D5500を愛する私がD610・D750・D810の選択肢からD750を選んだ理由


もっと写真を極めたい、そう考えるの多くが一度は憧れるフルサイズ。Nikon D5500を手にしたことで写真の世界に一気にのめり込んだ私も、自然とフルサイズを意識し始めた一人です。

その憧れはやがて『フルサイズを買おう!』という決意に変わり、私のフルサイズ選びが始まりました。

D610・D750・D810…D5500を愛する私が選ぶのはどれだ!


私が『フルサイズを買おう!』と真剣に考え始めた2016年2月頃、Nikonから発売されているフルサイズは次の5台でした。
  • D4S
  • Df
  • D810
  • D750
  • D610
このうち、D4Sそして今発売されているD5は、フラッグシップ機と呼ばれているニコンのフルサイズの最高峰と言えるカメラ。ヨダレが出そうになるくらい高いスペックを持つカメラなんですが、お値段が心臓が飛び出るほど高いので候補から光の速さで候補から外れます。

また、Dfはクラシカルな見た目がおしゃれで、オトメゴコロをくすぐる一台。ただ、操作性がちょっと特殊なため、こちらも候補から除外しました。

そんなこんなで私の中で残った候補はD810D750D610の3つでした。

D610・D750・D810ってどんなカメラ?

同じニコンのフルサイズでも、お値段やスペック・仕様がそれぞれ異なるこの3つのボディ。早速ひとつひとつ検討していくことにします(*’▽’)
D610
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まずはD610から見ていきましょう。2013年9月に発売されたモデルで、今回比べている3つの中で最も安価なボディです。

フルサイズってボディも高いんですが、フルサイズ対応のレンズがまた高い。また、今までAPS-Cで撮っていた場合、標準レンズをはじめ多くのレンズを買い換えることになります。フルサイズへの移行はボディ以外にも結構お金がかかるんですね。

でもレンズがなければ写真を撮ることができませんし、せっかくフルサイズで撮るなら良いレンズを使いたいもの。レンズ交換が好きな私にとっては、ボディの値段を少し抑えて、浮いた分のお金をレンズに回すというのはすごく良い選択肢のように思います。

ただ、私の候補からは最も早く外されてしまったD610。その理由はD610の持つ高感度性能にありました。


私が『フルサイズを買おう!』と思った理由のひとつは、高感度での撮影を容易にしたかったから。

ディズニーや観光地など三脚が使えない場面で撮ることが多く、高感度で撮る機会も頻繁にあるので、今よりもノイズを気にせず快適に高感度撮影を楽しみたかったんですね。

そして気になるD610の高感度性能は、ISO上限がISO6400。拡張すればISO25600まで上げることができます。ただ、これだと私がずっと使っていたD5500と高感度性能が大きく変わらないんです。

もちろんセンサーの大きさの違いによって、ノイズの発生具合などは異なるとは思うんですが、この後に紹介するD750・D810と比べてみても、D610の高感度性能は高いとは言えません。


また、フルサイズは本当に高い買い物ですし、一度買ったら限界が来るまで使いたい。

ただ、D610はちょっと古いモデルなので、いずれ新商品が出たときに『もうちょっと待てばよかったかも』と思ってしまう可能性も否定できないように感じ、D610は私の候補から外れました。
D750
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D610から約6万円ほど高いD750。その差額の6万円にはどんな意味があるのか気になりますよね。

まずD610を候補から外すきっかけとなったISO感度は、常用は12800まで、拡張するとISO51200まで上げることができます。また51点AFと、D610そしてD5500の39点AFよりもグレードアップ。

これ以外にもD750にはD610にはないものが採用されています。それが可動式液晶内蔵Wi-Fiです。


可動式液晶とは、文字の通り動かすことができる液晶画面で、Wi-Fiは一眼レフで撮った写真をパソコンを介さずにアプリを使ってスマホに直接転送できる機能のこと。

可動式液晶にもいくつかタイプがあって、D5500はバリアングル液晶D750はチルト液晶という可動式液晶を採用しています。

上の写真はD5500のバリアングル液晶なんですが、ぱかっと開くと液晶が自由自在にくるくると回せるようになり、自由自在に角度を変えることができます。一方、チルト液晶は、バリアングルまでは可動域が広くはないんですが、液晶の角度を上下に動かすことが可能です。


