写真を趣味にすると、ボディやレンズ以外にも色んなカメラアイテムが必要になります。
ただ、『買った時に付属していたからなんとなく使ってる』とか『一緒に購入することを勧められたから』とか、『これって実際本当に必要なのだろうか?』と思うアイテムも中にはあるかと思います。
というわけで、今回は一眼初心者が『アレって必要?』と思いそうなものを、私の経験も踏まえながら必要性を考えていきたいと思います(*’▽’)
レンズフード・防湿庫・プロテクター・メンテナンスアイテム・カメラバッグは本当に必要?
この記事で取り上げるアイテム
- レンズフード
- 防湿庫・ドライボックス
- プロテクター
- ブロアー・レンズペン
- カメラバッグ
私が『これって本当に買う必要あるのかな?』と思ったことがある、かつ同じように疑問を感じる人が多そうなアイテムを5つピックアップしてみました。早速ひとつずつ見ていきましょう。
①レンズフード
- レンズフードは必要?
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逆光対策&レンズ保護のために必要!
私の勝手な予想では、ピックアップした5つのうち最も『これって必要?』と思う人が一番多そうなアイテム。事実私も『これ着けて何か変わるのかな』なんて思ってましたし、一見無意味な部品に思われがち。でも、実はレンズフードには2つの大事な役割があるんです。
まずひとつはフレアやゴーストを防ぐこと。上のような、肉眼では見られない光の輪や点のことです。
これらは写真の『味』として活かせることもあるんですが、出て欲しくない場面の方が多いですし、画質に影響を与えることも。レンズフードは、これらの原因となりうる不要な光をカットする役割を持っています。
正直なところ、フレアやゴーストはレンズの逆光耐性の影響も大きく、フードを着ければ100%防げるわけではないのですが、それでもコントロールしやすくなるのは確かです。
レンズフードが必要な理由の2つ目は、レンズの保護。
後に出てくるプロテクター(保護フィルター)は、レンズ表面を守るもの。対してレンズフードは、レンズ全体の緩衝材というイメージ。ちょっとピンと来ないかもしれないのですが、私は大切なレンズをフードに守ってもらったことがあります。
恥ずかしい話なんですが、以前カメラを首から提げて歩いているとき、転倒したことがありまして。レンズの先を思いっきり地面にぶつけてしまったんですが、フードを着けていたおかげでレンズ本体は無傷だったんです。
落とす高さや角度にもよりますが、例えばレンズ交換時に手を滑らせたみたいな場面だと、最初に地面に打ち付けられるのはレンズの先端。フードがあれば、一旦フードが衝撃を受けてくれるので、レンズ本体へのダメージが軽減されます。
ちなみに、私が落としたレンズ(24-70mm f/2.8)が破損していたら修理代は約7万円。この金額にゾッとした方は、お守りとしてもレンズフードは着けておきましょう。
②防湿庫・ドライボックス
- 防湿庫(ドライボックス)は必要?
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修理費用を考えると早めに買っておくのが吉!
『カメラ・レンズは湿度に弱い』とはよく聞くけど、うちの家そんなに湿度高くないし必要なのか?と考える方も少なくないと思います。
私もその一人で、ドライボックスを買ったのはカメラ購入後から結構日が経ってからだったのですが、早めに買っておきましょう。
自分もなかなか買ってなかったくせに!と言われそうですが、そもそもなぜ私が『やっぱドライボックス買っとこ』と心変わりしたかというと、カビが生えたときの修理費用がめちゃくちゃ高いことを知ったからです。
この記事を執筆した当時、NikonはHPで修理費用の概算見積もりを算出できたのですが、D5500本体とダブルズームキットレンズだと、カビ除去にかかる費用は約28000円。これに送料諸々加わると思うと目眩がします。
正直カメラにカビが生えるってあまり想像できない人も多いと思うのですが、『カメラ カビ』で検索してみると、実際にカビが生えてしまった事例が出てきます。
人間の湿気の基準と電化製品のそれは同じではありません。万が一の修理費用を考えると、乾燥剤を入れるタイプのドライボックスなら安価で手に入るので、『保険』として購入しておきましょう。
なお、機材が少ない方はドライボックスを、機材が多いまたは乾燥剤の入れ替えが面倒という方は防湿庫を選ぶと良いと思います(*’▽’)
③プロテクター
- プロテクターは必要?
