『熱しやすくて冷めやすい』という言葉は私のためにあるのではないかと思ってしまうくらい、とにかく飽き性な私。今までいろんなことに熱くハマって、そのほとんどがあっという間にスーッと冷めていきました。
そんな私にも『長く続いているもの』がほんのいくつかだけあって、そのひとつが写真という趣味。写真という趣味を始めて2年くらい経ちますが、今でも冷めることなく細く長く続いていて、自分でも不思議なんですよね。
というわけで、今回は飽き性の私が写真という趣味は長く続いている理由を考えてみたいと思います(*’▽’)
飽き性の私が写真だけは長く続いている理由を考えてみる
1.写真は自由で終わりがないから
写真を趣味にしている人に『写真とは何ですか?どんなものですか?』と聞いてみると、人によって本当にいろんな答えが返ってくると思うんですが、私にとっては写真は『とにかく自由なもの』だと思っています。
スマホやミラーレスや一眼レフなど、写真を撮る道具も自由。被写体だって自由だし、写真を仕上げるツールも仕上げ方も自由。
写真という単語は『真を写す』と書きますが、何が『真』かは人それぞれ違いますし、肉眼で見た『真』を写すのも、頭の中にあるイメージを『真』に写すのも、ぜーんぶ写真だと個人的には思っています。早くもゲシュタルト崩壊してきましたね。
とにかく自由だから、楽しみ方が本当に幅広い。そのときは『これがベスト!』と思っていても、次々と新しい撮り方や仕上げ方・機材などが現れるから飽きないのではないかと思うんです。
冒頭で『写真を始めてから一度も飽きたことないです』みたいな顔をしてたんですが、正直に言うとちょっと飽きたかもと思ったことがありました。
それがちょうど初めてのカメラを手にした2,3ヶ月後くらいだった気がするんですが、今その当時を振り返ると、カメラを持ちたてで写真をどう撮ったらいいのか知識不足だっただけで、むしろその『飽きたかも』のおかげでカメラやレンズの世界の幅広さを知ることができました。
レンズで写真が変わること、RAW現像・レタッチの奥がものすごく深いことを知って、もうこれ以上新しいことはないだろうと思っていたら、フィルターや小道具を使うとまた新しい写真の世界が広がっていることが分かったり。他にも私の知らないあっと驚くような写真や表現・技術がたくさんあると思います。
写真の楽しみ方に『正解』はありませんし、いろんなツール・アイディアを取り入れたり、自分の工夫次第で常に新鮮な写真を楽しめて、そこに終わりはない。これが私が写真が長く続いている理由の一つだと思います(*’▽’)
2.他の人と共有しやすいから
飽き性の私がここまで長く写真という趣味を続けられているのは、スマホやSNSの恩恵も大きいと思います。
写真は他の人に見てもらうことと、いろんな人の写真を見ることでどんどん良くなるものだと考えているので、気軽に自分の写真を投稿できて、初心者からプロまでいろんな人が自分の写真を投稿しているSNSは本当に便利。
また、写真についてコメントをもらったり、情報・意見交換をしたり…と同じ趣味を持つ人が身近にいた方が何かと楽しい。気軽にいろんな人と繋がれるSNSは趣味友達を見つけるのにも絶好のツールだと思いますし、私自身趣味を通じてSNSでいろんな素敵な出会いがありました。
SNSを通じて、自分ひとりで黙々と撮っていたら気付かなかったような発見に巡りあえたこともたくさんありましたし、いろんな人からいろんな刺激を受けることで写真がますます楽しくなったり、『もっと上手くなりたい!頑張ろう!』と思えたり。
TwitterやInstagramがなかったらもっと早くに写真に飽きていたような気がします。
加えて、今はカメラを持っていなくてもスマホで綺麗な写真が撮れる時代。
さらに、Instagramのような写真が主役のSNSが流行したことで、綺麗な写真・おしゃれな写真に関心を持つ人が増えたように感じます。
他人に認められるために趣味をやっているわけではありませんが、自分のやっていることにひとりでも多くの人が興味を示してくれるのはすっごく嬉しいこと。写真を趣味にしていない友人から『フォトブック買いたい!』と声をかけてもらえたり、『写真を趣味にしてみようかな』なんて言われたときには滋賀県全体が琵琶湖になってしまいそうなくらい泣きました。
写真を趣味にしているかどうかに関係なくいろんな人と共有できることが『もっといろんな写真を撮ってみたい』という原動力になって、写真が長く続けられている理由なのかなと思ったりもしています(*’▽’)
3.他の趣味にも取り入れやすいから
今こうして写真を長く楽しむことができていますし、これからもこの趣味とは長く付き合っていける気がしています。その理由は、写真は他の趣味に取り入れやすいからです。
例えば、旅行+写真という組み合わせ。私がカメラを買ったのも『旅先の景色を綺麗に撮ってみたい』と思ったことがきっかけでした。
