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NIKKOR Z 40mm F2が想定外のお気に入りレンズになった件

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NikonからSONYに浮気してまたNikonに帰ってきて早いものでもうすぐ2年。Z6Ⅱを迎えたとき、24-70mm F4と一緒にNIKKOR 40mm F2を買いました。

「安くて小さいしとりあえず買っとこ」という軽いノリで購入しまして、正直そこまで期待していないレンズだったのですが、使い続けるうちにかなりお気に入りになりまして。

作例もだいぶ溜まったので、ちょっとあれこれ話してみたいと思います。

目次

【レビュー】NIKKOR Z 40mm F2が想定外のお気に入りレンズな件

存在感のあるボケが楽しい

写真を趣味にして早いもので約8年。「スマホでは難しい背景がボケた写真が撮りたい」から始まり、「背景ボケは初心者っぽい・ワンパターン」と撮らなくなり、最近また「背景がボケた写真が撮りたい」に戻ってきておりまして。

じっくり撮りたい時はTakumar 55mm F1.8を、サクッと撮りたい時はこのNIKKOR Z 40mm F2を使っているのですが、このレンズのボケが結構面白くて好きなのです。

ボケに関する評価は人の好みによってかなり変わるものですが、私は「いい意味で賑やかなボケ方」だと感じていまして。

「主題をそっと引き立てる、とろけるような軽いボケ」に対して、「少し重さを感じる、ボケそのものに存在感がある写り」という印象です。

この存在感のあるボケが大きくしっかり出るよう、ついつい被写体に寄って撮りたくなるレンズ。

完全に開放で撮っているものが1枚もなかったのですが、F2.8で撮ってこんな感じ。開放だとかなり綺麗な円形になります。

いい意味でゆるい描写

立体感に感動するとか解像度に驚くとか、そういった印象を与えてくれるレンズでは正直なところないと個人的には思っていまして。

こう言うとネガティブにしか聞こえないと思うのですが、軽さと値段からこのレンズはおそらく「日常的に気軽に使う」がコンセプトかな、と。それを踏まえて考えると、これくらいのゆるさの方が案外バランスがいいのかなと撮っていて感じます。

完全に主観的なイメージですが、前述のボケの味も踏まえて、オールドレンズの写りが好きな方には割と刺さるのではという気がしています。

描写はゆるめと言っても、あくまで他の単焦点や大三元など描写の高さを売りとするレンズと比較しての話。十分すぎるほど綺麗に描き切ってくれるのでそのあたりはご安心を。

40mmって微妙だなと思っていたけど

最初「40mmってちょっと中途半端でしょ」と思っていたのですが、使ってみると案外撮り回しも良い感じ。

35mm単と50mm単なら50mmを選ぶタイプなのですが、50mmでテーブルフォトを撮るのが昔から苦手で。その点40mmは無理なくいい距離感で撮ることができるのが便利だなと感じます。

35mmは「視界に入っている景色」を、50mmは「視界の中で注視している物」と写す焦点距離だと思っているのですが、40mmは足を動かすことでどちらにも寄せることができるので案外使いやすいと感じるのかなと思います。これが45mmだったらこうはいかなかったでしょうね。

値段を購入の決め手にして後悔しない1本

私は買い物をするとき「値段を決め手にしない」ことをマイルールとしています。「この服買うか迷うな〜、まあ安くなってるしあったら着るだろうから買っとくか」みたいなことをしない、の意です。

ただ、今回このレンズは冒頭でも軽く触れた通り、

  • Zマウント移行時、単焦点1本は持っておきたい
  • 50mm F1.8ですら415gかぁ
  • 小さいのだと40mmしか選択肢がないな
  • 小さい軽い安いとなると写りは分からんけど安いしとりあえず買ってみるか

という、マイルールに反する「値段を決め手にした」買い物でした。

小さくて軽いだけでも写りが犠牲になっておかしくないところに安さまで加わっているので、あまり期待していなかったのですが、ここまで見てきたように、ニトリもびっくりの「お値段以上」の写り。こんなレンズができるなんて凄い時代になったものですね。

「軽くて小さい単焦点がほしい」という方にとっては文句なしの1本だと思いますし、「安いから買おうかな」くらいのトーンの方も、手にすると恐らく私のように「思っていた以上に使えるレンズ」に感じられるのではないかと思います。

おわりに

期待していたレンズが期待通りもしくはそれ以上だった時も嬉しいのですが、期待していなかったレンズが期待以上だった時の嬉しさってまた違うものがありますね。抜け出したはずのレンズ沼からの手招きを感じました。

久々の機材記事、書いていてとても楽しかったです。完全自己満レビューですが、誰かの参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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