気付けば2023年もあと1ヶ月、ここにきて最近ようやく関東は紅葉の見頃を迎えはじめました。今年は近場でサクッと秋を感じようということで鎌倉の明月院に紅葉を撮りに行ってきました。
ここ最近オールドレンズにお熱な私は今回もTakumar 55mm F1.8を積極的に使っていまして。撮影中は「自分写真天才では?」って感じだったのですが、帰ってきて写真を見返したら全然天才じゃなかったので、ちょっと反省も兼ねて振り返りたいと思います。
鎌倉の明月院で紅葉を撮ってきた
悟りの窓越しに眺める紅葉
今回明月院に来た一番の理由が、この悟りの窓越しに見える紅葉。差し込む光によって絨毯の色が反射し、この真っ赤な空間が生み出されています。建物外から眺めるので、人がいない状態を撮るのは容易です。
明月院の開門時刻は9:00なのですが、9:30から窓の向こうに見えているお庭への入場が可能になります。
つまり、9:30以降だと窓越しに人が多く写り込むことになるので、そのあたりこだわりたい方は9:00〜9:30の間に撮影できるように開門前から待機しておくことをおすすめします。
中庭もめちゃくちゃ綺麗
中庭に進むと、庭の両側に大きな木が聳え立っており、空一面が秋色でいっぱい。日光に照らされて透けるように輝く紅葉がめちゃくちゃ綺麗で「ここはオールドレンズだ!」となったわけです。
話が少し脱線するのですが、私がオールドレンズにお熱になった流れは下記の5STEPでした。
- 一周回って背景ボケの写真が好きになる
- Z 50mm F1.8を買うのも気乗りしない
- 防湿庫で眠っていたSuper Takumar 55mm F1.8を引っ張り出す
- MFに苦手意識があったが、Z6Ⅱのファインダーだとかなり見やすいことに気付く
- ボケ以上に逆光耐性がないことで”光が写る感”があることにハマる
日光の眩しさをフレアとして演出したい・光を写したいと考え、オールドレンズに付け替えてファインダーを覗くとそこにはイメージ通りの光景が。あ〜〜私天才じゃ〜〜〜んと思いながら撮っておりました。
で、その写真がこちら。敗因はもうシンプルに『ピントが合ってない』につきます。
北海道旅行を皮切りに過去3回オールドレンズを持ち出しているのですが、今までこの手のミスはなくて。慣れによる油断もありますが、フレアがあるとピント合わせがここまで難しいと思いませんでした。覗いていたときは絶対合ってると思ったんですよ、本当に。
手持ちかつ人が通らないタイミングを狙っていたこともあり、そもそもオールドレンズ初心者には難しいシチュエーションだったようにも思いますが、せっかくの電子ファインダーなんだから、せめて拡大機能を使いながらやるべきでした。反省。
ピントミスはありましたが、イメージ通りの写真が撮れることはわかったので、上達目指して頑張りたいと思います。
私だけかもしれませんが、オールドレンズでファインダーを覗くと、いつもの3割増くらいに「なんか今日写真上手いな?」と感じるんですよね。レンズが勝手に目の前の景色に一捻り加えてくれるからなのだと思いますが。
そんな感じでテンション上がった結果、主題との距離感・写真の四隅の取捨選択が甘くなりがちなので、そこは気を付けたいなと思います。
あと、元々そこまで背景ボケ写真を撮ってこなかったこともあり、”ボカす背景”にしっかりこだわる習慣があまりないので、今後はそこもしっかり意識したいところです。
あと、2年前に紫陽花めぐりをした際に立ち寄った一条恵観山荘にも行ってきました。写真よりも肉眼の方が楽しめる景色だったのであまり撮影はしませんでしたが、秋色の花手水も素敵でした。
おわりに
秋の風景を満喫できて休日のお散歩としてはとても楽しかったものの、写活的には少し悔いが残る結果となったので撮影記にするか悩んだのですが、『私の上手く撮れなかった経験を発信する』という当ブログのコンセプトに立ち返り、こんな感じでまとめてみました。
今回の反省を踏まえて、次回以降もっといい1枚が撮れるように頑張ろうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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