もともと旅行は好きでしたが、写真を撮るようになってから初めて知った場所や景色がたくさんあって、撮りたい写真を軸に旅先を決めることも増えました。
中には『写真を趣味にしてなかったら絶対来なかっただろうな』と思うような場所もありましたし、写真という趣味が旅行という趣味に刺激を与えてくれるおかげで、今まで以上に旅行が楽しくなって。写真は他の趣味に取り入れやすいだけでなく、別の趣味をもっと楽しくしてくれるスパイスのような存在でもあるように思います。
ぶっちゃけた話をすると、今の私の『季節の風景を撮りに行く』というスタイル(?)はそう遠くない将来飽きてしまうかもなと思っていたりします。
旅行なら良いんですが、写真を撮るためだけに何時間もかけて撮影地に行くような性格でもないのと、根はやっぱり飽き性でオマケに根気強さの欠片もないので、同じ場所に何度も通うタイプでもない。
そうなると、行ける場所はほんの数年で行き尽くしてしまうし、いわゆるマンネリに悩むのも時間の問題になってくる。仕事の関係で住んだことのない遠い地域に転勤になったり、どこでもドアが開発されたら話は別ですが、そうでなければちょっとずつ撮る頻度は減っていくんだろうなと思っていたりします。
カメラを持ってからの日々を振り返ってみると、写真を撮ることだけを趣味にしようとしていたら、もっと早くに飽きていたような気がしますし、別の趣味で行きたいところややりたいことに写真をプラスするという楽しみ方が私にはぴったりだったのだと思います。
旅行の他にも写真と相性の良い趣味はたくさんあるはず。思いつく例をいくつか挙げて見ると、登山・サイクリング・ダイビングなどのアウトドアな趣味なら、今の大きなカメラとはまた違った機材での写真も楽しそうですし、料理や手芸だと物撮りを極めるのもすごく楽しそうですしね。
根はやっぱり飽き性なので、これからまた別の趣味に目移りすることも十分すぎるほど考えられるんですが、他の趣味に取り入れやすい写真ならこれからも細く長く付き合っていけるだろうなと思っています(*’▽’)
4.写真は人生に寄り添い続けるものだから
さっきまで『これからも長く写真は続けられると思う』と言ってたのにアレですが、もしかしたらこの先なにかをきっかけに長い期間カメラを置くこともあるかもしれません。
でも、人生の中で写真を撮らなくなることはないと思いますし、『この瞬間を綺麗に写真に残しておきたい』と思う場面は絶対にある。
大きな旅行や冒険・家族や友達の晴れ舞台、新しい出会いや別れ。今も昔も人生のいろんな瞬間にはいつも写真があったと思いますし、これからもそれは変わらないんじゃないかなと考えています。
余談ですが、私が一度『写真に飽きたかも…』と感じたときに、いつもなら自然と離れていくはずなのに、もう少し色々調べたり試したりしてみようという気持ちになったのも、これからの大学生活で色んな景色を見るだろうし、もっと綺麗に撮れたらよかったのにと後悔したくなかったのが理由でした。
これから先さまざまな場面で出会うであろう写真に残しておきたい大切な瞬間も、写真を趣味にしているおかげで撮り逃すことなく綺麗に撮れると思いますし、そのときにはまたこの趣味がもっともっと好きになる・写真を趣味にしていてよかったと感じるはず。
その『写真を趣味にしてよかった』という気持ちほど趣味を続けるモチベーションになるものはないようにも思いますし、写真が人生に寄り添う存在だということが、私が今まで長く写真を続けられている理由そしてこれからも長く付き合っていけるような気がしている一番の理由だと思います(*’▽’)
おわりに
写真という趣味と出会ってから本当にいろんなことが変わりましたし、いろんな新しい自分に出会えたように思います。
飽き性のはずなのにひとつのことに打ち込める自分、基本出不精だったのに見違えるくらいアクティブになった自分、新しいことにチャレンジしたり新しいものを取り入れることに積極的になった自分、そしてブログを継続的に書いている自分。
ちなみに一番驚きなのは一番最後のブログだったりします。期末の1,2個のレポートすらヒィヒィ言ってる自分が月に数回5000字前後の文章書いてるなんて今でも信じられませんし、そもそも書いても絶対読まれないし絶対3日で飽きると思ってたYO。
だからこそこの趣味を長く続けられていることが素直に不思議で、今回記事をひとつ使ってあれこれ考えてみたというわけです。
なにかひとつこれ!と言った趣味があることは本当に幸せなことですし、今となっては写真を始める前の自分が何をしていたのかいまいち思い出せないくらい充実しているように感じます。これからもこの趣味を大事に大事に育てていきたいと思います(*’▽’)これからもよろしくね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!