私がフルサイズを買った理由と、いつかはフルサイズ!と思っている人に伝えたいこと

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私がD5500を買って一眼レフ生活を始めてからもうすぐ丸1年。

いやぁこの1年いろんなことがありました。一眼レフ片手に国内海外色んな場所に行きました。必修科目の期末試験を寝ブッチしました。そしてフルサイズを買いました

APS-Cで写真を楽しんでいるけれど、フルサイズ機も気になってきた。けれど実際フルサイズってどうなの?と思っている人もいると思うんです。

というわけで、今回は私がフルサイズを買った理由と、いつかはフルサイズ!と思っている人に伝えたいことをまとめてみたいと思います(*’▽’)

私がフルサイズ購入を考えたきっかけ



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私が一眼レフデビューに選んだのはNikon D5500でした。当時は細かい『撮りたいもの』は決まっておらず、とりあえず写真を趣味にしたいという状態からのスタートでした。

D5500がまあもう本当に使いやすいカメラで、大きさからその性能までピッタリ自分に合っていたこともあり、すっかり写真にハマった私。

D5500を手にして1年が経ったので、その魅力を思う存分語り尽くしてみる!

カメラ片手に色んな場所に出かけて色んなものを撮るうちに、ちょっとずつ自分が撮りたいものが見えてきたんですね。そしてそれら撮りたいものをより快適に、より綺麗に撮るには何が必要なのかを考えた結果、
  • 高感度での撮影
  • レンズの幅をもっと広げたい
の2点に行き着きました。
もっと高感度での撮影がしたい
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カメラにはそれぞれISO感度上限が設けられていますが、それとは別にノイズの発生の許容範囲といいますか、私の常用ISO感度みたいなものを各々なんとなく持っていると思います。

D5500時代の『私の常用ISO感度』は最大ISO1600だったんです。それもLightroom等でノイズ除去をすることが大前提。

私がAPS-C機になくてフルサイズにあるものとして一番うらやましかったのは、圧倒的な高感度性能でした。というのも、私が撮り続けるうちに夜に手持ち撮影がしたいと思うようになったからです。

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勿論三脚を構えてじっくり撮るのも好きなんですが、いつでもどこでも三脚が立てられるわけではない。私は旅写真が好きなのですが、海外に行って夜景を全て三脚を立てて撮るのは現実的ではないですし、大好きなディズニーは三脚の使用が禁止。そう考えると私には高感度耐性が何よりも必要だったんです。
レンズの幅を広げたかった
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実は私がフルサイズ購入を考えるきっかけは、レンズからの促しが結構大きかったんです。

それがAF-S NIKKOR 20mm f/1.8G EDAPS-C機であるD5500に着けると換算30mmになってすごく使いやすかったんですが、使い勝手よりもその描写力に驚いたんです。

軽くて使える超広角単焦点!AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G EDの魅力を語ってみる。

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今でもお気に入りの、D5500×20mm f1.8の組み合わせで撮った1枚なんですが、光芒の美しさたるや。一気に光芒フェチへの階段を駆け上がりました。

20mm f1.8はナノクリスタルコートという加工が施されていて、逆光に強いとは聞いていたんですが、こんなに綺麗に写してくれるとは思っていなくて、ここで初めてレンズを変えると写真が変わることを実感したんです。

そしてそれと同時に、D5500で使ってもこんなに綺麗なのに、このレンズをフルサイズで使ったらどうなるんだろう…?と興味が湧き始めました。完全に沼です。よいこはマネしちゃいけません。

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20mm f1.8のせいでおかげでレンズ沼に入った私。その後色々調べていくと、世の中には本当にたくさんのレンズがあるんですね。ほんとレビューを見ているだけでワクワクします。

フルサイズでは今あるAPS-C機専用レンズが使えないことを知って以来、この20mm単焦点をはじめとして、将来引き継げるようにとフルサイズ対応レンズを購入していたのですが、やっぱりフルサイズ対応のレンズはいつかはフルサイズで使いたいフルサイズで使うからこそ見えてくる魅力があるはず。

今持ってはいないけれど気になっているレンズも、フルサイズで使うからこそ魅力的なんだろうなぁと考えると、フルサイズ機にした方が使えるレンズの幅が大きく広がる

そしてレンズの幅が広がるということは、写真の幅が広がる。こんな気持ちが日に日に大きくなっていました。

実際フルサイズに乗り換えてみてどんな変化があった?

