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【vol.6】遠くを写すだけじゃない!もっと望遠レンズを使いこなすための2つのポイント

遠くの被写体を綺麗に撮りたくて手にした望遠レンズ。初めて一眼を買うときにダブルズームキットで手に入れた方も多いと思います。

ただ、せっかく買ったものの遠くの被写体を撮る機会ってそんなになくて、使い道が見つからないまま気付けばドライボックスに眠らせている…なんて人も少なくないはず。

私自身写真を始めて間もない頃は『望遠レンズ=遠くのものを写すためだけのレンズ』だと思っていたんですが、実はほかにも活用できる場面がいくつかあることを知ったんです。

というわけで!今回は遠くのものを撮る以外の望遠レンズの活用ポイント2つシェアしてみたいと思います(*’▽’)

遠くを写すだけじゃない!もっと望遠レンズを使いこなすための2つのポイント

1.『圧縮効果』を活用する

皆さんご存知の通り、望遠レンズ遠くのものが大きく写るレンズですよね。

じゃあ近くのものは望遠レンズで撮るとどう写るかといいますと、これまた大きく写ります

何当たり前のこと言ってるんだと思われたかもしれないんですが、実はこれが望遠レンズの大きな特徴。

望遠レンズでズームして撮影すると、遠くにあるものも近くにあるものも同じように大きく写る。

少しかっこいい言い方に変えると、遠近感がなくなるんです。

分かりやすい例で見てみましょう。

上の写真は20mmの広角レンズで撮ったものなんですが、手前(=撮影者の近く)にある木は大きく写り、撮影者から離れている木(=右から4本目)は手前の木に比べて随分小さく写っています。

加えて、木の一本一本が離れて立っている・距離があるように見えるのも注目すべきポイント。この写真をよーく覚えておいてくださいね。

同じ場所で今度は思いっきりズームして撮ってみたのがこちら。

構図の違いは大目に見ていただくとして、着目したいのが手前にある木と右から4本目の木の距離感がかなり近く写っていること。

スマホなどの小さな画面で見るだと分かりにくいかもしれないんですが、距離感が近いことによって離れている木がしっかり太く大きく写っているように感じられると思います。

比べやすいようにひとつにまとめてみました。左が広角・右が望遠なので、真ん中の白いバーを左右に動かしてみてください(*’▽’)

こう見ると、望遠で撮った写真の方が景色がぎゅっと圧縮されたように感じられるはず。

このような『望遠で写すことで遠近感がなくなり、被写体が密集しているように感じられる効果』圧縮効果と呼びます。

そんな圧縮効果を活かすとどんな写真が撮れるかというと、私なりの言葉で表現すると密度の濃い写真が撮れるんです。

例えば上の写真。

天井を彩るキラキラのクリスマスリースを、視線の先にあった大きなツリーを背景に撮ろうとしたんですが、いざシャッターを切ってみると遠近感によってかなりツリーが小さく、そしてイルミネーションのない部分がかなり広く写ってしまいました。

これを圧縮効果を活かして撮ってみると…

どうでしょう(*’▽’)

撮影者側にあるリースも、より遠い場所にあるツリーも同じように大きく写るという圧縮効果を活かすことによって、イルミネーションの密度が濃く、華やかでインパクトのある1枚になったように感じます。

遠近感がなくなるということは、標準レンズで撮るときよりも背景が近くなるということ。

被写体同士の密度を高くするだけでなく、背景のインパクト・印象を強くするアイディアとして有効なのが圧縮効果なんです。

上の写真も、パレードのフロートと背景(副題)のシンデレラ城はかなり距離があるんですが、望遠でがっつりズームすることで、遠近感がなくなり、パレードのすぐ後ろにお城がそびえ立っているように見えますよね(*’▽’)

作例を数枚見ただけでは『圧縮効果ってそんなに使うの?』と思われそうですし、私自身はじめて圧縮効果という存在を知ったときは『使う場面限られてそう』なんて思っていました。

でも実は圧縮効果って望遠レンズに限らず標準レンズでもめちゃくちゃ実感・活用できるポイントで。

肉眼で見たときよりも背景のインパクトが弱い・パースが付いてしまって真っ直ぐ写らないといった場面って少なくないんですが、そういった悩みを解決してくれるのは決まって圧縮効果なんです。

特にその効果ががっつり現れるのが望遠レンズを使ったときなので、望遠レンズの特徴として紹介しましたが、標準レンズでも活用できる・活用したいポイント。

知っているのと知っていないのでは思い通りの1枚が撮れるチャンスが全く異なること間違いなしですよーう(*’▽’)!

