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『初心者は初級機を買うべき』は正解とも間違いとも言えると考えている件

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初心者におすすめのカメラをお探しの皆さん、どうもこんにちは。

有難いことに本当に沢山の方に読んでいただき、今までいろんなご質問・ご相談をいただいてきたこのブログ。

中でも非常に多かったのが『初心者なんですがエントリーモデルを買うべきですか?』というお悩みです。

他にも同じような悩みを抱えている方が多そうなので、私の考えを記事にまとめておこうと思います(*’▽’)

目次

『カメラ初心者は初級機を買うべき』は正解とも間違いとも言える件

『中級機くらいのモデルが気になっているけど、初心者だから初級機(エントリーモデル)を買った方がいい気もして決められない』というご相談を今まで何度もお受けしてきたんですが、これに対する私の答えはいつも同じでして。

それが『初心者だからエントリーモデルを買わないといけないなんてことは断じてない』です。

そもそもエントリーモデルってなんだ?

Canon・Nikonはじめ、多くのカメラメーカーはエントリーモデルという位置付けのカメラを出しています。

具体例を挙げるとCanon kissシリーズやNikon D3400などがエントリーモデルに該当します。

よく『エントリーモデル=初心者向けのカメラ』と思われがちなんですが、私はその考え方にはちょっと誤解が含まれているように感じていて。

というのも、私は『エントリーモデル=初心者でも手が出しやすいモデル』だと考えているんです。

私自身写真とカメラにのめり込んで以来本当にひしひしと感じているんですが、カメラの性能って突き詰めたらマジでキリがなくて。

本当にピンからキリまで色んなカメラがあるんですが、その中でもエントリーモデルは

  • 写真を始めるにあたって必要最低限の性能は全部持っていて
  • カメラを初めて買うという人にとって『これくらいなら買えるかも・買ってみてもいいかも』と思えるような価格に抑えられている

カメラという印象。

『エントリーモデル=性能が初心者向け』と思われがちですが、どちらかというと『エントリーモデル=価格が初心者向け』というイメージです。

初心者こそハイグレードモデルを使うべきだと思う

せっかくカメラを買ったなら良い写真が撮りたいはず。でも初心者だと難しそうなイメージがありますよね。

その点においては、初心者であっても、写真の腕をカメラの性能で補うことで良い写真が撮れる確率が上がると考えているんです。

その最たる例が、撮影時の設定

カメラを手にして間もない頃の写真を見返すと、今では絶対にこんな設定にしないなと思うような、かなり無理な設定で撮ったものが山ほど出てくるんですが、思いの外ちゃんと撮れているものも少なくなくて。

その理由がまさに、カメラの性能が良かったからなんですね。

シャッタースピードのミスはカメラの性能だけじゃどうにもならなかったものも多いんですが、高感度や手ブレなど夜景撮影においてはカメラの性能に救われている写真が多々あって。

最近のエントリーモデルはどれも本当に優秀なので、多少無理な設定であっても問題なく綺麗に撮れることも多いんですが、カメラの性能が上がれば上がるほど、初心者にありがちなミスをカバーできる範囲や可能性が広がるのは確か。

これが『初心者こそハイグレードモデルを使うべき』と言えると思う理由です(*’▽’)

初心者こそ高いカメラを買うべきなのか

じゃあ初心者こそ高いカメラを買うべきなのかという話になるんですが、私はそうも考えていなくて。

『初心者だからエントリーモデルを買わないといけないなんてことは断じてない』と言ったかと思ったら『でも高いカメラを買うべきというわけでもない』とか言い出してどっちやねんと思われると思うんですが、これにはちゃんとした理由があります。

良い『ボディだけ』買ってもあまり意味がない

カメラは本体部分であるボディとレンズがあってはじめて写真を撮ることができるもの。

ただ、かつての私は『カメラを買う=ボディを買う』だと考えていて、『ボディが良ければ良いほど良い写真が撮れる』と思っていました。

でも、実は撮れる写真のクオリティにはボディだけでなくレンズの性能が重要で、むしろレンズの方が大事だったんです。

詳しい話は過去記事で述べているので、ここでは省略するんですが、例えば上のような背景が思いっきりボケた1枚ってボディを買った時に付属するレンズでは撮れなくて、別売りの背景がボケやすいレンズを使って撮影したもの。

これはほんの一例にすぎず、レンズの数だけ撮れる写真が変わると言って良いほどだと思っています。

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ボディもレンズも性能が抜群に良いものを買えたら良いんですが、性能の良いものは決まってお値段が高いですし現実的ではありません。

その場合、予算めいいっぱい使って高いボディを買うよりもボディは予算に余裕のあるモデルにしてレンズにお金を回す方が長く写真を楽しむには賢い選択だと思うんです。

そしてエントリーモデルは初心者でも手が出しやすい価格のカメラなので、レンズにお金を回すための選択肢としてはうってつけ。

こう考えると『初心者はエントリーモデルを買うべき』は正しいとも言えるわけですね(*’▽’)

結局初心者はどのカメラを買えばいいの?

