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向きだけで写真の印象が大きく変わる!最近縦構図がアツい件

写真を趣味にして早3年。

これまであれこれ本当に色んなものを撮り歩くうちに、最初と比べてかなり写真の撮り方や好みが変わりました。

そしてここ最近私の写真にまた新たな変化が現れ始めているんです。

写真の向きで印象が変わる!最近縦構図がアツい件

さて、突然ですがみなさんが写真を撮られるとき、縦・横どちら向きが多いですか?

私はカメラを買って写真を始めて以来、かなり長い間圧倒的横構図率だったんですが、ここ最近縦構図で撮る場面が増えているんです。

というわけで!今回は最近縦構図にお熱な私が考える縦構図のいいところを4つシェアしてみたいと思います(*’▽’)

私が考える縦構図のいいところ

①写真に奥行きを出しやすい

あくまで私の感覚での話なんですが、上の図のように、写真を見る人の目線は横構図では横に・縦構図では縦に動くと思っていて。

例えば、広い景色を見渡すときって目線は横に動きますよね。

対して、高いものを見上げるときや、近くのものから遠くのものへ目線を動かすときって、私たちの目線は下から上へといったように縦に動いていると感じるんです。

『写真=横構図』と思っていた頃は、どんな場面でも横構図で撮っていたんですが、こういった人間の目線に忠実にした方がより思い通りの1枚が撮れるような気がしていて。

ここで一旦まとめると、

  • 広がりを感じた時・演出したいときは横構図
  • 高さ・奥行きを演出したいときは縦構図

で考えることが最近多いんです。

具体的な作例で見てみましょう。まずは横構図から。

冷たくて気持ち良さそうな渓流が緑に囲まれている様子が伝わる1枚になっているように感じます。

そして、先ほどと同じ画角(24mm)かつ同じ位置で縦構図で撮影したものがこちら。

横構図が広がり的・空間的なものが感じられる1枚にだったのに対して、こちらの1枚は渓流がこの先も続いているような奥行きを強く感じられませんか(*’▽’)感じてください

横に並べてもう一度。

あえて写真に補助線を入れていないのですが、私が伝えたい『目線の動き』を少し体感していただけたかなと思います。

せっかくなので、もう一つ別の例でも比べてみましょう。

これまた同じ場所からほぼ同じ画角で撮ったものです。(※横構図30mm・28mm)

画面の配分(=上半分と下半分の比率)が多少違うのもありますが、やはり横構図は橋の向こう側の景色と夕焼け空の広さが、縦構図は橋が長く続いているような奥行きを感じられる一枚になりました。

今までの記事で何度か『印象的な写真を撮るためには何を写したいのか明確にすることが大切』と述べてきましたが、それと同時に『どう写したいのか』ということも重要だと感じていて。

そう考えるようになってからは『広さを強調したいのか高さ・奥行きを強調したいのか』で横と縦を使い分けるようにしたり、一度カメラを構えてみてなんか惹きつけられないなと感じたらまずカメラの向きを変えてみるようにしています。

②写真の主役が明確になりやすい

これまた私の感覚での話で、実際にどうなのかはちょっと分からないのですが、人間の視界って横に広いですよね。

つまり、横構図の方が私たちが普段ものを見るときの感覚に近い。

このことが『写真=横構図』というイメージが強い理由のひとつなのではないかと考えています。

ただ、人間の視界って私たちが思っている以上に無意識のうちにいろんなものが写り込んでいるもの。

普段私たちが何かを見るときは、脳が上手いこと処理してくれているそうで、あらゆるものが視界に入っていても注視した部分にのみ意識が向き、周辺情報ってあまり頭に入ってきません。

しかし、その見たままを写真にすると『ここ素敵!』と思った部分とその周りのものが区別されず同じように写ってしまう。

このことから、人間の視界により近い横構図は周りの余計なものが写り込みやすく、その結果写真の主役がぼやけてしまうことがしばしばあるんです。

その点において、写真の横幅が狭い縦構図で撮ると、肉眼で見ているものより狭い範囲しか写らない感覚。

つまり、縦構図の方が写真にしたときに余計なものが写り込みにくく、写真の主役が明確になることがしばしばあるんです。

もちろん、縦構図で撮れば必ず主役が明確になるというわけではありません。

しかし、上のような特性ゆえに横構図でカメラを構えたときに『何か印象が弱いな』と思ったら縦構図で撮ってみると、構図と写真の主役がスッキリ整理されて思い通りの1枚が撮れるなんてことが結構あったりします(*’▽’)

