オープン前からずっと気になっていた「ハリポタツアー」こと「ワーナーブラザース スタジオツアー東京 メイキング・オブ・ハリーポッター」。実は約3か月前にチケットを確保しており、やっと先日行ってまいりました。
インスタで「#ハリポタツアー」と検索したところ、ナウいヤング達の間ではホグワーツの制服コスをして写真を撮るのがメジャーな楽しみ方のようだったのですが、私はカメココスをして「なるべく映画のワンシーンっぽく撮る」という楽しみ方をしてきました。
【写真大量】ワーナーブラザース スタジオツアー東京 メイキング・オブ・ハリーポッター
というわけで、豊島区ではなく練馬区にあるとしまえんに到着。前日まで知らなかったのですが、チケットに記載されている入場開始時刻の1時間前から中に入れます。
ツアーに入る前にまずはエントランス横のカフェで腹ごしらえ。映画で見る食堂同様天井に蝋燭が浮かんでいて早くもテンションが上がります。
じゃがいもとラムのひき肉でできたシェパーズパイをオーダー。
ちなみにツアー内にあるカフェの方がグリフィンドールはじめ各寮にちなんだ「ハリポタらしい」メニューがあるのですが、本編入場後1〜2時間歩いた先に位置します。そちらのメニュー目当ての方は諸々の所要時間を計算して入場時刻を決めることをおすすめします。
ということでツアーに入場。各作品の巨大パネルが並べられた空間を通り抜けると、世界各国の映画ポスターが並べられた部屋→施設からの挨拶動画ルーム→キャストからの挨拶動画シアターという流れで案内されます。
動画終了後、キャストがドアを開けると眼の前に大広間が…!というテンションMAXな展開が用意されているのですが、「おお〜〜」と言ってる間に大広間の全体図を撮り忘れるという大失態。でもこれは実際に行って体感してください。
ホグワーツの大広間
気を取り直して、ここからちゃんと撮り始めます。大広間の奥にはダンブルドア先生がいらっしゃいました。両隣には他の先生のマネキン・衣装が展示されています。
長いテーブルの上には見慣れた食器がずらり。今回は24-70mm F4に加えて、小物撮影用にオールドレンズ(Super Takumar 55mm F1.8)も持参したのですが、予想以上に出番が多かったです。
動く階段
先に進むと「動く階段」の空間が。USJとは異なり、こちらは実際に動きます。上の写真もちょうど左の階段が動いているときに撮ったものです。
一部額縁は液晶画面になっていて、専用ブースで撮影した自分たちの動画を流すこともできます。
グリフィンドール・スリザリンの談話室
次のエリアはグリフィンドールの談話室のセット。深めのワインレッドを基調とした落ち着いた空間…という記憶があったのですが、どうやら暗めの照明によってそう見えていたようで、実物はかなり鮮やかな赤色でした。
奥には男子寮の寝室が。4,5年生くらいからキツくないか?と思うくらいめちゃくちゃ小さいサイズ感で驚きました。
お次はスリザリンの談話室。あまり見覚えがないなと思いつつ案内パネルを見ると、こちら映画内ではほとんど登場していないとのこと。革張りソファの光沢にスリザリンのギラギラした雰囲気を感じます。
棚や小物も精密に再現されていて、隅々まで見ようと思うと時間がいくらあっても足りません。
ホグワーツ魔法学校に関わる展示色々
ここからはホグワーツのイベントや教室にまつわる展示が続きます。こちらはおなじみクィディッチのアイテムですね。
これもオールドレンズで撮影したもの。いい意味で主張する背景ボケがファンタジー感を強めてくれるような気がします。
展示エリアの天井もこのこだわりよう。当初「大体2時間くらいかな」と予想していたのですが、見るところ・反応するところが多すぎて、まだ半分にもかかわらず既に2時間を過ぎていました。
お次はダンブルドア先生のラウンジ。カメラにはほとんど映らないにも関わらず、ダンブルドアが過ごしている様子を想像しながら作り込まれたそうです。で、この写真左上の空間にあるのが…
おなじみの校長室です。不死鳥のフィンクスもいます。写真だと伝わりにくいかもなのですが、かなり高さと奥行きがあります。
お次は魔法薬学の教室へ。
