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6年付き合ったNikonと別れ、ZではなくSONYに移行しました

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NikonD5500で写真の沼に片足を突っ込み、Nikon D750で沼に肩まで浸かり、一眼レフの重さに疲れ果てミラーレス完全移行を考え始めて早1年弱。

今までの流れ的にNikon Zマウントに進むと自分でも思っていたのですが、悩みに悩んだ末、ワタクシこの度SONY Eマウントに完全移行いたしました。

今回はNikonとズッ友だと信じて止まなかった私がなぜZではなくSONYを選んだのかお話したいと思います。どうでもいいですけど、記事タイトルめっちゃ『カップルYoutuberの最後の動画』感ありますね。

目次

Nikonユーザーの私が機材軽量化でZではなくSONYを選んだ理由

【はじめに】我が家のこれまでの機材事情

本題に入る前に、ここまでの状況を軽くおさらい。我が家は夫婦で写真を趣味にしており、左が私・右が夫の現行機材です。当初は、

  1. 夫の機材はすべて売却
  2. D750一式を夫に譲る
  3. 私は新しい軽い機材に移行する

という方向で考えており、下の記事を書き上がった段階では②まではほぼ確定していました。

…が、外出が躊躇われる状況が続き、機材を新調しても使う機会がないとテンション上がらないという理由で売却も一旦保留に。『α7Ⅱ手放した』とTwitter等で発言したことがあったのですが、結局売りに行ってませんでした。ややこしくてすみません。

使いたいレンズがSONYにあったから

このブログお得意のいきなり結論ですが、今回私がNikon ZではなくSONYを選んだ理由は使いたいレンズがSONYにあったから。

機材軽量化を本格的に検討し始めた頃から『新しい機材はレンズの性能で決めたい』と考えていまして。具体的には次の2つが軸です。

  • 小型軽量でそこそこの描写力の標準ズームレンズがあるか
  • 小型軽量の単焦点レンズの選択肢がどれくらいあるか

カメラ本体を軽いものにしても、標準レンズが重ければ意味がありません。かといって軽ければいいという話でもなく、それ1本では満足できる1枚が全然撮れないと『写真をもっと気軽に楽しむため』という機材軽量化の目的が満たせなくなります。

また、単焦点大好きマンなのでレンズは複数本持ち歩きたいタイプですが、1本1本が地味に大きくて重いと、気づけば『軽量化とは一体…?』という状態になりかねない。

このブログを立ち上げた当初から散々書いていますが『写真はボディじゃなくてレンズで決まる』ので、メーカーやセンサーサイズを限定せず、とにかく使いたいレンズがあるかどうかで移行先を検討してきました。

つい最近までZが優勢だった

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S – 概要 | NIKKORレンズ | ニコンイメージング

『Zには使いたいレンズがなかった』と受け取られそうな書き方をしてしまいましたが、むしろその逆で。

『SONYも良いような気がしてきたけど、このレンズあるしなんだかんだZにした方が幸せかも…』とめちゃくちゃ悩まされたレンズがあります。そう、NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sです。

周りのZユーザーから耳にする評判もよく、作例を見た感じ写りのキレも良い感じ。500gと重さも許容範囲で、おまけに中古市場が潤沢でかなりお手頃価格で入手可能なのも魅力的です。

SEL2470Z | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー

対して、SONYのFE 24-70mm F4は評判があまりよくなく、作例を見ても正直惹かれず。標準レンズを軸に考えると、軽量化検討当初は明らかにZが優勢でした。

ただ、単焦点レンズのことを考えるとZは少し引っかかるところがあって。この記事を書いている2021年8月時点でのZマウントの単焦点ラインナップとそれぞれの重さ・長さを書き出してみましょう。どん!

レンズ名重さ(基準面〜レンズ先端の長さ)
NIKKOR Z 20mm f/1.8 S505g(108.5mm)
NIKKOR Z 24mm f/1.8 S450g(96.5mm)
NIKKOR Z 35mm f/1.8 S370g(86mm)
NIKKOR Z 50mm f/1.8 S415g(86.5mm)
NIKKOR Z 85mm f/1.8 S470g(99mm)

30万円以上する50mm F1.2・126万円のNoctなど購入候補になり得ないものや、使用場面が少し特殊なマクロは省略しています。

数字だけ見るといまいちピンとこないかもしれないのですが、どれも実物を触るとかなり重く大きく感じるサイズ感で。

愛して止まない20mm F1.8がFマウントモデルから150gも重くなっているのにも驚きましたが、一番引っかかったのが間違いなく買いたくなるTHEスタンダード単焦点こと50mm F1.8が415gもあること。これは痛い。

対してSONYにはCarl Zeiss Batis 2/40 CFやSonnar T* FE 55mm F1.8 ZAなど、『使いたい』かつ重さ的に『使える』単焦点の選択肢がいくつかあります。

今まで以上に写真を楽しむには単焦点レンズはマストアイテムですが、メインで使うのはあくまで標準ズームレンズ。となると、ズームレンズに『使いたいレンズ』がある方を選んだ方がいい。つい最近までZが優勢だったのはこういうわけです。

私にSONY移行を決意させたレンズとは

ただD750などを買ったときのような『これだ!』といった感覚ではなく『なんだかんだZかなあ』くらいの気持ちだったため、どうにも購入に踏み切れないまま年越し。

機材軽量化計画が再始動したのは、何度目かの緊急事態宣言明けに鎌倉の紫陽花を撮りに行った直後でした。

1年弱も経っているとレンズラインナップにも変化があるので、改めて検討を開始したところ『使いたいレンズがない』と思っていたSONYの立ち位置が一気に逆転することに。『なんだかんだZ』から『いやこれはSONYだな』という気持ちに変わり、ついに移行を決意しました。