③前景が入れやすい

以前構図の基礎の基礎をまとめた記事でも述べましたが、より印象的な写真を撮るひとつのカギが副題。簡単にまとめると、脇役がいることで主役の存在が際立つみたいな話でした。

副題にもいろんなものがあるんですが、その中でも私がよく取り入れるのが前景

前景とは、写真の手前(=下半分)に写す副題や空間のことを指し、縦構図は写真下半分が長いので、横構図と比べてしっかり前景を入れやすいんです。

おさらいになりますが、冒頭で『高いものを見上げたり、近くのものから遠くのものに視線を写すときは、人の目は縦(下から上)に動く』という話をしました。

その点において、前景を入れることによって写真を見る人の目が写真の下側に惹きつけてくれる気がしていて。つまり下から上にしっかり目線が動くということです。

上の写真がまさにその例で、『縦構図×前景』は奥行きや高さを強調するのに最高の組み合わせだと感じるんです。

ちなみに、冒頭で『横構図は広さを出すときに〜』という話もしたんですが、広さも出しつつ奥行きを出したい場面では、目線が横にも縦にも動くことをイメージして、横構図で前景を作ることもよくあります。

『前景を入れる写真はありきたり』や『なんでも前に写せばいいってもんじゃない』という意見もチラホラ見かけるんですが、私はこの構図で撮るのも撮られた1枚を見るのもすごく好きなので、そのあたり気にせず構図の引き出しのひとつとしてよく使ってます(*’▽’)

④スマホで見たときにかっこいい

ここまで割と真面目にお話ししてきたので『ん?』と思われたかもなんですが、ぶっちゃけ縦構図で撮ることが増えた1番の理由はコレなんじゃないかと思ってたりします。

さっきもお話ししましたが、私の中では『写真=横向き』というイメージが本当に強くて。写真を始めてほんと長い間ほとんどの写真を横構図で撮っていました。

今回この記事を書くにあたって、なんでそんなに『写真=横向き』のイメージが強かったんだろうと考えてみたんですが、ふと写真を見るツールの変化が理由なのではないかと思ったんです。

というのも、子供の頃の写真がまとめてあるアルバムは横長の写真を入れる前提で作られていましたし、家にある写真立ても横長のものがほとんど。

今振り返ると、私が写真を見るツールは横向きのものばかりでした。

しかし、今は写真を見るのはほとんどがスマートフォン

スマートフォンで写真を見るときって縦持ちのままなことがほとんどですし、横写真よりも縦写真の方が画面にフィットする形で大きく表示されるんですよね。

だから縦写真の方がインパクトがあるように感じられるわけです。

私は自分で自分の写真を見て『うほっw自分の写真カッケーw』とニヤニヤするために写真を撮っているので、普段写真を管理しているスマホでより大きく表示される縦構図写真が自然と増えたように思っていて。

今後また写真を見るツールが変わったら好みや流行りも変わると思いますし、そのときそのときに自分の写真にテンションが上がれるように、幅広い写真を撮れるよう頑張りたいです(*’▽’)

おわりに

私自身写真を始めてかなり長い間横向きで撮ることしか頭になく、縦向きで撮るという発想がほとんどなくて。でも、意外とそういう方少なくないんじゃないかなと思うんです。

縦・横どちら向きで撮った方が良いという話ではないんですが、実際自分の昔の写真を見返して『このとき縦で撮ることが頭にあれば、もっと良い写真・思い通りの写真が撮れたかも…』と思う部分があって。

『縦構図で撮る』ことが選択肢にあるかないかで撮れる写真の幅が変わってくると感じたので、何かきっかけになればと思い、今回あれこれまとめてみました。

この記事がみなさんのカメラライフにとって少しでも何かのヒントになれば幸いです(*’▽’)

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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