたり気付いたら近畿にいたり、また気付いたら北陸にいたり…と『この人どの県在住だっけ…?』と思うほどとにかく行動範囲が広い方ばかり

また、『え、こんな時間に?』という早朝や深夜に写真撮ってるという内容のツイートされているかたも多くいます。

さらに『○○というところに写真を投稿している』『△△で入賞した』と、自分の写真を公開し投稿して自分の写真を見てもらおうと意志が本当に強い

まとめると、本当にすごい写真を撮る人は、まずその行動力がすごいんですよね。



この記事で私が言いたい『行動力』は『何百キロも移動する力』という意味ではありませんし、また入賞狙ってフォトコンに応募しようということも言いません。



私自身、下宿の大学生なので車はありませんし、元々面倒くさがりだし、深夜で女一人で写真を撮るのは怖がりなので出来ません。自分にできないことを勧めはしませんし、無理をしてまで写真を撮る必要はないと思っています。


写真を撮るために大事なのはテクニックじゃない



私自身そうでしたが、『写真 上達 テクニック』と調べたことがある人はいませんか?テクニックがあって、それを使えるようになれば上手に撮れる。そう思ってしまったことありません?

調べれば沢山出てきますが、ある程度写真を続けた今だからこそ思うのが、いつでもどのタイミングでも上手に撮れるテクニックがあれば苦労しない

『テクニック』と呼べるものは無いに等しいと感じます。



上手な人は上手な写真を撮れるテクニックではなくタイミングを知っていて、また上手な写真が撮れる場所を知っている。逆に言えば、いつでもどこでも上手な写真が撮れるわけではないことを知っている。だから『どこでもドア』の存在を疑うレベルで、彼らは全国各地を飛び回ってるわけです。



とにかくたくさん撮っていく過程においてどの時間が映える写真が撮れて、どんな構図が魅力的で…と実践していくうちに初めて『そのシチュエーションに適した設定』が生まれてくるわけで。それの最後の部分だけ得たとしても使いこなせるわけもなければ、上手な1枚が撮れるわけもないんです。


初心者の写真の上達のために必要な『行動力』は4つ!



確かに北海道に行けばいい1枚が撮れるだろうけれど、現実的にはそんな飛び回るのは厳しい。じゃあ自分は一生上手な一枚が撮れないのかといえば全くそうではない。

今回お会いした人、またいつもツイートを拝見している上手な人の行動をあれこれ考え、『初心者でもできる、写真の上達のために必要な行動力』は4つあるかなと思ったので書き留めておきます。


行動力その1.ちょっと早く起きる or ちょっと遅くまで起きる



aDSC_2901-2

フルサイズを買い、言い訳が出来なくなってようやく真面目に風景を撮りだした私が、本当に心の底から思うこと。

1時間早く起きたり1時間帰る時間を延ばすだけで撮れる絵は確実によくなります。



ちょっと早く起きるのは、空の色が写真映えする朝焼けブルーアワーを狙うため。

ブルーアワーとは、日の出前と日の入り後に空が濃い青色に染まる時間帯のこと。この時間に撮ると幻想的な雰囲気が増して、パッと目を引く1枚が撮れやすいと思います。



aDSC_3145-4

また、ちょっと遅くまで起きるというのは人を避けるため

街のスナップ写真など意図して人を写す場合は別ですが、風景を撮る時に写そうと思っていない人が写っている場合、どこか雑というか撮りたい対象がぼやけがち。

それに対して上手な人の風景写真を見ていると、意図した場合を除いて人がほとんど写り込んでない。



私はおうち大好き人間なので、ついつい早く帰りがちなのですが、先日の藤の撮影の際みなさん閉園時間までしっかり被写体に食いついているのを見て、時間をずらすことは大事だなと改めて感じました。


行動力その2.撮りたいものをイメージする、それを追いかけて移動する



aDSC_1766-2

写真が上手な人はどういう風に撮りたいか、どういう風に仕上げたいかをなんとなくでもイメージして撮っているように思います。



上のように書くとなんだか難しいことのように聞こえるかもしれませんが、別に難しいことではなく、色んな人の写真を見て色んな場所を調べて、その場所で撮られている作例を見て『こういうの撮ってみたい』と思う1枚を選ぶだけで、しっかり頭の中でイメージが付いていると思います。