ここまで読んでくださった方には『初心者はエントリーモデルを買うべきは正解とも間違いとも言える』というこの記事のタイトルの意味が伝わったかと思うんですが、じゃあ結局何買えばいいんだという話になりますよね。

実は私自身『初心者なんですけどどのカメラ選べばいいですか?』という質問が本当に苦手で、聞かれるたびにめっちゃ悩んでいて。

その理由は、予算もカメラを買う理由も、必要な機能もみんな人それぞれ違うから。その人にピッタリのカメラって結局その人自身にしか分からないんですね。

そんなカメラ選びですが、少しでも何かヒントになることを言えないかなとあれこれ考えた結果、私はいつも下のように答えています。

  • まずは『欲しい!』という気持ちに従うのが一番
  • 迷ったらそのカメラの機能にお金をかけられるか確認する
  • それでも迷ったら予算に収まることを優先する

もう少し詳しく書いていきますね(*’▽’)

まずは『欲しい!』という気持ちに従うのが一番

あれこれ述べてきましたが、結局『欲しい!』『使ってみたい!』と感じたカメラが『その人が買うべきカメラ』だと思っていて。

その理由は、写真が上手くなるためにはとにかくカメラを持ち出すことが大事だから。

買う前からこんなこと言うのもアレなんですが、スマホでも十分綺麗な写真が撮れるこの時代に、わざわざカメラを持ち歩くのって結構面倒だったりするんです。

ぶっちゃけ私もそう感じている一人なんですが、それでもカメラを持ち出したいと思えるのは、このカメラが純粋に好きだから。

憧れの人が使ってるとか見た目が好きとか、なんかお店で構えてみたらテンション上がったとか。そんなので良いんです。

先に述べたように、初心者が良いカメラを買うことにはしっかりとしたメリットがありますし、まずは『欲しい!』という気持ちに正直になるのが一番後悔しない選び方だと思います。

それでも迷ったらその機能にお金をかけられるのか考える

とはいえ『欲しい!』と思ったカメラが少し値段が高めのモデルだから、本当に買うべきなのか悩む…ということもあるはず。

画素数はじめ撮れる写真のクオリティに直接関わる部分を比較して、それでもピンとこなかった時は、高い方のモデルのオプション的機能が本当に必要かを確認するのが良いかなと思っています。

モニターの性能・スマホへの画像転送機能などは、写真をより撮りやすく・楽しくしてくれるんですが、中には『これいらないかも…?』というものがあるのも事実。

でも意外とそのオプション機能の差がお値段の差に結びついていることも少なくなかったりするんです。

例えばNikon D3500D5600で迷っている場合、画像処理エンジン・画素数・連写性能は同じなんですが、機能面をよく比べてみると、

  • D5600は液晶が可動式(D3400の液晶は動かない)
  • D3500にはガイド機能がある(D5600にはない)

という違いが。

さらにNikon D5600D7500を比較してみると、写真のクオリティに関わる部分の主な違いは画像処理エンジンのバージョン。そして細かい部分を見ていくと、

  • D7500は4K動画が撮れる(D5600はフルHD)
  • D7500は動画で手ブレ補正可(D5600は不可)
  • D5600はモニターが360度回るバリアングル液晶・D7500は上下にのみ動くチルト液晶

とこんな感じ。

一眼で動画を撮る予定はないし、でも液晶は動かせた方が便利ってレビューで読んだしD5600かな?あ、でもよく比べてみたら、現行モデルのD5600とD5500ってBluetoothで写真転送できるくらいしかないかも?それなら…という流れ。

『どうせなら高いカメラを…!』と考えがちな方が多いんですが、上のような細かな違いにお金をかけるかという視点で考えると、少し決めやすくなるんじゃないかなと思います。

最終的には予算を優先するのが◎

あれこれ比べてみたけど、それでもまだ悩む…という方もいらっしゃるはず。どのモデルを選んでも高い買い物には違いありませんし迷って当然です。

その場合は、私は予算を優先して選ぶのが一番後悔しないと考えています。

その理由のひとつが、高ければ高いカメラほど良い写真が撮れるというわけではないこと。

先程『初心者こそ良いカメラを買うべきとも言える』と述べましたが、それは良いカメラの方が初心者のミスをカバーしてくれる幅が広くなるだけの話。

また、カバーしてくれる幅が広くなるといっても、初級機でカバーできなくて高級機でカバーできる範囲が目に見えて『違う!』と感じられるとも限らなかったりします。

『高いカメラの方が良い写真が撮れそう』という理由で無理して高いカメラを選ぶメリットはないと思うので、その場合は予算を優先した方がレンズにお金をかけられて賢い選択だと思います(*’▽’)

私が最終的には予算を優先すべきと考えるのにはもうひとつ理由があって、それがカメラを買うことはゴールではなく、あくまでもスタートだから。

何カッコつけたこと言ってんだと思われたかもなんですが、カメラ選びの時点で見えている世界って狭いもので、カメラを買った後に見えてくる世界が本当に広くて楽しいんです。

ぶっちゃけ私もカメラ選びめちゃくちゃ悩んだんですが、あの頃を振り返って『そんな悩む必要なかったな』と感じていて。

各メーカーはカメラを手にした先の世界を知って欲しいから『これなら買ってみても良いかも』と思ってもらえそうな価格帯のモデル(=エントリーモデル)を出しているように思いますし、これと言った決め手がないなら無理して高い方を選ぶ必要はないというのが私の考えです(*’▽’)

おわりに

初めてのカメラ選びは悩むことばかりかもしれませんが、この記事がみなさんのカメラ選びにとって少しでもヒントになれば幸いです(*’▽’)

最後まで読んでいただきありがとうございました! 

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