そんなきっかけから少しずつフルサイズを意識し始め、D750というフルサイズ機を手にした私。

D5500を愛する私がD610・D750・D810の選択肢からD750を選んだ理由

ここからは実際にフルサイズを使ってみて感じた変化や、フルサイズのメリット・デメリットを書き出してみようと思います。
減った!ノイズが減った!
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私がフルサイズ機を買う理由のひとつだった高感度での撮影

D750を使い始めて、かつてISO1600がマックスだった『私の常用ISO感度』は今や3200だろうが4000だろうがビクともしない。3200や4000でも勿論ノイズは一定量出るんですが、現像時のノイズ除去でツルッツルに処理できる程度。

間違いなく最も目に見えて『さすがフルサイズ!』と思えるポイントだと思います。
写真を立体的にしてくれる、豊かな明暗表現
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どこで撮った写真でも、その1枚の中にはが同時に存在します。

その光の部分が明るすぎたり、影の部分が暗すぎたりすると、光の部分は真っ白になり影の部分は真っ黒になることがあります。これらを白飛びや黒つぶれと呼ぶのですが、この白飛びしない限界から黒つぶれしない限界までの幅ダイナミックレンジと呼びます。

あんまり細かいことは知らないのですが、それでもD5500で撮るものよりも、D750で撮ったものの方が明暗表現、そしてつぶれたり飛んでしまいそうな部分の細部の描写までしっかりなされているように感じます。

…といっても普段見ているようなモニターではすごくハッキリそれを見て取れるわけではないのですが、でも確かに写真に繊細さが増しているように感じられる。これも使い始めてから知ったフルサイズ機のメリットの一つです。
レンズとの組み合わせで、撮れないものはもう何もない!
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フルサイズを検討し始めた頃にその存在を知った大三元レンズ

14-24mm,24-70mm,70-200mmの全域F2.8通しで撮れるという3本のズームレンズのことなのですが、ズームレンズとは思えない描写力の持ち主

私の大切な相棒!AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDの魅力を語ってみる

APS-Cでこれを使おうとしても35mm換算によって少し中途半端な焦点距離域になってしまうので、このレンズを標準ズームとして相棒に出来るのはフルサイズだからこそ。

大三元以外にも銘玉と呼ばれるレンズは世の中に沢山ありますし、フルサイズだからこそその特性・魅力を100%味わえるレンズもあります。

使えるレンズの幅が広がると、写真の幅が広がる。高感度だったり、豊かなダイナミックレンジなどといった要素と、これらの個性的なレンズを組み合わせることで撮れないものはもう何もない!そんな気持ちになれます。

フルサイズのデメリット

ここまで書いたことだけ見ると、APS-C機に対してフルサイズ機が圧勝しているように思えるんですが、もっと広く見るとフルサイズ機にもデメリットがあります。ちょっともう少し掘り下げてみましょう。
とにかく重い、とにかく大きい
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APS-C機にも重いボディはあるんですが、フルサイズ機はそれ以上に重く、そして大きい

ボディは勿論のことながら、フルサイズ対応のレンズもまた重いものが多い。フルサイズにしてからどんどん荷物が重量化しているのを感じます。

以前使ってたD5500は、大学の帰りにどこか寄りたいと考えている時にも気軽に持ち出せたのですが、フルサイズ機はその重さと大きさゆえに『よし撮るぞ!』と思う時しか持ち出す気になれないのが本音です。

