Lightroomプリセットつくりました

HDD?SSD?Lightroomの外付けストレージの最適解を考える

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『1にメモリ、2にストレージ、3・4がなくて5に予算』という気持ちで新しいPC選びをしています、どうもこんにちは。

さて、私はLightroomを使ってRAW現像や写真管理をしているのですが、現在の使い方や写真のバックアップが我ながらかなりアバウトでして。いい機会ということで絶賛見直し中です。

これまでカタログをPC内蔵SSD・RAWファイルは全て外付けHDDで管理してきたのですが、よく『SSDの方が読み書きが速くて快適』って言うじゃないですか。ってことはRAWファイルも置き場も外付けSSDに置いた方が良いのだろうかと気になりまして。今回はそのあたりのお話です。

目次

Lightroomの元データは外付けHDD・SSDのどちらに置いた方が快適になるか?

HDDとSSDの違い

私自身つい最近まで『SSDはHDDよりなんか速い』という曖昧な認識しかなかったので、初心者目線で再度確認していきましょう。

HDD(Hard Disk Drive)は、中にある磁気ディスクに磁気ヘッドという部品を動かして物理的にデータ書き込みを行う記録媒体。

対して、SSD(Solid State Drive)は、中にあるフラッシュメモリにデータを記録するものです。よくSSDの特徴として、

  • 読み書きが速い
  • 小さくて軽い
  • 動作音が静か
  • 衝撃に強い

が挙げられますが、HDDとの構造の違いを知るとイメージしやすいですね。物理的な読み書きじゃないから速くなり、動く部品がないから静か。そしてディスクが要らないから小型軽量化が実現でき、衝撃を受けても壊れる部品がないというわけです。

加えて消費電力が少ないので、ノートPCのストレージにはSSDが採用されていることが多いのも納得です。

ここまで読むとSSD一強みたいな気がするんですが、世の中やっぱりそんなに甘くないもんで、次のようなデメリットがあります。

  • 値段が高い
  • 大容量のものが少ない
  • 寿命がある

フラッシュメモリって見るから高そうなので上2つはしっくりきたのですが、個人的に引っかかったのは寿命のこと。HDDも割とすぐ壊れるし寿命あるのでは?と思ったのですが、これ壊れるプロセスが違うのだとか。

HDDは、衝撃を受けた時に磁気ヘッドとディスクが接触して傷がついたり、その傷が磁気ヘッドを傷付けたり…というループでゆっくり寿命を縮めていくイメージ。

対して、SSDはフラッシュメモリ内のセルにデータを書き込んでいくわけですが、この書き込み動作によってメモリの絶縁体が劣化していきます。書き込み回数の限界があるという意味での『寿命がある』という理解で良さそうです。

巷では『突然死する』『通電しないとデータが蒸発する』などもデメリットとして挙げられるようですが、情報の出所が曖昧だったのでこのあたりは考慮していません。ただ、HDDは壊れはじめに異音がしたりするので、故障に気付きやすいのはあるかもしれません。

Lightroomの写真置き場としてSSDを使うメリット

  • 元のRAWファイルを外出先で持ち歩ける
  • 写真の取り込みが速くなる
  • 読み込みや書き出しが速くなる

ここまで触れてきたSSDの特徴を踏まえると、Lightroomの元写真置き場としてSSDを使うメリットとして考えられそうなのはこのあたり。

HDDはとにかく衝撃が禁物なので、持ち運びには向いていません。その点において、物理的な衝撃に強く、小型軽量化が実現できるSSDは外出先でのRAW現像でも使えます。

現像作業に直接絡むメリットを考えていく前に、LightroomにおけるRAW現像から書き出しまでの流れを整理しましょう。上の図は、私の頭の中でのイメージです。

かなり簡略化しているので厳密には間違っているかもしれませんがが、手元のHDDが読み書きランプを点滅させるのが①と③の時だけなので、ざっくり理解ならこれで問題ないはず。

ちなみに、今使っているHDDはTrancendのもの。動作音がちょっと大きいですが、4年間使っていて今のところ特に不具合もないのでコスパはいいと思います。

図にすると明らかですが、元ファイルの置き場がHDDでもSSDでも現像モジュールでの編集作業には特段影響しません。ここのラグはメモリ不足が主な原因だと思います。

露出補正やホワイトバランスなどの変更の読み書きは、カタログを置いているSSDとやりとりをしています。頻繁かつ高速なやりとりが求められるので、だからみんな口を揃えて『カタログはSSDに置こう』と言うわけです。

