突然ですが、みなさん撮った写真ってどうしてますか?
このご時世『印刷』という行為にすっかり馴染みがなくなりましたが、私は写真を趣味にして以来、定期的にMYBOOKというところに依頼してフォトブックを作っています。
今回は私の考えるフォトブックの魅力と、いつも利用しているMYBOOKについて色々まとめたいと思います。
【MYBOOKレビュー】ゆるカメライフ的フォトブックのすゝめ
どうしてフォトブックをつくるのか
正直な話をすると、1冊目を作るときは『そんな大した写真を撮っているわけでもないし、印刷しても微妙なだけかな』なんて考えていて。
とりあえず万が一データが消えてしまった時用のバックアップにはなるし良いかくらいの気持ちで作ったのですが、「液晶で見る写真」と「印刷して見る写真」は全然印象が違って感じられて。気付けば事あるごとに作るようになっていました。
上手く伝わる自信がないのですが、スマホなどの液晶画面で見る写真って、私の場合『データの延長』としてみている部分があって。撮影直後にカメラの液晶画面で確認した様子や、レタッチ前の様子がなんとなく頭にチラつくからか、『もう少しこう設定して撮れば・こうレタッチした方がよかったかも』と粗探ししてしまうことがしばしばあるんです。
それが印刷することで、データとしての部分が完全に切り離されて、モノとして独立した「写真」になる。その状態で見ると設定や現像プロセスなどを意識しない真っ更な粗探ししなくなるのか『なんかいい感じ』と思えることが結構多いんです。
『どうしてスマホやPCがあるのに印刷するのか』と聞かれたら『もっと自分の写真を好きになるため』と答えると思います。ちょっと大げさな表現かもしれませんが、印刷するとほんとめっちゃ自分の写真に愛着湧きますよ。
MYBOOKのいいところ
そんなこんなで、写真を趣味にし始めた2015年から2017年(※記事執筆時点)までで7冊のフォトブックを作ってきたわけですが、そのすべてをMYBOOKで作成しています。選んだ理由は正直かなりザックリしていて、
- それなりに実績のあるメーカー
- 低価格に特化しているメーカーではない
- サイズのバリエーションが多い
で絞っていった結果、MYBOOKにたどり着いたという流れ。なお、今回は一眼で撮った写真を印刷するので安さより品質を重視したかったので、価格重視のフォトブックメーカーは候補から外しました。
出来上がったフォトブックの品質が求めていたクオリティを満たしていたので、以降ずっとMYBOOKを利用し続けています。
私がフォトブックに求めるクオリティ
- 色や描写が潰れたり飛んだりしていないか
- 思い通りの色が再現されているか
私の中での『フォトブックのクオリティ評価ポイント』は主に上の2つです。
最初注文したときに特に不安だったのが②の色再現のところで。カメラのモニターで見るのと、PCやスマホで見るのとで色が全く違って『正しい色とは一体…』と悩まれたことがある方も多いはず。
『実はいつも見ているPCの液晶がすっごく暖色で、印刷してみたら写真が全部青っぽかった』なんてことになったらどうしようかと結構不安だったのですが、届いたものを確認すると普段私がPC・スマホで見ている色とギャップが全くない仕上がり。
色という一番曖昧な要素に満足できていることが、私がMYBOOKを選び続ける一番の理由。お使いのカメラやデバイスによっては『思ってた色と全然違った』という可能性も否定はできませんが、私と同じMacBookとiPhone・iPadあたりで普段写真を見ている方はそこまで心配する必要はないかなと思います。
サイズのバリエーション
MYBOOKのフォトブックは、スタンダードなハードカバータイプで作成する場合、正方形5サイズ・縦長3サイズ・横長3サイズの計11サイズから選ぶことができます。
メジャーどころのフォトブックメーカーが
- FUJIFILM:計4サイズ(正方形2サイズ・縦長A4・縦長A5)
- ビスタプリント:計5サイズ(横長・縦長2サイズ・スクエア2サイズ)
- Canon PhotoJewelS:計5サイズ(スクエア3サイズ・A4縦横)
であることを踏まえると、MYBOOKはかなりサイズのバリエーションが豊富です。
何冊か作ってみて、サイズや冊子の縦横比によっても写真の見え方が変わると感じていて。
旅行の思い出を詰め込む一冊であれば、ページを開いた時に沢山の写真が一気に目に入る縦長A4に横長写真をレイアウトして見応えたっぷりに。海外写真旅での渾身の作品をまとめるなら1枚ずつじっくり見られる横長。身近な風景の作品集は、小さめの正方形に余白を設けたレイアウトでオシャレな雰囲気にする…などなど。
正直比較対象として挙げた3つのメーカーのサイズ展開で十分ではありますが、選択肢が多いのはよいことです(*’▽’)
紙質は3種類
MYBOOKの印刷仕上げはラミネート光沢・ラミネートつや消し・ニス加工の3種類から選ぶことができます。
初めてのフォトブック作りでは『どの紙でも同じでしょ』と適当に選んだのですが、紙質でも写真の印象がガラッと変わるのがまた面白くて。
海外写真旅など被写体のインパクトが強い写真は、ガッツリ光沢仕上げでコントラストのメリハリをより強調したり、身近な風景をまとめるときは少しマットで親しみやすい雰囲気にしたり。
ちなみに私は『写真らしい仕上げでありながら、ページをめくる時に紙に触れても指紋が目立たないから』という理由でラミネートつや消しが気に入っています。
MYBOOKのちょっと気になるところ
ページが10枚刻み
MYBOOKを利用していて一点だけ気になるのが、10ページ刻みでしか作れないこと。
大小色んなレイアウトで組み合わせつつ、10ページ刻みでぴったり収まる枚数をチョイスするのは、作成経験があっても難しいことですし、『載せたい写真があと2,3枚ある』というときに、今のページ数で収まるよう数枚削るか、10ページ追加して載せられる写真を10枚ちょっと探すかしか選択肢がないのはとても不便。
FUJIFILMやビスタプリントは2ページずつ追加できるので、写真選定やレイアウト構成で絶対に悩みたくないという方はMYBOOKではなくそちらの方がいいかもしれません。
おわりに
以前『私が写真を楽しむために心がけていること』という記事の中で、『定期的に写真をカタチに残すこと』を挙げたのですが、本当にフォトブックをはじめて手にした時の感動・嬉しさは格別で。
自分の一番のお気に入りを表紙にして、自分の思い通りにレイアウトするという『作る過程』も楽しく、今となってはフォトブックを作るために撮っている写真もあるほどです。
もし写真を印刷したことがないという方は、ぜひぜひ一度フォトブックでカタチに残してみてください。そしてこの記事がみなさんのフォトブック選びの少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!