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私自身、ここ最近はどこか狙いの風景を定めてから撮りに行くというスタイルが定着しているのでそれでいいのですが、ふらっとどこかへお散歩する時や、旅行の時に気軽に持ち出して撮るというのが難しくなるので、この重さと大きさはデメリットだと感じます。
レンズが高い
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フルサイズ機は最低でも10万円は超える非常に高価なもの。

一般人なら相当高いと感じる値段ですし、私自身もそう感じる一人なのですが、ボディだけあっても写真は撮れないですし、当たり前ですがレンズが必要です。

特にAPS-C機からステップアップという形でフルサイズデビューを考えている方の場合、持っているレンズのほとんどがAPS-C機専用レンズで、フルサイズ機を買う時にレンズもセットで買わなきゃいけないという人も多いと思うのですが、フルサイズ対応のレンズはAPS-C専用レンズよりさらに高いものが多いのがデメリット。

ただ、そうはいってもフルサイズ対応でお値段控えめのレンズも確かにあります。そしてその中にはお値段以上の性能を持つ素晴らしいレンズもきっとあるでしょう。でも私はせっかくボディにこだわるなら、やっぱりレンズもこだわるべきだと思うんです。

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以前レンズにお金をかけるべきか、ボディにお金をかけるべきかという記事で、レンズこそが写真を変えると結論付けたんですが、フルサイズであっても良いレンズがないと写真ってつまらないと思うんです。

D750などに搭載されているDXクロップという機能を使えば、手元にあるAPS-C用レンズを使うことはできます。ただ、それだとフルサイズ機を手にした意味が半減してしまう。

フルサイズ機に手を出そうと思うくらいだからある程度お金は準備している!という人は多くいらっしゃると思いますし、それが一番なんですが、とりあえずボディを買う資金はある!いざフルサイズ!という状態で購入を決めると、レンズ不足から『APS-C機時代の方が楽しく写真できてたかも…』と感じる可能性も否定できません。

いつかはフルサイズ!と思っている人に私が伝えたいこと

これまで述べてきたように、メリットもデメリットもあるフルサイズ

でもやっぱり写真を趣味とする人なら、誰でもいつかは手にしたいと思う憧れの存在じゃないですか。

最後に、いつかはフルサイズ!と思っている人がスムーズにフルサイズデビューするために必要だと思うことを、私自身のフルサイズデビューの実体験を踏まえてまとめていきたいと思います。
フルサイズを意識したレンズ選びを心がけよう
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スムーズにフルサイズデビューをするために私が一番大切だと思っているのは、フルサイズへ引き継げるレンズ資産です。

以前私がD5500のためのレンズを選び直すとすればどれ?という記事を書いたんですが、その記事の中でフルサイズ対応APS-C専用かどちらを買うべきか悩んでいた35mmの単焦点フルサイズデビューして35mm単焦点が気になり始めた時、あの時DXレンズではなくフルサイズ対応の方の35mm F1.8買っとけばよかったかなぁと思ったことが実際にありました。

ただ、NikonのAPS-C専用35mm f1.8は、安価で手の出しやすさがウリのレンズだと思いますし、あの手の出しやすさがあったからこそ写真にのめり込めたので、後悔は全くないんです。

それに、APS-C専用35mm単焦点は27000円に対して、フルサイズ対応35mm単焦点は59000円。先ほど書いたように、やっぱりフルサイズのレンズって高い。

レンズ選びの完全初心者だった当時の私が、後者のフルサイズ対応の35mm単焦点に手を出せていたとは思えません。だってあの頃はフルサイズはおろか35mm換算すら曖昧でしたし。なんて初々しい。

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ただ私の35mm単焦点のように1,2本目のレンズ買い足しなら、お手頃なAPS-C用を選んでフルサイズ移行後使えなくなってもそんなにダメージってないと思うんですが、3,4本目…と買い足していって、いざフルサイズ!となった時にそれら全てがフルサイズでは使えないとなると勿体ない気がします。

3,4本目まで買い足しが進む頃には自分の撮りたいものもなんとなく見えてきているでしょうし、ちょっとずつレンズ1本1本のお値段も上がってくるではず。使えないとますます勿体無いですよね。

