Apple信者の自覚はないのに気付けば身の回りの品がみんなリンゴになっている人です、どうもこんにちは。
さて、先日約4年連れ添ったiPhone11からiPhone 15 Proに乗り換えまして。先日ハリポタツアーに行った際に、Z6Ⅱでの撮影と並行してカメラ性能を思う存分試してきました。
というわけで、今回は「普段一眼で撮っている人間がiPhone15 Proで写真を撮るとどうなるか・一眼と比較してどれだけ楽しめるか」という観点で色々述べていきたいと思います。
なお、一眼で撮った方の撮影記は下からどうぞ。こちらは展示の詳細にもしっかり触れてます。
注意書きがない写真はすべてiPhone15 Proで撮影したものです。なお、一眼で撮った写真同様「作品」として仕上げたいため、軽い色調補正・傾き補正は行っています。
一眼歴7年生、iPhone15 Proのカメラ性能に圧倒されるの巻
暗所耐性とか画像処理性能とかヤバすぎん?
ハリポタツアーの超序盤にある、映画ポスターが壁一面に飾られた薄暗い部屋。液晶パネルもあるので、暗いわ明暗差はあるわでカメラにとっては嫌なシチュエーションにも関わらず、全くの無加工でこのクオリティ。泣く。
この暗さだと昔のiPhoneだったらノイズでガビガビになっていたと思うのですが、見ての通りつるっつる。それでいて液晶モニターの白飛びもなく、カメラ性能と画像処理性能の両方に初っ端から衝撃を受けました。
ちなみに、Z6Ⅱで撮影・レタッチしたものがこちら。もう2つ並べて「どちらが一眼でしょうか」と聞いてももう分からないレベルにまで達しているなあと感じました。
ズームを躊躇しない、それは撮影を躊躇しないこと
これまで私が使ってきたiPhone11はデュアルカメラだったため、ズーム写真に関しては「記録写真」の域を出ないクオリティでした。で、今回トリプルカメラのズーム性能を初体験したわけですが、いやーーーやばいっすね、これ。
デジタルズームの写真ってトリミングと大差ないので画質が悪くなってしまうものですが、iPhone15 Proはトリプルレンズは光学ズーム。画質劣化を感じることなく思いっきりズームできます。
さて、いきなりですがホグワーツの校長室です。今24mmなので、この位置から77mmまでズームして右の赤い鳥(フィンクス)を撮ってみます。
それがこちら。ブログに載せる以上どうしても画質を圧縮せざるを得ないのがもどかしいのですが、さっきの写真から大きな画質劣化が見えないのは分かるかと思います。
「いい写真はいい構図から、そして構図は被写体の取捨選択が大事」と考えているので、作品を撮るにあたってはズームは必須だと思っていて。
これまではデジタルズーム故の画質劣化が気になってズームを躊躇し、結果スマホで撮ることそのものを躊躇してしまっていたのですが、もうその時代は終わったなと感じました。
ちょっと話が脱線しますが、ここで同じ場所でのZ6ⅡとiPhone15 Proの写真比較も行っておきましょう。
冒頭にも述べた通り、今回は性能比較ではなく「一眼ユーザーがiPhone15 Proでの撮影をどれだけ楽しめるか」という観点で書いているので、iPhone15 Proでの写真も画質に影響が出ないことを考慮して軽く色調補正はかけています。
レタッチの自由度はダイナミックレンジが広いデータでRAW現像ができる一眼に軍配が上がるので、写真を作りこむと「やっぱ一眼で撮った方が綺麗」と感じます。美は細部に宿ると言いますか。言い換えると、作り込まない人にとっては「マジで違い分からん」というレベルだと思います。
ズーム性能とポートレートモードでさいきょうになれる
「iPhone11時代と比べて、なんでこんなに撮っていて楽しいんだろうか」と考えていたのですが、一眼を使う時と同じ流れで撮れるからだと気付きまして。
そのカギは2つあって、ひとつは先程述べたズーム性能。もうひとつはポートレートモードです。
iPhone11にもポートレートモードはあったものの、被写体と背景の境界線に不自然さを感じることが多々あり、あまり使っていませんでした。…が、今回使ってみてあまりの自然さにびっくりしました。
ズームして被写体を取捨選択して、F値でボケ感を調整して写真の主題が明確になるようにする…というのは、一眼での撮影における基本の基本だと思うのですが、このポートレートモード性能ならそれと全く同じムーブができるわけです。
7年で身体に染み付いた撮り方をスマホでもできるのですから、そりゃ楽しいはずです。
細かい話はいいからとにかく俺の写真を見てくれ
ここまでガジェットブロガーのような少し評論っぽいような書き方をしてきましたが、この記事は私の中のアーニャ・フォージャーが「あたらしいiPhoneのカメラすごかったからみんなみろ」と書き始めたものなので、細かい話は終わりにしてもう写真載せさせてください。
冒頭で「写真の明暗差補正性能もすごい」と述べましたが、上の写真中央の電球・窓ガラスも撮って出しからこの状態で補正されていました。
デフォルトでハイライト-100みたいな感じなので、わざとらしく感じる方もいるかもですが、白飛びしているよりは確実によいので私は素直に感動しました。
一眼でも悲鳴を上げかねないシチュエーションでも度々撮ってみました。こんな暗所でもここまで綺麗に撮られたらもう惚れてまうやろ。
最初から画像補正が機能するからか、ぶっちゃけiPhoneの方が撮りやすかったです。
うん、もうもはや撮れすぎて怖い。
全人類「写真が趣味」って言っていいぞ
私が写真を始めた7年前、「カメラを買わないと写真が趣味と名乗れない」と思っていまして。今も同じ考えの方は少なくないのではないでしょうか。
当時の私が使っていたのはiPhone7で、既に一眼不要説は出ていました。ただ、ズーム性能・ボケなどにはまだ課題があり、「こだわって撮る」という意味で写真を趣味にするには、一眼は確かにマストアイテムでした。
が、今回あれこれ撮ってみて、7年前の私が考えていた「こだわって撮る土台」には既に立っているようなレベルだなと感じまして。
「全人類『写真が趣味』って言っていいぞ」という見出しは、スマホを持っていれば「写真が趣味と名乗れる状態」になっているぞという意味で書きました。主語がデカいのはキャッチーだからですが、ウン十年後に世の中のスマホカメラが全部このレベルになっていたら全人類総カメクラ時代も来るかもしれませんからね。
おわりに
今回の感想を一文でまとめると「24時間365日写活ができる状態になったな」です。
これまでだと、買い物帰りに綺麗な夕焼けを見たときとか「カメラがあればなぁ」と撮ることすらしないことも少なくありませんでした。正確に言うと、インスタのストーリーとか家族に送る用には撮るけど、作品にはなり得ないからちゃんとは撮らない…みたいな感じです。
…が、この性能なら今後は「カメラがないから」と諦めることは激減しそうな気がするので、これからもいい1枚が撮れるよう写真楽しんでいきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!