D5500を実際に手にするまではこの可動式液晶がどれだけ役立つものなのかイマイチピンと来てなかったんですが、これがものすごく便利。

地面すれすれで撮る時や、テーブルフォトをお皿と同じ高さから撮りたいときや、低いところから被写体煽るように撮りたいとき、そして三脚を使うときにわざわざ撮影者自身が姿勢を変えなくて良いので本当にありがたい。

実際に可動式液晶を使ってきた人間だからこそ、これが採用されているのはD750のかなり魅力的なポイントだと感じます。


Wi-Fiに関しては、フルサイズにWi-Fiが必要なのか疑問に思われる方も少なくないと思います。フルサイズを意識する人の中には、RAW現像をしている方が多いでしょうし、写真の編集・管理は基本的にPCになりますしね。

ただ、D5500もWi-Fiを内蔵しているので私自身何度もカメラから直接写真を転送してきたんですが、個人的にはフルサイズであってもないよりはあったほうが便利だと思いますし、不要な機能だとは感じませんでした。


また、D750はモノコック構造というなんかすごそうな技術を採用したことでボディの薄型化に成功したのだとか。それだけでなく、他のフルサイズと比べてグリップが深く作られていて握りやすさが重視されています。

実はD5500もこの深いグリップを採用していて、この握りやすさのおかげで実際の重さよりもカメラが軽く感じられ、どこにでもカメラを持ち出すようになったので、この点にはちょっと親近感があります。

可動式液晶やWi-Fi、そしてグリップの構造などなど、個人的にD5500に似ているフルサイズのように感じます。
D810
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最後はD810。D750より約9万円ほどお高いんですが、それもそのはず。D610が2426万画素、D750が2432万画素に対して、D810はななななんと3635万画素なんです。

画素数は高ければ高いほど良いというわけでもないそうなんですが、でも風景などを撮ると高画素機の良さはしみじみと感じるものなのだとか。

普段風景や夜景などを撮っている私としてはめちゃくちゃ魅力的ですし、D5500で撮る写真とはまた違った世界を覗けそうな一台

画素数以外の要素もチェックしておくと、ISO上限51200・51点AFとこのあたりはD750と同じで全く不足なし。シャッタースピードの最高速度は1/8000秒と、D750の1/4000秒を上回っています。

なお、D750にはあった可動式液晶や内蔵Wi-Fiは採用していません。


シャッタースピードの最高速度が速いことのメリットのひとつが、日中であってもF1.8やF1.4といった明るさで撮れること。

フルサイズはボケやすいなんてよく言われたりしますし、フルサイズを手にしたら今まで使ったことのないF1.4などの明るいレンズも使ってみたいななんて考えているんですが、日中にF1.4などで撮ろうとすると、1/4000秒でも露出過多になることもあるのだとか。

シャッタースピードをさらに速くD810ならそんな心配もなさそうですし、これは私にとっては嬉しいポイントです。

D810寄りでスタートした私のフルサイズ選び


ここまで3つのカメラを見てきたんですが、あれこれ考えていくうちに私が最初に惹かれたのはD810でした。その理由は、D5500にないものをたくさん持っているカメラだから。D750もかなり魅力的だけど、せっかく買うならD810かな〜と考えていました。



ただ、お店で実機を触ってみたり、色んな方のレビューを見ながらD750とD810を細かく比べていくと、私の中で気になる点が2つあったんです。
9万円の差額によって私にどれほどのメリットがあるのか

フルサイズは高い買い物。せっかく買うなら多少予算をオーバーしても心から納得できるカメラが欲しいと思ってはいるものの、9万円の差額はかなり大きい

D610とD750も差額6万円なんですが、高感度性能の向上や、可動式液晶やWi-Fiの採用その他諸々いろんなものが追加されていますし、D750が6万円高いのは納得。そしてその差額を払う意味がしっかりと自分の中で感じられていました。

