日常を素敵に撮りたい!普段使いに最適な『お散歩レンズ』はどれ?


一眼レフ・ミラーレスの醍醐味といえばレンズ交換。レンズを変えると写真が変わりますし、また使う場面によってレンズを変えるのもまた楽しいものです。

私が今使っているレンズの約半分は1kg近くある大きなレンズで、比較的小型のレンズは超広角と魚眼という、ちょっと使う場面を選ぶもの。そんなこんなで、見たままに近い範囲が写って、ちょっとしたお散歩などにも気軽に持ち出せるようなレンズはないかなと探し始めたのでした。

というわけで、今回は私のお散歩レンズ選びを記録としてまとめておきたいと思います。こんなレンズ選びもあるんだなーって感じで、ゆるーく読んでいただけると幸いです(*’▽’)

普段使いに最適な『お散歩レンズ』が欲しい!

私の理想の『お散歩レンズ』ってどんなの?

ズームか単焦点か

レンズを選ぶ上でまず決めなければならないのが、ズームレンズにするか単焦点レンズにするか

ズームレンズはとにかく便利なんですが、単焦点レンズ1本で自分の足を動かして構図を決めて撮るのも、まるで自分自身がカメラになったような感覚になってすごく楽しい。

旅行などに持っていくレンズの場合は、できる限りサクサク撮り進めたいことが多いので私はズームレンズ一択なんですが、ちょっとしたおでかけなら一度立ち止まって構図を決める余裕もあると思いますし、日常にそういう時間があるのもいいかもしれない。

また、単焦点レンズなら小型軽量のものも多いですし、背景も思う存分ぼかせるということで、今回は単焦点レンズに決めました(*’▽’)
何mmの単焦点レンズにするか

単焦点レンズを買うと決めたら、次は焦点距離選び

以前書いた『35mmと50mmどちらが標準か』という記事の中で、より万能に使えるのは35mmだけど、『目の前の景色を切り取る』性格の強い50mmの方が作品が撮りやすいという考えを書きました。

確かに万能に使いやすいのは35mmだと思うんですが、日常のひとコマを切り取りたいことを考えると今回は50mm近辺かなという結論に至りました(*’▽’)
F1.4の明るさが欲しい

今まで私が使ってきた単焦点レンズは、NikonのAPS-C用単焦点レンズ・AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G EDと、超広角単焦点・AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED、そして魚眼単焦点レンズ・SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYEの3本。一番明るいものでF1.8でした。

F1.8でも十分明るいですし背景も綺麗にボケてくれるんですが、さらに明るいレンズも使ってみたい。というわけで、お散歩レンズの最後の条件として『全くの未知の世界であるF1.4』が加わりました(*’▽’)
F1.4レンズ高すぎ問題

そんなこんなで『50mm近辺のF1.4単焦点』を探し始めたんですが、ここで私は気づいてしまったんです。50mmもしくは58mmのF1.4のレンズがめちゃくちゃ高いことに。ざっと書き出してみると、
  • AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G:約17万円
  • AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G:約5万円
  • SIGMA 50mm F1.4 DG HSM:約9万円
たっか!!!!!お散歩レンズに17万円出せるようになるには人生100回くらいやり直さないと厳しそうです。

また、あれこれ調べていくと50mm近辺の単焦点レンズには50mmと58mmという選択肢があるようで、個人的にはちょっと変わった焦点距離のように感じられる58mmに惹かれてたんですが、17万円の純正58mm F1.4はさすがに油田を掘り当てでもしない限り無理なので、お散歩レンズはお預けかなーという感じになっていました。
マニュアルフォーカスという選択肢

もしかしたら他にもレンズの選択肢があるかもしれないという希望を胸にもう少し調べていくと、どうやらマニュアルフォーカスのレンズであれば50mm近辺のF1.4レンズでもお値段が控えめっぽい。

そして、お散歩レンズとしてならマニュアルフォーカスもかなりアリなのではないかと思えてきたんです。

今までオートフォーカスしか使った頃がありませんし、手持ちでマニュアルフォーカスって難しい印象しかないんですが、F1.4にしても新しいジャンルのレンズで撮るのはすっごく楽しそう。

また、お散歩レンズということで撮る時にも余裕があるはずですし、自分でフォーカスを合わせている時の時間もまた、被写体とじっくり向き合えて楽しいかもしれない。多少ピントがズレていてもそれもまたひとつの『味』になるかもしれませんし、マニュアルに挑戦してみる方向でレンズ選びを再開しました。
候補はこの3本

というわけで、50mm近辺のF1.4のマニュアルレンズの中で、私の候補に挙がったのは
  • Ai Nikkor 50mm F1.4S
  • Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2
  • Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SLⅡ N
の3本。1本ずつ見ていくことにします(*’▽’)
Ai Nikkor 50mm F1.4S
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1981年発売のNikon純正の単焦点レンズ。まるで新品で買えるオールドレンズのような存在。

このレンズのメリットは、小さくて軽いことと、中古での在庫が潤沢なこと。新品で買うと48000円なのですが、16000円くらいで中古品がわんさか出てきて、美品でも2万円を切るくらいでした。

