2017年、東京ディズニーシーとユニバーサル・スタジオ・ジャパンが共に15周年を迎えました。
TDL・TDS共通年パスを持ち、神戸から舞浜に通っているディズニーファンの筆者。しかしなかなかUSJには行く機会がなかったんですが、15周年ということで朝から晩までみっちりUSJに浸ってきました。
ちなみにUSJに行くのは2年振り。ただ、そのときは15時以降入園可のパスポートだったので、1日中滞在するのはなんと15年前のオープン以来です。
というわけで、今回はディズニー好きの私なりの目線でディズニーとUSJをあれこれ比較してみたいと思います(*’▽’)
ディズニー好きがUSJに行って気付いた、ディズニーとUSJの違いをまとめてみた!
1日中USJに滞在して感じたディズニーとの一番の違いは、USJはとにかくあらゆる面で自由であること。
ひとつひとつ書き出してみますね(*’▽’)
『テーマパーク』でありながら、扱うコンテンツが自由!
ディズニーは名前の通りディズニー作品をテーマにしたテーマパークなので、アトラクションやイベント、グッズもディズニーで統一されています。
対して、USJはハリウッド映画をテーマにしたテーマパーク…なんですが、『妖怪ウォッチ』や『ワンピース』『ドラゴンボール』の文字が。
USJはハリウッド映画のテーマパークの位置づけでありながら、ハリウッド映画以外のコンテンツも積極的に扱っています。このあたりはTDRとUSJの違いとして良く述べられるポイントだと思いますし、実際パーク内を歩いているとこの違いはひしひしと感じられました。
ショーやパレードが自由!
ディズニーの場合、場所取りのレジャーシートの敷き方や、座り姿勢やカチューシャを外すなどショーパレード鑑賞のルールがいくつかあります。
それに対してUSJは、鑑賞場所を確保している人はいましたがディズニーよりも数は少なく、特に待機ルールもない様子。
また、私が鑑賞したパレードは立ち見で、ゲストがパレードルートに入り、ダンサーたちと盛り上がる演出も。パレードもディズニーに比べてかなり自由な雰囲気でした。
ゲストの服装が自由!
ディズニーでは大人の仮装(コスプレ)入園は、ハロウィンの一定期間を除いてNG。
そのハロウィンの期間であっても、仮装はディズニー作品に関連するもので、フェイスペイントはNGというルールがあります。
それに対してUSJは大人であっても仮装入園はOKらしく、この日もルフィを2,3人見かけました。ハロウィンの仮装に関しても、ディズニーのようなルールは特になく、大学の友達も以前思い思いの独創的な仮装をしていた記憶があります。服装面もかなり自由ですよね。
キャストさんが自由!
写真が好きなので、一眼レフを首からさげてパークを回っていた私たち。
するとキャストさんがカメラに気が付いて『良いカメラですねー!どんなの撮れてます?』と笑顔で声をかけてくれて。その人だけでなく、この日4,5人には同じような声をかけてもらいました。
さらには私が着ていたシャツを見て『可愛いですねー!こういうのめっちゃ好きです!』と話しかけてきてくれたキャストさんも。
ディズニーでもキャストさんがにこやかに声をかけてくれることはたくさんありますが、頻度は圧倒的にUSJの方が多かったですし、話題もUSJの方がかなり自由な印象を受けました。
ディズニーとUSJの提供するエンターテインメントの違い
USJのエンターテインメントは『ゲストが自分から楽しむもの』
以前、USJの年パスを持っていた友人から『USJは一緒に行く人によって楽しさが変わる場所』『アトラクションのセリフを覚えてオーバーにツッコミを入れたり、ゲスト自身が工夫してアトラクションを楽しんでた』という話を聞いていた私。
そのときはどういうこと?と思っていたんですが、実際に行ってみてゲストは『USJを楽しむ』というよりも『USJで楽しむ』に近いのかなと感じました。