私も写真を撮り始めた頃は漠然と『綺麗な写真が撮りたい』としか考えておらず、ほんとただ闇雲に撮っていたのですが、ある日『こういうのが撮りたい!』というのがハッキリして、それを目指して撮りに行くようになってから、写真の出来もちょっと変わった気がしますし、なにより撮るのが楽しくなりました。



日本全国カメラを片手に飛び回っている人は、そのイメージをどん欲に追いかけているからだと思いますし、初心者も日本全国はさすがに無理でも少し遠出してみるのも大切だと思います。

DSC_2729

住んでいる場所にもよりますが、近所で撮れる絵は限界がありますし、自分が好きな・自分が得意な絵が撮れる場所って思いもよらないところにあったりするかなと思うんです。



そうなると写真のためにちょっと遠くまで外出する必要も出てきます。それをせずに『写真が撮れない』と言うのは違うかなと思う。写真と旅は最高のパートナーなので、是非カメラ片手に遠くへ行きましょう!



自分が撮りたい1枚があると写真が楽しくなりますし、それに近い1枚が撮れることで自分の写真に自信がつき、それが自分の得意な写真ができることに繋がったりもするのかなと思います。


行動力その3.多くの人に写真を見てもらう努力をする


写真共有サイトとして最も大きくメジャーといえるであろう東京カメラ部だったり、あちこちで開かれているフォトコンテストだったり、そういうものに自信をもって投稿出来るのが理想ですが、初心者の場合なかなか勇気が出ない

かくいう私もまだ投稿したことがありません。



そういったものはまだ勇気が出なくても、もっと気軽なツール…例えばTwitterInstagramなどを使って自分の写真を積極的に投稿していくことならできると思うんです。

コンテストに応募するより気軽なのは勿論、SNSだと反応が付きやすいですし、目に見える。

TwitterでもInstagramにも『ハッシュタグ』という、フォロワー以外の人にも見てもらう機会を増やせる便利なツールがあります。



Twitter

ただ余談なのですが、私の実体験上写真をやっていない知り合いに評価を求めることは、『写真の上達』という意味ではあまりお勧めしません。

やっぱり写真をやっている人に評価を求める方が上達に確実に繋がっていくと思います。



というのも、写真をやっていない人の場合、その写真が『写真として凄い』というよりも『一眼レフで撮ってるから凄い』という意味合いが含まれていることがあるんです。

ボケにしても画質にしても適当に撮ったとしてもスマホとは質感が違いますし、それだけですごく見えることもある。けれどそれだと全然成長しないなぁと思うんです。



上手な人がフォトコンテストに応募しているのは正当でそして厳しい基準の中評価を受けたいからだと思いますし、それを目指すからこそどんどん上達していける。

SNSはそういったものを気軽に味わうことが出来る場かなと思っています。



私が実際に載せていても、自分自身『これはいける!』と思って載せて多くの人に反響がもらえる時もあれば、『あれ?』ということもあります。

載せる時間とかにもよるのかもしれませんが、その『あれ?』こそが自分の写真を変えるチャンスですし、万人ウケする1枚が必ずしも良いとは限りませんが、『もっと反応貰うにはどうすればいいか』を考えるのは大事なプロセスだと思うんです。いつも同じ人にだけ見てもらっていても写真には飽きがくると感じます。

私がいまこうやって写真が好きで、24時間365日撮りたくてウズウズできているのも、Twitterで多くの人に見てもらえたり、このブログという場を持っているからだと思っています。



わざわざ写真用のTwitterもしくはInstagramのアカウントを作る必要まではないと思いますが、さっき述べたハッシュタグなどを上手く使って、同じ写真という趣味を持つ人に写真を見て貰えるようにする。これなら初心者でもできる上達への第一歩だと思います。


行動力その4.人の写真をしっかり見る、時に真似る




実際にお話ししていると『○○さんの写真が~』という話がどんどん出てきて、本当に皆さん他の人の写真をよく見てるんだなぁと感じました。



自分の写真をじっと見ていても撮った本人ですし、客観的にそれを見られない・評価できないので、イマイチ問題点がわかりにくいもの。

けれど、人の写真なら冷静に『この色・この構図すごく良い!』と思うことが出来ますし、逆に『これはなんでこんな構図にしたんだろう』とか『私ならこう撮りたいな』としっかり考えることが出来る。