基本①と②を行ったり来たり・作業の終わりに③という流れなので、書き出し時の速度はあまり気にしていません。ただ、①②の間がスムーズかどうかは現像作業全体の快適さに影響してくるでしょう。となると、やっぱりメリットはありそうです。

【実験】外付けHDD vs 内蔵SSD

お値段的に『メリットありそうだからとりあえず買ってみよう』とはなかなか気軽に踏み出せないSSD。というわけで、MacBookの内蔵SSDと外付けHDDを使ってどれくらい変わるのか比較してみました。なお、体感でのゆるい比較です。『ゆるカメライフ』ですから。

はっきり感じた違いは、SDDに置いた方が『読み込み中』にならないこと。

HDD上の写真だと90%以上の確率で『読み込み中』が1,2秒表示されますが、SSD上の写真はほとんどありません。ラグがあっても最初一瞬ボヤけた表示になるだけでした。

ただ『SSDの方がテンポがいいな』とは思ったものの、劇的な違いは感じなかったというのが正直な感想です。

結論:とりあえずSSDを使ってみることに

悩みに悩みましたが、今後の写真データはSSDに置くことにしてみました。

理由は、新しいPCのスペックを最大限活かすため。次はM1チップ採用のMacBookを買うのですが、速い速いって評判で。せっかくならその速さを120%味わいたいので、それの妨げにならないように外付けストレージもスピードを重視してみようかな、と。

また、今までかなりいい加減だったバックアップも見直しを行ったので、今回のSSDと一緒に大きめのHDDも買い足しました。詳細は下の記事にまとめていますので、興味があれば覗いてみてください。

基本的にはHDDで良いと思う

ただ、個人的にはこれといった目的がなければ写真置き場は基本HDDでいいと思います。正直私もPC新調と重ならなければHDDのままにしてました。

今回色々検討しながら調べていたところ、Adobeのコミュニティに『写真置き場をSSDにしたらLightroomのパフォーマンスが向上するか』という質問を見つけたのですが、そこにも『あんまり変わんないよ』というコメントが寄せられていました。

週何度も撮影していて現像や書き出し頻度が非常に多い・外出先でのRAW現像が多い・とことんサクサク現像を突き詰めたいなどでなければ、SSDにするメリットは小さいような気がします。コスパもよくないですしね。

全体バックアップにはやっぱりHDDだと思う

また、長期間保存するにはやっぱりHDDだなと改めて思いまして。なんといっても安くで大容量のものが手に入りますし、語弊がありますが使わなければ壊れる確率が下がります。

HDDもSSDも壊れるときは壊れると思いますが、それぞれの特性的に『使わない写真保管庫としてのHDD』と『使う写真保管庫としてのSSD』と棲み分けると、安全性と快適性の両方を手に入れられるかなと考えています。

購入したSSD:SanDisk PortableSSD 1TB

今回購入したのはこちら。長らく愛用しているSDカードもSanDiskなので、なんとなく信頼できるかなと思い選びました。

2TBではなく1TBにした理由は、今まで使ってきたメインのHDDが1TBが購入から5年経ってもまだ一杯になっていないから。ちょうどこのブログを立ち上げた頃から使い始めたので、撮影記やら旅行記やらの写真全部入ってるんですけどね。

大は小を兼ねると言いますが、耐用年数諸々もあると思うので先5年分の容量があれば十分かなと思い、1TBにしました。

購入したHDD

HDDといえば、バッファローとI−O DATAがメジャー。昔使っていたI-O DATAのHDDが突然壊れたことがあったので、バッファローにしました。メーカーではなく運と私が悪かったのだと思いますが、まあなんか気持ち的に。

『ただの写真置き場』なので、より価格が安い据え置き型にしようかとも思ったのですが、私はノートPCを使っているのでバックアップを取る際HDDを多少移動させます。微妙な振動で壊れると困るので、一応動かすことを想定したポータブルタイプを選びました。

容量は2TB。長期保存向きとは言えども、HDDも定期的な交換は必要になるので、これも大きすぎず小さすぎず、これまでの保存量に基づいて決めました。改めて比べるとHDD安いしSSD高いですね。

おわりに

実際どれくらいスピードが変わるか分かりませんが、もし変わらなかったとしても新しいものを試すワクワク感にお金を払ったと思えばいいかなと考えています(*’▽’)その時は記事のネタにしちゃえばいいのです

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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