遅くても早くてもいつかはフルサイズデビューと考えているのであれば、フルサイズに引き継げるレンズ資産を意識することがすっごく大切だと思います。

…と言われてもいまいちピンと来ない方もいるかもしれないので、具体例を出してみます。
APS-Cで使いやすい、フルサイズでも使える焦点距離
私が最初に手を出したフルサイズ対応のレンズである20mm F1.8。このレンズは、D5500時代に私が35mm近辺で使える単焦点が欲しいと思い購入を検討し始めたんですが、この時既に頭にはフルサイズの文字がうっすらとあったんですね。

20mmのレンズはAPS-Cで使うと30mmになりますが、フルサイズで使うと当たり前ですが20mm、立派な広角レンズです。

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広角単焦点って初心者の私からしたらかなり特殊なレンズですし、フルサイズ移行後にわざわざ手を出すとは考えにくい。けれど、APS-Cから引き継ぐ形で手元にあったらこれ結構面白いんじゃないかなと思ったんです。

実際フルサイズに移行した今、予想していた以上にこのレンズは大活躍してくれています。

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フルサイズに引き継げるレンズ資産というと、どうしてもフルサイズで使いやすいものを選ぼなければいけないように思えてしまうかもしれません。

ただ、私が考えるフルサイズへ引き継げるレンズ選びは、あくまで今使っているAPS-C機にとって最も使いやすいものを選ぶべきで、フルサイズでどんな感じで使えるか・使いやすいかという点はそんなに意識すべきポイントではないと思ってます。

つまり真に意識すべきは単純にフルサイズに対応したレンズかどうかという点だけでいい。とりあえずフルサイズ移行後に使えないレンズを減らすことだけ意識すれば良いかなと感じます。

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とはいっても、『なんとしてもフルサイズ対応のレンズを買わないと勿体無い!』と頭でっかちになり過ぎると失敗してしまうこともあります。その代表例が超広角魚眼です。

まずセンサーサイズの大きさの関係上、APS-Cは広角が苦手です。

例えばAPS-Cのキットレンズの広角端によく採用されている18mm。フルサイズで18mmのレンズっていうと超広角に分類されますが、そのフルサイズの18mmレンズをそのままAPS-Cに着けると35mm換算によって27mmになり、まったく超広角ではなくなってしまいます。

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私がD5500時代に購入したフルサイズ対応の魚眼レンズ、SIGMA 15mm F2.8 FISHEYEもこの例のひとつ。

これもフルサイズで使うとバッチリ魚眼で最高にクールなレンズなんですが、APS-Cだと換算約22mmになってしまい、全くと言って良いほどD5500では魚眼効果が得られなかったんですね。

これらの例のように、APS-Cで快適に撮れるように設計されたAPS-C専用レンズの方が適している場合というのも結構あります。紹介した通り、超広角魚眼は特に注意が必要です。

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APS-Cのレンズばかり揃えていても将来的に勿体無くなるかもしれないし、かといってフルサイズ対応のレンズがAPS-Cの使用に適してないこともある。現実的にはAPS-Cを使っている段階でフルサイズ向けのレンズ資産を作るってかなり難しいと思います。

いつかはフルサイズ!と思っている人に必要だと思うことは、欲しいレンズが現れたら、フルサイズ対応のラインナップにもしっかり目を通すこと。せっかく買うわけですし、末永くお付き合いできるレンズと巡り合えるよう、いろんな目線から選んであげるのが一番大切だと思います(*’▽’)

おわりに

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写真を趣味にするならいつかは手にしたいフルサイズ

メリット・デメリットをしっかり押さえた上で、レンズ資産をAPS-Cを使っている段階からしっかりと考えてあげるだけで、随分とスムーズにフルサイズ移行が出来ると思います。

ゆるカメライフはみなさんのフルサイズデビューを応援しています(*’▽’)

最後まで読んでいただきありがとうございました!