今回いくつかパレードやショーを見たんですが、規模やボリュームはそこまで大きくありませんでしたし、TDRに比べると敷地もコンパクト。アトラクションの数も決して豊富とは言い難いですし、一見楽しめる場所が少ないようにも見えるUSJ。
でも、コンテンツも自由・服装も自由・イベントも自由なUSJだからこその楽しみ方がある。ゲストが自分から楽しみにいくのがUSJなのかなと思いました。
それに対してディズニーは、もちろんゲストが服装などで『楽しみに行く』部分もありますが、USJに比べると受け身なスタイルだと思います。
ショーパレードにしても、USJは先ほど紹介したようにかなり自由でしたが、ディズニーは一部プログラムはゲスト参加型ですが、基本的には座って楽しむものがほとんど。
でも、受け身であってもゲストがテーマパークの世界観に浸れるような、最近流行りの言葉を使うならおもてなし感の強い場所のように感じます。
ディズニーが100%のテーマパークなら、USJは50%テーマパーク・50%遊園地だと思う
1日みっちりUSJに浸ってあれこれ考えてみて、USJはテーマパークという顔も持ちつつ、遊園地の顔をも持つ場所なのかなと感じました。
本来テーマパークは扱えるコンテンツに限界がある以上、ゲストに新鮮さを与えることは難しいと思います。その代わりに安定感があるのがテーマパークの魅力でもあるんですが、やっぱりマンネリ化は否定できません。
でもテーマパークでありながらそのテーマに縛られないUSJなら、ある期間には妖怪ウォッチが、また次来てみたら進撃の巨人が…という風に、常にゲストに新鮮な楽しさを提供することができる。USJはテーマパークを超えたテーマパークのようにも思いました。
友達から何度か『ディズニーのアトラクションは面白くない』という声を耳にしたことがあるんですが、ディズニーのアトラクションは『作品の世界観をゲストに味わってもらう』ことが目的なのだと考えると、どうしても”刺激”には欠けるように感じられるのかもしれません。
そのあたりUSJは容赦がない(褒め言葉)ですし、アトラクションもテーマに縛られずに作ることができるからか、刺激の強いアトラクションが多いように感じました。私がUSJは50%遊園地と考えた理由はこれなんですね(*’▽’)
ディズニーファンが考える『USJの良いところ』
ルールに縛られ過ぎない『自由』な雰囲気
この記事の冒頭で書いてきたUSJのとにかく自由なところ。
ディズニーは来園者数も多いですし、家族連れをはじめ本当に色んなゲストがいます。その全ての人が楽しい1日を過ごしてもらうために、そしてTDRというテーマパークを楽しんでもらうためにはどうしてもルールは必要になる。
どれも安全なパーク運営のために必要不可欠ですし、最近のパークを歩いていると正直もっと厳しくしてもいいんじゃないかと思う部分もあります。
ただ、USJの自由な雰囲気を見ていると『これくらいゆるいのも良いよなあ』なんて思えて、ちょっと羨ましいようにも感じられました。
キャストのフレンドリーさ
テーマパークに『非日常』を求める人は多いと思います。かくいう私もその一人。
一言に『非日常』といってもいろんなかたちがあると思うんですが、『見知らぬ人にもつい手を振っちゃう』『笑顔で話しかけてしまう』というのも立派な非日常の一つだと思うんです。
子供の頃の私なんて、ディズニー行ったらもう見かける人みんなに手振ってましたよ。でもそれが許されるどころか、笑顔をもたらすんですよね。これもテーマパークの魅力のひとつ。
『USJのキャストは世間話が多い、ディズニーに比べて徹底されていない』と書いてある記事も以前見かけたことがあったんですが、私はUSJのキャストさんのフレンドリーな雰囲気は素敵だなと思いました。声をかけてもらえてすごくうれしかったですしね(*’▽’)
『3回は行く』のか?
