2016年のゴールデンウィークが終わりを迎える日曜日、藤のシーズンもまた終わりを迎えていました。
なかなかタイミングが合わなくて今年は藤は撮れず終わるかなぁと思っていたら、Twitterのフォロワーさんに声をかけていただいたので、念願の藤のライトアップを撮ってきました(*’▽’)
兵庫県朝来市・白井大町藤公園の『藤まつり』に行ってきた!
私の住む神戸市から車で約1時間40分の場所にある兵庫県朝来(あさご)市の白井大町藤公園。
兵庫の藤棚というと丹波市の白毫寺が有名なのですが、白毫寺とこの大町藤公園の大きな違いが公園内に噴水があり、ライトアップされるとリフレクションが見られるという点。
そしてなんとこの日はライトアップ最終日。閉園時間の21時までじっくり粘ってきました。
現地に到着したのは18時過ぎ。
どんよりとした天気で厚い雲が空を覆い、気分もどんよりしながら日が暮れるのを待ちます。
藤棚を訪れるのは小学生の平等院以来で、当時はクマバチに追っかけまわされた記憶しかなかったのですが、この歳になって改めて見ると藤の花ってこんなに繊細で美しかったんだなぁ…と。18時という時間だからかクマバチもいなくて安心でした(笑)
あたりが少しずつ暗くなって、噴水をぐるっと囲む形で咲き誇る藤の花が浮かび上がるようにライトアップされていき、水面に映る藤の姿の美しさに引き込まれます。
最近日の出ばかり撮っていて夕方から夜にかけて撮るのは久々だったのですが、この完全に日が落ちるまでのブルーアワーはやっぱり素敵ですね。
来園者は皆噴水の周りに集まるので、人を避けて撮るのがとにかく難しかったこの場所。
でも、どうにかして人を極力写さないように…と模索してあれこれ撮った中に、磨けば光る原石が隠れていたり。写真って面白い。
微妙に風が吹いていたこともあり、少しでもシャッタースピードが遅いと藤の花がブレる。
出来る限りシャッタースピードを長くして水面がなめらかになっているのが好みなので、そことのバランスが難しいんです。藤を上手に撮るにはISO感度を上手に使うのがミソだと気付きながらも思うようには撮れず。むずかしやー。
あれこれ撮っているうちにあっという間に迎えた閉園時間。そろそろ帰ろうとした時にふと振り返ると、人がいない藤だけの幻想的な空間。
管理者の方が『せっかくだから綺麗に撮って帰ってください』と優しい言葉をかけてくださったおかげで撮れた1枚がこちら。
間違いなく人生で一番藤の花を満喫した1日でした(*’▽’)
おわりに
今まで花のライトアップというと夜桜のイメージしかなかったんですが、私の中で桜は『華やか』という印象で、藤のライトアップは『妖艶』いう印象。いやー綺麗だった。
初の藤撮影ということもあって、色々失敗したなぁと思う部分もあるのでいつかまたリベンジしたいです(*’▽’)
最後まで読んでいただきありがとうございました!
【白井大町藤公園】
入場料は1人500円。無料駐車場(300台)があり、三脚使用可能。
2016年は5月6,7,8日とナイター営業でしたが、毎年変わるようです。