そしてそういう風に考えることが、間接的に自分の写真を振り返ることに繋がると思うんです。




そしてその考えたことを実践してみる、真似してみるということも大切。よく写真の上達には模写がいいと言うのはこれが理由です。



真似といっても同じ場所に撮りに行く、まったく同じ構図で同じ現像で仕上げるという『真似』ではなくて、別の場所で撮った自分の写真にそれを取り入れてみるという『活かす』という意味で真似るのが大事だと思います。



言葉が悪いですが、場所から構図から丸パクリでは得られるものはほとんどありませんし、ひと言で『真似る』といっても難しいですが、とにかく良い写真をたくさんじっくり見ることから始めることも初心者が気軽にできる上達へのステップだと思います。



aDSC_1201

ちなみに私は人の写真を見る時、①構図②現像の仕上げ方③露出の具合(写真全体の明るさ)の3点をよく見るようにしています。



というのも、私の写真はとにかく明るくて派手なものばかり。でもいつもそんな感じで撮っていると全く上達しませんし、自分の写真に変化がなさすぎて飽きてしまう。得意な分野を作るのも大事ですが、自分の写真のバリエーションを増やすのはもっと大事だと思うんです。

そういう私にとって、人の暗めのしっとりとした印象的な写真は、自分の写真を変えるきっかけになる。それを真似ようとすることで写真のレパートリーを増やすことが出来ます。



基礎知識はもちろん必要ですが、テクニック云々を調べるよりも上手な人の写真を1枚でも見て真似する方が上達への近道なんじゃないかなと思います。



写真を上手に撮る人は、写真を上手に見ることが出来る写真を上手に撮る人は、『撮る』以外のこともしっかりやっている。そういう印象を受けました。



そういった点からも本当にTwitterやInstagramって便利ですよね。私のような大学生から社会人の方まで幅広い人たちまで写真を投稿していますし、それらが気軽に見れるツールって素敵ですし、私もどんどん活用していきたいです。


おわりに

Unsplash / Pixabay

私の場合フルサイズ機を持っていますし、機材もある程度を持っているのに、でもやっぱりまだまだ写真が上手くならない。なぜだろうと思っていたのですが、実際に上手い人と話して感じた差は行動力でした。

機材があっても撮影の知識があっても、私はちゃんとした意味で『撮りに行けてない』んですよね。



初心者が理解しておくべきは、写真が上手な人って何度も何枚も同じところで撮っていたり、そのイメージの実現のために時間をかけてその場所に行ったり…ととにかく時間をかけているということ。

一発で素晴らしい1枚を撮ってるわけではなく、100枚撮って2,3枚良いのが撮れたらいいという感じで撮っているんですよね。上手な人はテクニックの前にその行動力がすごい。機材がすごい・設定がすごいとかいうのはその次だと感じています。



どんなに良い機材を持っていても、どんなに設定を頭に入れていても、適当に場所や時間を選択して一発で撮れるってことは本当に滅多になくて、全て考えて撮られているもの



DSC_1510

どうしても上手な人は良いボディやレンズを使っていることが多いので、『結局は機材か…』と思ってしまいがちなんですが、

あくまで私の憶測ですが、そういった上手な人も初めから良い機材を使っていたのではなく、ある程度の下積みといいますか、エントリー機に近いカメラで長い時間自分の好みの写真を研究して、それを突き詰めて行った結果少しずつ機材が育ってきた。機材がすごいのではなく、それまでの過程がすごいんだと思います。



日本全国を駆け回ったり、コンテストに応募したりと、上手な人がしている全てを真似するのは厳しいですが、それに近いことで初心者が出来ることはたくさんある。



カメラに慣れてきてすぐ『フルサイズ欲しい』と言ってしまう初心者さんも見かけますが、大小問わずさまざまな行動を実践した上で、自分がカメラという道具に何を求めるのか(高感度・画素数・連写性能etc…)を明確にしたほうが、正しいステップアップを歩めると思います。



私ももっと行動力を高めたいです。自分への言い聞かせといいますか、ちょっとした決意表明も兼ねてこの記事を書いていました。時間を惜しまずちゃんとした意味で写真を撮りに行ける人になりたいですね。え?今は時間惜しんで勉強しろって?よく聞こえないなぁ。



というわけで!megu先生の次回作にご期待ください!