2.望遠レンズならではのボケ感を楽しむ

背景がボケた写真が撮りたくて一眼を買ったという人も少なくないはず。

背景をボカすためのポイントといえば、F値を小さくすること

私が一番最初に覚えたカメラの設定がまさにこれで、気付けばもっとF値を小さくしたくてF1.8の単焦点を手にしていました。

F値を小さくすることも背景をボカす上においてはすっごく大切なんですが、実はもうひとつ忘れてはならないポイントが。それが焦点距離の長いレンズを使うことです。

またまた分かりやすい例で見てみましょう。

上の写真は20mmF2.8で撮影したもの。背景が小さくボケていて、キラキラとした印象たっぷりの1枚になっています。

そしてこちらは185mm・F2.8で撮影したもの。同じF値なのにボケが一気に大きくなりましたよね(*’▽’)

撮っている場所・場面が異なっているのであまり良い比較対象ではないんですが、それでも同じF値でも焦点距離が違うだけで背景のボケ方が全く異なることは十分お分かりいただけると思います。

『背景をボカすためには単焦点レンズなどの明るいレンズがないとだめ』と思われがちですが、望遠レンズでもキラキラとした玉ボケや、とろけるような背景ボケを楽しむことができるというわけなんです。

望遠レンズを使うと背景を大きくぼかせる理由は、実はこれまた圧縮効果のおかげ。

これまでの内容のおさらいになるんですが、望遠で撮ると遠近感がなくなり、主題と背景の距離が近くなります。

近くなるということは、それだけ大きく写るということ。これが同じF値でも焦点距離が長いレンズの方がより背景が大きく写る理由なんですね(*’▽’)

ここまで紹介した作例は全て望遠レンズで背景ボケを作った写真ばかりだったんですが、望遠レンズで前ボケを作ることでまた違った表現ができます。

その『違った表現』というのが、奥行きや臨場感を演出すること。

ちょうどひとつ前の記事で『超広角レンズはパースを活かすことで奥行きを演出することができる!』と述べたんですが、実は望遠レンズもまた奥行きを演出するアプローチのひとつなんです。

人の目線は自然とピントが合っているところに引き寄せられると思うので、前ボケを作ることで写真中央・言い換えると景色の奥の方に自然と視線が吸い込まれる。

つまり、前ボケと圧縮効果によって、写真の中の広がりや奥行きを感じさせる1枚が叶うというわけです(*’▽’)

また、人はピントの合っている部分を『自分の目の前に広がる景色』と認識するとも考えていて。

私たちが普段肉眼で何かの景色を見るときって、ぼんやりと周りの景色も視界に入っていますよね。

つまり、ピントの合っていない部分=前ボケを作ることで、景色を実際に肉眼でみているときの視界に少し近づけられる

これが望遠レンズならではの圧縮効果と前ボケで、臨場感ある1枚が叶う理由だと思っています(*’▽’)

もちろん標準域の明るいレンズだからこそ撮れる写真も本当にたくさんあるので、『望遠レンズでボカせるから単焦点レンズはいらない』というわけではありません。

でも単焦点でしか撮れないボケ写真があるのと同じように、望遠レンズでしか撮れないボケ写真もある。

ボケといってもいろんな作り方があることを知っておくと、写真の幅がグッと広がるように思います(*’▽’)

おわりに

さてさて、あれこれ紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

望遠レンズって本当に荷物になるので気軽に持ち出せるものではないんですが、今回紹介した『遠くのものを写す』以外の望遠レンズの使い方を知って、前よりもずっと望遠レンズを持ち出す機会が増えました。

『ゆるカメライフとmegu=広角と魚眼』というイメージが強い気がするんですが、これから望遠にもっともっと力を入れていきたいと考えていまして。また何か良いアイディアを見つけたらシェアしたいと思います(*’▽’)がんばるぞい!

この記事が一人でも多くの方にとって『望遠レンズ持ち出してみよう!』と思えるきっかけになれば幸いです♪

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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