ということで、ここからは私にSONY移行を決意させたレンズを2つ紹介したいと思います。

SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary

28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary
  • 2021/4/28発売
  • 重さ470g・長さ103mm
  • 簡易防塵防滴

機材軽量化を検討し始めた2020年10月頃にはまだなかったレンズ。ずっと24-70mmを使ってきたので一瞬28mm始まりか…とは思ったのですが、16-35mm F4が手元にあるのでそんなに問題にならないかなと。

レビューを漁ってみると、概ね高評価ですがAF精度や収差に関して若干ネガティブなレビューもちらほら。フルサイズミラーレスが主流になってから『良いカメラ=大きくて重いは過去の話』みたいな謳い文句はよく見かけますが、そうは言ってもまだまだ完璧な写りを求めると大きさ・重さは妥協しなければいけないのが現実だと思います。

逆も然りで、軽さを求めるなら写りやスペックは妥協する必要が出てきます。ただそれを踏まえて考えても、F2.8通しで28-70mmをカバーできて470gという特徴は、多少の描写力の不満は優にカバーできるメリットだと私には感じられて。

F2.8通しで新製品で10万円を切るのも凄いことだと思いますし、F値・重さ・値段の3ポイントだけで『これは買いだな』と思ったほどです。作例についてもフォトヨドバシで見る限りかなり良さげでしたしね。

FE 50mm F2.5G & FE 40mm F2.5G

SEL50F25G | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー

ここ5年間ほどずっとレンズだけで900gある24-70mm F2.8をメインで使い続けてきた反動なのか、小型薄型の単焦点1本で撮り歩きたい欲が本当に強くなって。

OLYMPUS時代に使っていた17mm F1.8みたいなのが理想だけど、いくらミラーレスといえどもフルサイズでは無理だろうと思っていたところに、突如現れた選択肢がFE 50mm F2.5GFE 40mm F2.5Gでした。

2021年4月23日に50mm F2.5・40mm F2.5・24mm F2.8と3本同時発売された新しいレンズ。この3本、外寸が統一されているのでジンバル使用時にもレンズ交換しやすい動画撮影に適した仕様なのだとか。イマドキでナウいですね。

F2.5と控えめではあるものの、重さわずか174g・長さも4.5cmと限りなく理想に違いコンパクトさ。ちなみにAFがやたら爆速です。

NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition) – 概要 | NIKKORレンズ | ニコンイメージング

Nikonにもこういった選択肢が全くないわけではなく、2021年10月にZfc発売と同時にNIKKOR Z 28mm f/2.8という重さ160g・長さ4.3cmの薄型軽量レンズが発売予定。さらに、レンズロードマップを見ると、2022年までに40mmの薄型単焦点も加わるようです。

ただ、上手く言葉にできないのですが、こういうF2.5と控えめだけど薄型軽量に特化』というコンセプトにGレンズの名を冠するというスタンスにすごくシビれたんですよね。

Gレンズとは

コニカミノルタ時代より長年培われてきたレンズ技術を継承し、さらにソニー独自の設計技術・品質管理技術が注ぎ込まれた高性能レンズ群のこと。

『とにかく大口径で明るくて、その中で最大限軽量化に努めたレンズ』だけに力を注ぐのではないという意思を感じられたというか。なんとなく直感的に、これからの私が求めている理想のカメラライフを叶えてくれるのはSONYなのかもと思うようになり、移行を決断しました。

今回購入したもの

  • α7Ⅲ
  • SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN
  • Super Takumar 55mm F1.8

今回購入したのはこの3つ。高画素である必要がないこと・F2.8通しのレンズがあればSシリーズのずば抜けた高感度性能は必要ないことから、ボディはα7Ⅲにしました。

発売3年前だし、そろそろα7Ⅳ出るかもしれないから待てばいいのにと言われそうですが、仮に近いうちに発売されてもSONYの最新機種は高すぎて買えないのでね。言わせんな恥ずかしい。

FE 50mm F2.5G & FE 40mm F2.5Gに関しては、焦点距離をまだ迷っているのと予算の都合上今回は一旦保留に。その代わりとして、前々から興味はあったものの手を出すきっかけが掴めずにいたオールドレンズデビューを果たしました。

これまではとにかくバシバシ撮りまくるのが好きでしたが、今はその時手元にある機材で撮れる1枚を丁寧に切り取りたい気分なので、オールドレンズの初め時として最適な気がして。Planar 50mm F1.4と迷いましたが、まずはメジャーどころのタクマーにしてみました。このあたりも色々記事で語りたいと思っていますのでお楽しみに。

おわりに

かなり長い間Nikon一筋だったので、Nikonを使っていないと自分が自分じゃないような気すらしていて、決断するまで何度も何度も悩み倒しました。

ただ、機材軽量化を検討する中で改めて私は写真という趣味が本当に好きなんだなあと感じて。カメラが重くて持ち運ぶのがつらい・面倒くさいとなったら『じゃあ写真はやめようかな』となる人が大多数で、よほど写真が好きでないと『じゃあカメラ買い換えよう』とはならないと思うんです。高いですし。

そう考えると、徹底的に『撮りに出かけられるカメラ』を選ばないと絶対に後悔する気がして。

でないと、私にとって写真を一生モノの趣味にしてくれたNikonの機材にも申し訳ない…というのは流石に大袈裟ですが、これからもずっともっと写真を楽しみたいからこそ『私といえば・ゆるカメライフといえばNikonでないと』のような選び方はしないでおこうという気持ちでここ数ヶ月悩んで結論を出しました。

ということで!改めまして今後もゆるカメライフとmeguをどうぞよろしくお願いいたします(*’▽’)

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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