全国的に寒波が襲来し、近畿各地で雪が舞ったついこの間の週末。
神戸に住み始めてここ3年、一度もガッツリとした雪を見たことが無かったのに、ついにこちらでも吹雪に。神戸ですらこれだからまさか…とは思っていましたが、京都はもうガッツリ積雪している様子。
こんなクソ寒い中、小学生じゃあるまいし雪だからってはしゃいで外に出たり、ハイテンションになってまさか雪を求めて京都まで行っちゃうとかそんなことするわけ…
するわけ…
えへ♡来ちゃった(・∀・)♡♡♡
というわけで!今回は雪の京都撮り歩きを振り返ってみたいと思います(*’▽’)
雪の京都を撮り歩いてきた!
上賀茂神社で雪化粧した本殿を撮る!…はずだった!
『京都の雪景色』というと、雪化粧した金閣や嵐山、ライトアップされた貴船神社などを想像される方も多いと思うんですが、この日は日曜日。仕事や学校がお休みの方も多かったようで、有名スポットは私が神戸を出る前から既に大混雑した様子がTwitterで拡散されまくっていました。
王道地にも若干惹かれていたんですが、人混みに突撃するほどの元気はなかったので、とりあえず思い付きで向かったのが上賀茂神社でした。
家を出たのがちょっと遅かったので、京都の到着時刻は昼の12時前の予定。『向かってる間に雪融けてたらショックだねー』なんて言ってたんですが、現地に到着してみると一面真っ白。それも結構本格的に降ってる!やったー!こんなに積もった雪を見るのは小学生以来です。
下調べをせず勢いで家を飛び出したので、お目当ての本殿が改修中だという事実を知らなかった私たち。
雪化粧した本殿を撮れなかったのは残念でしたが、散策しているうちに晴れてきて、青空と真っ白な雪と鳥居という最高の組み合わせを撮ることができました(*’▽’)
今宮神社に寄り道
上賀茂神社から次の目的地に移動する途中に神社があったので、ちょっと寄り道してみることに。
降り立ったのは今宮神社という、別名『玉の輿神社』とも呼ばれる良縁・開運のご利益があるといわれる由緒正しい神社。松ぼっくりで作られた今年の干支である酉がお出迎えしてくれました。
よくある『雪の京都のオススメスポット!』のようなものには選ばれていないこの神社ですが、ここにも『京の冬』を感じさせる景色が。
京都の街はふらっと歩いていても素敵なスポットに出会えるから良いですよね…!
帰ってから知ったんですが、この神社はアニメ『けいおん!』の聖地なのだそうで、全盛期は聖地巡礼やアニメ絵馬で盛り上がりまくっていたんだとか。
今この記事を書きながら『けいおん!が8年前のアニメ』という事実を知って動揺を隠しきれないのですが、次の目的地に移動しましょう(*’▽’)
宇宙を感じる、雪の源光庵
さっきまで青空だと思っていたら、また激しく雪が降り始めました。次に向かったのは源光庵というお寺。ここは紅葉の名所として知られているんですが、雪化粧した姿もまた美しいのだとか。
源光庵で有名なのが、丸い『悟りの窓』と四角い『迷いの窓』。
『迷いの窓』は人間の生涯を象徴しており、この窓を通してこれまでの自分の人生を見つめ直します。
そしてそのお隣にある『悟りの窓』は、大宇宙を表しており、この窓と向き合うことで悟りの境地に至ることができるといわれているのだとか。
雪を降らすどんよりとした雲が空を覆い、薄暗くなった本堂。
禅の教えを象徴した2つの窓を通して、しんしんと静かに降り続ける雪を見つめる時間は、自然と心が落ち着きます。
有名な2つの窓以外から見る庭園もまた素敵で、『やっぱり京都っていいなぁ…』と思うと同時に『日本人でよかった』と心から感じられます。
先程『このお寺は紅葉が有名』と書いたんですが、撮影者もマナーの悪化が深刻だったようで、紅葉のハイシーズンは撮影禁止になっているのだとか。
京都の中心から離れていることもあり、私が行った時間帯はカメラを持った観光客はまばらでしたが、紅葉以外の季節も、撮影よりもまずお寺への敬意を忘れずにいたいものです。(撮影可能な時期であっても三脚・一脚は使用禁止です)
朝ごはんすらまともに食べずに神戸を飛び出し、さらにはお昼ご飯も食べずに回っていたので気付けば腹ペコに。
冷えた体をあたためるべくラーメンを食べに行き、お腹いっぱいになったところでさあもう一度雪の京都へ…!と思ったんですが、写真もお腹も満足したので、ここで京都を離脱しました(*’▽’)弾丸だったけどたのしかったー!
おわりに
見慣れた街のはずなのに、どこを見ても新鮮で美しくて、本当に素晴らしかった雪の京都。
雪景色を撮るのは今回が初めてだったので、どうやって撮ればいいのかも分からないし、どうやって仕上げればいいのか現像の段階でもかなり迷っていたんですが、それも含めて本当に楽しかったです。
すっごく寒かったけれど、日本の四季の美しさを改めて感じられ、忘れられない冬の思い出になりました(*’▽’)
最後まで読んでいただきありがとうございました!