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撮り歩きを楽しみたいタイプなら必要
レンズとセットで買うことも多い、レンズ表面を守るためのプロテクター。
プロテクターに関しては、『着けておく方が安心』という必要派と、『フレア・ゴーストの原因になるし写真に悪影響』という不要派に分かれています。
どちらが正解というわけでもないのですが、私はプロテクター必要派です。
確かに、プロテクターはレンズと被写体の間に異物を挟むことと同じなので、何らかの影響が出る可能性は否定できません。ただ、私は写真を見るのがスマホかPCのデスクトップくらいなので、微々たる差を感じる機会があまりないんですよね。
個人的な意見ですが、写真の楽しみ方が『あちこち撮り歩くこと』であれば必要・『一眼の最高画質を突き詰めること』であれば不要かなと考えていて。
どれだけ注意していても、いつカメラやレンズを落とすかなんてわかりませんし、すぐに修理に出すことができない旅先でレンズが傷ついてしまったら楽しい時間が台無し。私は撮り歩きを全力で楽しむことを優先したいので、プロテクターは必要だと思ってるタイプです。
余談ですが、私自身これまで色んなプロテクターを使ってきて、高いものの方がホコリや指紋が付きにくく、付いてしまってもすぐ汚れが落ちやすいように感じます。今愛用しているのはEXUSシリーズです。
④メンテナンスアイテム(ブロアー・レンズペン)
- ブロアーとレンズペンは必要?
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必要!
カメラのメンテナンスアイテムは色々ありますが、特にメジャーなのがブロアーとレンズペン。
結論から言うと、どちらもカメラを持っているのであれば必需品。お値段も高くないので、持っていないという方は早く買っておきましょう。
レンズペンとは、レンズのフィルターをくるくるとこすると、ゴミや指紋などを落とすことができるアイテムです。
プロテクターを着けていると、安心感からつい適当なタオルなんかで拭いてしまったりするんですが、プロテクターの細かな傷や汚れは画質に大きく悪影響を与えます。
レンズペンはフィルター掃除に適した素材でできており、自分の手で拭くよりも隅々まで綺麗に指紋やホコリを取り除けるので、カメラを使っている全ての人にとってマストアイテム。私はHAKUBAのものを愛用しています。
ブロアーとは、レンズやボディに付いてしまったゴミを空気で吹き飛ばすためのアイテム。
レンズペンと比べると、イマイチ必要性がピンとこないという方もいらっしゃるかもなのですが、レンズ交換の際、どれだけ注意を払っていても、小さなチリやゴミがカメラ内部に入り込んでしまうことがあります。
カメラ内部は本当にデリケートな部分。特にミラーレスをお使いの場合、センサーというカメラで最も重要なパーツがむき出しになるので、むやみやたらに触れるのは厳禁です。
そこに止むを得ずチリが入ってしまった場合、空気を送り込んで飛ばしてあげるのが一番安全。というわけで、レンズ交換をしているのであれば、必ずブロアーも買っておきましょう。
⑤カメラバッグ
- カメラバッグは必要?
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あったらいいけど無理して買う必要はない
最後にカメラバッグ。これに関しては、勿論あった方がいいけれど無理してまで買う必要はないというのが私の意見です。
というのも、カメラは大切に扱うべきですが、持ち出してあげないと意味がないから。
数あるカメラ周辺アイテムの中で、私が一番苦労したのがカメラバッグ選びでして。表現が悪いですが、カメラバッグってダサくてゴツいのが多いので、自分好みのデザインのものがなかなか見つからず困っている方は多いと思います。
ただ、『買ったけどダサくて持ち歩きたくないから』という理由で、カメラを持ち出さなくなるのは本末転倒。カメラを使わないことには写真は絶対上達しませんし、それなら無理してカメラバッグを買う必要はないと思っています。
そもそもカメラバッグは、傷や衝撃からカメラを守るためのもの。それさえクリアすればいいので、カメラ用インナーボックスケースを手持ちのカバンに入れるのでも十分。
実際私も長い間OUTDOORのショルダーバッグに、ソフトケースをはめ込んでカメラバッグとして使っていました。黒いカバンに黒いケースというめちゃくちゃ見づらい写真ですみません。
他にもカメラを包み込むタイプのケースなどもありますが、機材や持ち出す機会が増えてくると収納力や機能性など、自分に必要な要素が見えてくるはず。
カメラバッグも安くないので、まずはインナーボックスやカメラケースで『持ち出す』機会を増やして、カメラを持ち出すことに慣れてきたタイミングで、本当に自分にピッタリ合うバッグを買うのが良いかなと思っています。
ちなみに、私は現在offtocoというカメラバッグを愛用しています(*’▽’)
おわりに
今回取り上げた5つ以外にも、写真の幅を広げてくれるもの、なくてもいいけどあると便利なものなど、沢山のアイテムがあります。
それらを上手く使うことで写真がもっと楽しくなるので、是非是非いろんなものを試して自分にとって必要なアイテムを揃えていってくださいね(*’▽’)
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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