写りも結構評判が良いようで、中古で2万円弱でF1.4が楽しめるのはかなり魅力的です。
Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2
51QRwJuYW+L
Carl Zeiss(カールツァイス)とは、写真を愛するものなら一度は憧れるという銘玉の数々を世に送り出しているというドイツのメーカー。

今までいろんなレンズを紹介してきた本ブログですが、カールツァイスの登場は初めて。ついにここまで来たって感じですね。また覚えなくていいことを覚えてしまった気がします。

カールツァイスはフィルム時代に『暗室で浮かび上がってくる画像を見ただけで、ツァイスレンズで撮影したか否かが分かる』と言われたほど、立体感・実在感の再現は素晴らしいものなのだとか。

『お散歩レンズ』として手にするには、お値段(約7万円)の面でもハードルが高い気もしますが、このレンズを日常生活に溶け込ませられたらすごく幸せになれそう。高いとはいってもカールツァイスの中ではかなりお手頃ですしね。
Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SLⅡ N
719AZTOqmNL._SL1500_
Voigtlander(フォクトレンダー)とは、オーストリア・ウィーン発のレンズブランドで、このレンズだけ私が気になっていた58mmです。

なんで58mmっていう中途半端な数字?と思っていたんですが、かつては50mm F1.4というレンズは技術的に無理があって作ることができず、58mmが一番無理なくF1.4という明るさを実現できたのだとか。

Nikon純正単焦点と比べてかなりしっかりと作られたピントリングも重厚感があっておしゃれです。

お散歩レンズに選ばれたのはどれだ!

DSC_7856-2
迷いに迷った結果、私が手にしたのはVoigtlander NOKTON 58mm F1.4 SLⅡ Nでした(*’▽’)わーぱちぱち!

カールツァイスとかなり悩んだんですが、どうせならOtus 1.4/55などの馬鹿高いレンズでツァイスの沼に飛び込みたいという理由で最終的にこのレンズに決めました。

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重さは320gで、高さ(長さ)は47.5cmとコンパクト。でも小さすぎるわけでもないので、私が愛用しているD750にもしっくりと馴染みます。

カメラの設定で『F1.4』の文字が出てきたときはちょっと感動しましたし、真正面からレンズを覗き込んだ時に『絞りってこんなに開くものなんだ…』と驚きました。
Voigtlander 58mm F1.4で撮ってみる

改めてレンズ紹介記事にまとめたらいいかなとも思ったんですが、お散歩レンズという位置づけ上なかなか作例が溜まらなさそうですし、こんな記事をここまで読んでくださった方への感謝もこめて、最後にVoigtlander NOKTON 58mm F1.4 SLⅡ Nで撮った写真を紹介してみたいと思います(*’▽’)


使ってみて最初の感想としては、マニュアルフォーカスも案外イケるものだなと。買うと決めたものの、どれくらいピント合わせに苦労するかなあとちょっと不安もあったんですが、思っていたよりもずっと簡単でした。

ピントリングがかなりしっかりとした作りになっており、また適度な重さもあるのですごく回しやすいのも好印象です(*’▽’)


ずっと気になっていたF1.4の玉ボケはまさに異次元

ピントが合っているのか合ってないのか本当にわからなくなるので、開放で使う場合はいつも以上にピント合わせは慎重になりますが、こんな大きなボケを魅せられたらこのレンズに惚れざるを得ません。


カメラや写真についてあまり詳しくないんですが、そんな私でも『やっぱり単焦点っていいな』と思える高い描写力を魅せてくれるこのレンズ。

ぬめりのようなものも感じられる光沢感というか艶感というか。今までの自分の写真とは一味違う、なめらかで垢抜けた1枚に出会えるレンズだと感じています。


また、はじめての58mmという画角も想像していたよりもかなり使い勝手がよくて。

かつてD5500で換算52.5mmの単焦点を使っている時、その狭さになかなか慣れなかったので、この点もかなり驚きでした。

マニュアルフォーカスで撮ることによって、構図ひとつひとつを大切にすることができたように思いますし、これからもこのレンズとふらっとどこかに出かけたいなと思います(*’▽’)
追記:今は新型が出ています
VoightLander フォクトレンダー 単焦点レンズ NOKTON 58mm F1.4 SLIIS Ai-S ニコンFマウント対応 シルバーリム 231641
今回私が選んだVoigtlander NOKTON 58mm F1.4 SLⅡ Nは生産が終了しており、今は新型であるNOKTON 58mm F1.4 SLII Sが発売されています

デザインがメカニックになり、ブラックだけでなく新たにシルバーも仲間入り。Nikon純正レンズにはなかなかないレトロな外観がめちゃくちゃおしゃれですし、このレンズをきっかけにフォクトレンダーの輪がもっと広がることをユーザーとして期待したいと思います(*’▽’)
おわりに

58mmにF1.4というはじめて尽くしのレンズ選び。

無事自分の好みに合う1本に巡り会えましたし、これからも旅行だけでなく日常においてももっともっと写真を楽しんでいきたいと思います(*’▽’)

最後まで読んでいただきありがとうございました!