突然ですが、関西の大学生『三種の神器』ってご存知ですか?学生証・免許証・USJの年パスです。ごめんなさい、適当なこと言いました。
ディズニーの1パーク単体の年パスは63000円とかなりお値段がするんですが、USJの年パスは大人一人22800円で3回行けば元が取れるんです。めっちゃ安い。
関西圏ではこの頃、女の子が『3回は行くよねー』とちょっとわざとらしいセリフを言っている年間パスのCMが放映されていて、私たちも今回楽しかったら年間パス買おうかなーなんて言っていました。
…が、私たちの出した答えは『3回は行かない』でした。
2年ぶりのUSJ、開園以来の終日滞在。すごく楽しかったんですが年パスを買うことなく『数年後にまた来たいね』と言いながら現地を後にした私たち。最後にその理由をまとめてみたいと思います(*’▽’)
統一感のあるテーマパークが好きなのだと思う
この記事を書きながら、どうして私はTDRの年間パスを買ってるんだろうと考えていたんですが、ディズニーキャラクターが好きなこと、ショーパレードが好きなこと、そしてあの統一感のあるパークが好きなんだなあと感じました。
季節によってパーク装飾やショーパレードは変わりますし、アトラクションの増設などでパークの景観がガラッと変わることもあります。でも、ディズニーというテーマだけでできているので変化の中にも統一感がある。
色んなコンテンツが溢れているUSJは、ディズニー好きにはより一層新鮮に感じられたんですが、悪く言えば雑多でそこまで非日常感が感じられなかったというのが本音で、テーマパークに非日常を求める私としては『3回は行かないかな…』という結論に至りました。
ファストパスが有料
TDRを楽しむなら誰もが活用するファストパス。TDRではパスポート(入園券)があれば無料で発券することができますが、USJでは有料です。
正確に言うとUSJではエクスプレスパスといい、これを購入した人は対象アトラクションを待ち時間なしで体験することができるんですが、一番安いもので6000円と結構お高め。
時間をお金で買うという発想には大賛成ですし、そもそも年パスを買ってパークに行くたびにアトラクションに乗るとも限りません。季節限定イベントを楽しみに行くこともあるでしょうし、私自身TDRに行くたびにに乗るわけではありませんしね。
ただ、アトラクションを楽しみたい!となったとき、結構なお金を払ってエクスプレスパスを買うか、ひたすら長蛇の列を並ぶしか選択肢がないというのがちょっとひっかかってしまって。ディズニーの待ち時間の長さはよくネタにされますが、USJの列も人気アトラクションは凄まじいと聞きますし、これもまた3回は行かないとなった理由のひとつだったりします。
コンテンツの好み
USJは流行に敏感ですし、それ合わせて色んなコンテンツを取り上げてくれます。それらの『新鮮さ』を一年を通して楽しめるのがUSJの年間パスの魅力だと思います。
ただ、取り上げられるコンテンツが私が好きなものかどうかはまた別問題で、あまり好きなコンテンツでなければ3回行かないように思ったんです。
自分の好みとピタッとハマれば年間パスはめちゃくちゃお得だと思うんですが、そうでなければ年パスを買わなくても、好きなコンテンツのイベントが開かれたときだけ1日入場券で遊びにきたら良いかなという考えに至り、年パス購入は一旦見送りました。
おわりに
USJを1日満喫してみて、TDRとUSJは全くの別物なのだと感じました。
私が受けた印象としては、TDRが夢の国ならUSJは自由の国。目指している方向が全く別なので、『USJはこうなのに…』とか『USJももっとディズニーみたいに…』なんて言ったり、両者を比較したりするのももしかしたら間違いなのかもしれません。
写真ブログのはずなのに、写真やカメラのことに一切触れない記事になってしまいましたが、たまにはこういうのを書くのも楽しいものです。もしよければ写真記事も覗いてみてくださいね(*’▽’)
15周年にRE-BOOOORN!したUSJ。テーマパークを超えたテーマパークとしてますます盛り上がって行くのが今から楽しみです。また来るよーう!!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!