Lightroomプリセットつくりました

SIGMA 28-70mm F2.8 DG DNがSONY移行の決め手だったという話

記事内に広告を含みます
  • URLをコピーしました!

突然ですが、レンズが決め手になってカメラのメーカーやボディを決めたことはありますか?私はあります。

Nikon D750からミラーレス移行を検討していた際、「軽くて描写力よさげでF2.8通しのズームレンズないかな〜」とワガママ極まりないことを考えていたところに彗星のごとく現れたSIGMA 28-70mm F2.8 DG DNです。このレンズがあったことでZではなくαへの移行を決めました。

実はその約1年後にNikonにカムバックしてしまったことで今は使用していないのですが、約1年連れ添った相棒の使用感諸々を残しておきたいなと思い立ちまして。前置きはこの辺にして早速いきましょう。

目次

SIGMA 28-70mm F2.8 DG DNを作例交えてレビューしてみる

F2.8通しとは思えない驚きの小ささ・軽さ・安さ

Nikonのレフ機時代における私のレンズ選びといえば、描写を細かく比較し、描写の中でも逆光耐性やボケ感など要素ごとに優先順位を付け、最後に値段および重さを天秤にかけて、自分の中で納得できる理由と結論を見つけてから買う…というのがお決まりのパターンでした。

…が、このレンズに関しては『これだけ軽くて全域F2.8で使えるんだったら、描写が多少アレでも後悔しないわ』と仕様表を見てほぼ即決でした。だって、重さは470g・長さは約10cm・お値段も10万を切るんですもん。

いくら28mm始まりとはいえ、F2.8通しがこんなに手軽に使えるようになるなんてすごい時代になったなあと思います。

「小さい・軽い・安い」からと描写力を妥協していない1本

F2.8通しに拘っていた一番の理由が「手持ちであらゆる場面に対応できるから」だったので、正直そこまで描写力には期待していませんでした。

…が、そこを裏切ってくるのが我らがSIGMA。細い線で隅々までカリカリと描く、いい意味で”SIGMAらしい”描写。この記事に載せている作例はすべてレタッチしたものですが、シャープネスは掛けていないので、いかにこのレンズがキレッキレなのかが伝わるのではないかと思います。

気になるレンズの作例を漁るとき、私が一番最初に見るのが逆光耐性。NIKKOR 20mm F1.8やSIGMA 15mm F2.8で出るようなバッキバキの光条は今回は求めておらず、フレアやゴーストが出なければ満点と考えていました。

上の作例を見れば分かる通り、文句なしの満点です。

上のような何気なく撮った1枚がそれっぽく見えるのは、ピント面だけが明確にキレッキレなおかげで、これを撮ったときに私が何に注目していたのか主題が分かりやすくなるからなのでは、なんて思ったり。

F2.8の明るさも相まって、奥行きや立体感のある描写も得意とするレンズだと感じます。

かなりキレのある描写であることから、日常の何気ない一コマを切り取るというよりは、肉眼で見ても強く惹きつけられるような派手さ・ダイナミックさのある場面を得意とするレンズという印象。「小ささ・軽さ・価格を理由に描写力を妥協しない」というSIGMAの気合とこだわりを感じました。

24mm始まり・28mm始まりの両方を使ってみて

小ささ・軽さ・価格・描写力のすべてを兼ね備えるSIGMA 28-70mm F2.8 DG DNですが、ひとつだけ弱点があります。そう、28mm始まりであることです。

先に述べた通り、今回このレンズを買うのはほぼ即決だったのですが、それでも一瞬

  • 24mm始まりを捨ててF2.8通しを取るか
  • F2.8通しを捨てて24mm始まりを取ってFE 24-70mm F4 ZA OSSにするか

は悩みました。24-70mm F4が私の好みと少し異なっていたことと、16-35mm F4を保有していたことからF2.8通しを取ってこのレンズを購入しました。

で、買ってみてどうだったのかという話。私の個人的意見はこんな感じです。

  • 24-70mmのズームレンズを使ったことがある方→よく考えよう
  • テレ端28mm以上の超広角ズームを使っている→よく考えよう
  • それ以外の方→GO!!!!!

もう少し補足すると、24-70mmユーザーだが広角より標準〜望遠側で使うことが多い・超広角で28mm以上にすることが少ない・そもそも超広角の使用頻度が少ない方はGO!!!!!です。『欲しいものは早く買った方が日割りにすると安くなる』という我が家の家訓にならってGOしましょう。

24-70mmユーザー時代、24mmは超広角というより肉眼で見えている世界を写す感覚で使っていました。個人的な感覚としては、20mm以下くらいから肉眼とは大きく異なる世界が見えて「目の前の景色を収めるためのレンズ」というより「表現技法の一種として使うレンズ」と考えていたんですよね。

旅先って手元の写真を撮ることも多いと思うのですが、28mm始まりだと「もうちょっと引きたい」となる場面が多々ありまして。24mm始まりの感覚を知っていると余計に。

当初、メインは28-70mm・サブが16-35mmの予定で購入したのですが、気付けばメインが16-35mm・ズームしたいときにこの28-70mm F2.8に付け替えるという逆転現象が生じていたというのが正直なところです。

まとめ:28mm始まりが問題なければ間違いなく『買い』

こんな書き方をするとこのレンズを買ったことを後悔しているように聞こえそうなのですが、買ってよかったと思っています。

大きさ重さ・価格・描写力は本当に文句なしですし、「SONYの標準域のズームレンズを探している」と相談されたらまず初めにこのレンズを候補として挙げます。もし「SONYのフルサイズミラーレスでカメラデビュー☆」という方がいたら間違いなく最初の1本として勧めるでしょう。

まとめると、28mm始まりであること以外は何も懸念することのないコスパ最強優等生レンズ。

これまで使ってきた標準ズームがある方は自分がどういった焦点距離で撮っていることが多いのかはちゃんと振り返って、28mm始まりでも問題ないことがクリアになれば迷うことなくGOしましょう(*’▽’)最後まで読んでいただきありがとうございました!

LET'S SHARE!!
  • URLをコピーしました!
目次