ただ、D750とD810の約9万円の差を改めて考えてみると、ほとんど画素数における差のみだと感じて。そして、今の私にD810の持つ高い画素数を活かせないように思えてきたんです。


先ほど『風景などを撮ると高画素機のすごさが分かるらしい』と書いたんですが、風景を撮って、それを大きなモニターに表示して鑑賞したり、引き伸ばして印刷するのであれば、高画素の恩恵をものすごく感じられると思います。

ただ私の場合、写真はノートPCやスマホで管理していますし、写真の印刷も年に数回雑誌サイズのフォトブックにまとめる程度。私の写真の楽しみ方を改めて考えてみると、D810のせっかくの高画素を持て余してしまうような気がしてきたんですね。


また、高画素機にはメリットだけでなくデメリットもあります。そのひとつがデータの大きさ

画素数が高くなるとデータも大きくなりますし、RAW現像をするときのパソコンへの読み込みが遅くなったり、今使っているHDDでは容量不足の可能性もあります。いずれはそれらを買い換えることも検討しなくてはならないかもしれません。

ただ、私がそこまでして高画素機を使いたいかと聞かれると、正直なんとも言えない気がしてきたんです。

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そう考えると、約9万円上乗せしてD810を買うよりも、D750を買ってその差額で1本レンズを買う方が私のカメラライフは充実するんじゃないかと思えてきたんです。

9万円あればレンズ1本買えますし、レンズを変えると写真が変わることはこれまでも実感してきたこと。せっかくフルサイズを使うなら、今まで以上にいろんなレンズで撮ってみたくなるとでしょうからね。
私にとっての『良いカメラ』とはなにか

フルサイズを買うぞ!と思い立ってからいろんなカメラをじっくり検討してきましたが、どれも本当に良いカメラです。

D810は今回私の候補に挙がった3台のうち、最もお値段が高いですし、持っている性能も一番上と言って良いと思います。そういった意味では、今回検討した中で一番『良いカメラ』と言えるかもしれません。

でも、本当にそれが私にとってベストな、私に合っているという意味での『良いカメラ』とは限らないと思い始めたんです。


これを買う!と決めるまでお店で数回D810とD750の両方を触ったんですが、私の感覚としてはD810のボディの方がちょっと横長で、D750の方が全体的にコンパクト。それにグリップの深さが合わさるとD750の方が私の手には持ちやすくて。

ディズニーだったり旅行だったり、いろんなところをカメラ片手に歩くことが好きな私にとって、カメラの持ち出しやすさや機動性はすごく大切なポイント。カメラのスペック等だけでなく、それらの面も満たしたカメラが私にとって『良いカメラ』だと思うようになったんですね。
選ばれたのはD750でした

あれこれ悩んで悩み倒して、私が選んだのはD750でしたーーー!!!わーぱちぱち!

ここまで書いてきた感じだと、かなりD810寄りだったのは一瞬で、かなり早い段階からD750に気持ちが傾いていたように読めると思うんですが、ぶっちゃけるとポチる直前まで『やっぱD810かなぁ…』と言いまくっていて、実際それで何度か購入を見送ってました(゚∀゚)

悩みまくって手にした一台とあって、すっごく愛着のある一台。

私なんかがフルサイズ持って良いのかな・使いこなせるんだろうかと思う部分もあるんですが、このカメラの持つ力を最大限引き出してあげるために、もっともっと上手くなれるよう頑張りたいと思います(*’▽’)

おわりに


写真を趣味にして、いつのまにか憧れるようになったフルサイズ。高い買い物だからと今までで一番と言って良いほど真剣に悩んだんですが、今振り返るとその時間もすごく楽しかったなと思います。

この記事がみなさんのフルサイズ選びに少しでもヒントになれば幸いです(*’▽’)

最後まで読んでいただきありがとうございました!