ピンクや緑の怪しげな色付きの湯気を出しながら自動でかき混ぜられている鍋もありまして。スタジオ内は展示物に触ることはNGなので皆さん「触らずにいかに実際にかき混ぜているように見えるか」を試行錯誤されていました。
私はその横でひっそりスタンダードな魔法鍋を撮影。
16:9にするとより「映画っぽく」見える気がしませんか?しますね?するんです。
魔法薬学エリアは他の場所と比べて薄暗く間接照明メインなこともあってか、雰囲気を出して撮りやすい印象を受けました。
ホグワーツエリアは各作品のキーパーソンとなる先生達の衣装も盛りだくさん。見応えがありすぎて胃もたれ状態になりながら「禁じられた森」を抜けて…
バタービールをキメます。飲むと喉が渇く味だと分かっていながら、やっぱり飲んじゃう。
冒頭で触れた「各寮にちなんだメニューがあるカフェ」があるのもここ。我々がご飯を食べてからここまで来るのに2時間以上かかっているので、「こちらのメニューが目当てなら計算して入場時刻決めた方がいい」と書いたのでした。
のんびり写真を撮っていたからそんなにかかっただけではと思われるかもなのですが、動く肖像画になる・箒に乗る・守護霊を出すなどの体験系ゾーンの大半を行列を理由にスルーしているので、おそらく写真メインでなくてもこれくらいかかると見ておいていいかと思います。
9と3/4番線
多くの人がイメージしていた角度と逆から撮ったホグワーツ急行です。
この日は平日だったのですが、何かと待機列が長く、ホグワーツ急行のお決まりの角度を撮るのにも何回も待機列が折り返しになっていたので諦めました。なお、このエリアの前にダーズリー家もあるのですが、そちらも同様の理由でスキップしています。
駅構内にはおしゃれなショップも。
目の前にあった商品を「トイレットペーパーホルダーかな」と言いながら手に取っていたら、後ろからスッと現れた店員さんに「鍋つかみです…」と囁かれて非常に恥ずかしかったです。皆さんも鍋つかみとトイレットペーパーホルダーを間違えないようにお気をつけください。
魔法省
セットの作り方を解説する展示を楽しんだ後は、魔法省のエリアへ。こちらは本国・イギリスのスタジオツアーにもないセットで、しかもリアルサイズとのこと。
映画で見ていた「テカテカ」感が本当にそのままで大感動。
写真に残している場所以外にも、セットの作り方や音響技術などの展示が数多くあるこのツアー。ほぼCGで作られた世界だと思いながら映画を見ていたのですが、ここまで実体として作り込まれていたとは…と本当に感動しっぱなしでした。
ダイアゴン横丁
最後のメインはダイアゴン横丁。照明が変化し、昼と夜の2つの景色が楽しめます。
USJにもあるオリバンダーの杖の店。スタジオツアーでは中に入ることはできませんが、ガラス越しでも室内までしっかり作り込まれているのがわかります。
上の写真の右には「ゆるカメライフ的ハリポタ好きな敵キャラランキング」第1位のロックハート先生の写真がありました。載せきれなかったお店の外観もどれも本当に素敵でした。
ダイアゴン横丁を過ぎると再び小道具の展示があり、最後にホグワーツ城のジオラマを見てツアーは終了です。
おまけ:映画っぽく撮るためのコツ
最後に写真ブログっぽいことを書いておきますと、今回撮り歩いてみて感じた「ハリポタツアーを映画っぽく撮るためのコツ」は次の3つです。
- マネキンは極力写さない
- 撮る角度を意識的に低くしてパースが付かないようにする(もしくは射影変換する)
- 色調補正をしっかりする
1,3は撮る前から分かっていたのですが、2は写真を見返していて気付いたポイント。パースが付いていると「セットの中にいる」というより「セットを傍観する人」みたいな目線で撮れてしまうのが原因かなと個人的には思いました。
また手前味噌で恐縮ですが、色調補正に関しては今回も自分で作ったこのプリセットが大活躍でした。ご興味あればぜひ。
おわりに
入場してこの最後のジオラマエリアを抜けるまで所要時間なんと5時間。2時間分くらいの体力しか準備していなかったのと、子供のように常にテンションMAXだったこともあり退場する頃にはヘトヘトになってました。本当に楽しかったです。
この記事も想定外の長さになり、ここまで読んでくださっている方がどれだけいるのかちょっと不安ですが、もしいらっしゃったらここまでお付き合いいただきありがとうございました!