写真初心者にアプリ『Snapseed』をオススメしたい3つの理由


カメラを買って写真を撮り始めたけれど、なんか思ってたような1枚が撮れない。『写真 コツ』なんかで検索してみてもイマイチ分からない。

構図や設定などのコツも大事ですが、実はそれらと同じくらい、いやそれら以上に写真には編集も大事なんです。

というわけで!今回は私が一眼を持ち始めた頃にすごくお世話になったGoogle画像編集アプリ・Snapseedを紹介したいと思います(*’▽’)

一眼初心者にオススメなアプリ・Snapseedの魅力を語ってみる!

Snapseedってどんなアプリ?

SnapseedとはGoogleが出している無料アプリ。

世の中には数え切れないほどいろんな画像編集アプリがリリースされていますが、このSnapseedの特徴はなんといってもできることの細かさ・幅広さ。こんなのが無料でいいのかと言いたくなるほど、本当にいろんなことができるアプリなんですね。

魅力を語り出したらキリがないので、このアプリを写真初心者にオススメしたい理由を3つに絞って書いてみたいと思います(*’▽’)
1.一般的な現像ソフトとできることが似てる!

後に詳しく述べるんですが、撮った写真を思い通りの1枚に仕上げるためには、カメラの設定以外にRAW現像というプロセスが必須です。

私自身写真を始める前は、いい写真を撮るための一番のポイントはカメラの設定だと思っていたんですが、実は違うんですね。

RAW現像については、この後詳しく述べるんですが、RAW現像はパソコンと現像用のソフトが必要になり、このソフトにもまたいろんな種類があります。

私が使っているのはAdobe Photoshop Lightroomという有料ソフトなんですが、Snapseedの編集項目がこのソフトでできることにとても似ているんです。

写真を始めた頃はRAW現像?Lightroom?なにそれおいしいのって感じだと思うんですが、写真にのめり込むと必ずと言っていいほどお世話になるツールなので、スマホでそれも無料アプリで似たような編集ができるのは本当にすごいことだと思います(*’▽’)
2.細かい部分までしっかりと調整できる!
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本当にいろんな画像編集アプリがリリースされていますが、こまで細かく編集ができるアプリは他にないと思います。

例えば、『ここだけ明るくしたい!』『ここだけ彩度を控えめにしたい!』という箇所がある時、指でその箇所を塗るだけで補正ができるブラシツール。レンズやセンサーに付いていたゴミや、小さく不要なものが写り込んでしまった場合に、それを選択するだけで自動で消してくれるシミ除去

画像を左右に傾けるだけでなく、垂直方向・水平方向にも傾き補正ができる変形ツールや、写真をよりシャープに見せることができるディテールなどなど。


また、写真に『味』を加えるフィルムやヴィンテージ風のフィルターもかなり豊富。

フィルムフィルターでは、色味だけでなくフィルム特有のザラザラとした質感も自分で決めることができますし、ヴィンテージフィルターも彩度や明るさ・周辺減光など、ただフィルター加工をするだけでなく細かい部分まで自分好みに仕上げることができます。

これだけ出来て無料って、やっぱすげーよGoogle先生。
3.写真が楽しくなる
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カメラを買って写真を始めたはいいけど、あれこれ設定やレンズを調べて撮ってみてもなんか思っているような写真が撮れない

でも、思い通りの1枚が撮れるから写真は楽しいであって、上手く撮れないと写真はつまらないし飽きてしまうと思います。

なんで設定色々試しているのに思ったような写真が撮れないんだろうと私自身すごく悩んでいたんですが、でも実はカメラや写真にはいくつか弱点があって、それはどう設定を工夫してもどうにもならなかったりする

だから後から編集することがすごく大事だったんです。

Snapseedは本当にいろんなことができますし、見違えるように写真が変わることもある。自分の写真ってこんなに綺麗だったのか!写真ってこんなに楽しかったんだ!と気付かせてくれるアプリ。だから写真初心者にオススメしたいんですね(*’▽’)


また画像をいろいろ編集しているうちに『もっとこうやって撮っておけばよかったな』という反省や『次はこんな一枚が撮ってみたい!』というイメージが湧いてくることがよくあります。これを繰り返すことが写真の腕は上げるひとつのカギなのではないかと思っています。

スマホといういつでも持ち歩いているツールで、無料で細かい編集ができる。Snapseedは写真の幅を広げ、写真をもっともっと楽しくしてくれる最高のアプリだと思います(*’▽’)

実際にSnapseedを使って画像編集してみる!

文章であれこれ書いててもうまく伝わらないと思うので、一度ここらでSnapseedを使って実際に写真をレタッチしてみましょう(*’▽’)
写真を用意する
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まず編集したい画像を開き、『画像調整』という項目を選択します。

なおSnapseedは縦画面で操作するのが普通ですが、この記事では読みやすさを考慮して横画面で操作しています。

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画面の任意の場所をタッチして上下にスライドすると、こんな感じで変更できる項目が表示されます。

せっかくなので各項目の働きを軽く説明しながらレタッチを進めていくことにしましょう(*’▽’)

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これを撮影した時、雲のモコモコ感に心惹かれてシャッターを押したので、空の中で雲がしっかりと浮き上がるようにハイライトをマイナスにしてみます。

写真の中には必ず一番明るい部分一番暗い部分が存在するんですが、一番明るい部分は白飛びといって明るすぎるがゆえに細かい表現が失われがち。

ハイライトを調節してあげると、一番明るい部分の細かい描写をクッキリ再現してあげることができます。

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一番明るい部分は先に述べたハイライトで、一番暗い部分はシャドウで対応が可能。

シャドウをプラスに持ち上げてあげることで暗い部分の細部表現を蘇らせることができます。

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次にアンビアンス。これは現像ソフトには無いSnapseedオリジナルの項目。Snapseed公式HPによると

アンビアンス:特別な種類のコントラスト補正機能で、写真の光のバランスをコントロールします。逆光の写真の調整に使用するほか、写真全体のコントラストを強調するために使用できます。被写体が背景より暗い場合は、右にスワイプします。

とのことなんですが、私の言葉で表してみると彩度とコントラストを同時に変更し、写真に立体感を与えるという感じ。

ちょっとクセのある項目ですが、上手に使うと写真がグッと魅力的になります。だいぶあの時見た空と建物の鮮やかさが再現できてきました(*’▽’)

この他にも明るさコントラスト彩度など、画像編集をやったことがなくても聞いたことがある、いじりやすい項目ももちろんあります。今回はフラットな印象に仕上げたかったのでコントラストはマイナスにしてみました。

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最後に色温度。これはホワイトバランスと似たような機能。写真全体の色味を寒色もしくは暖色にすることができます。

ホワイトバランス:オートで撮影していたんですが、ちょっと画面全体が青いように感じたので少しだけ暖色に振りました。

完成!
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まずは元画像。これをSnapseedでレタッチしたものがこちらです、どん!

Processed with Snapseed.
変わりましたねー!あの時見た青い空とモコモコの雲、それに映えるカラフルな街並みが上手く再現できました(*’▽’)

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ちなみに上がRAWデータをLightroomで編集したもの。雲と空の境界線はこちらの方が自然に仕上がっていますが、ぱっと見そんなに不自然じゃないように思います。

どうでしょう、ちょっとSnapseed試してみたくなりましたか(*’▽’)?

どうして写真の編集がそんなに大切なのか


ここまで述べてきたことをザックリとまとめると『思い通りの一枚に仕上げるためには画像を細かく編集することがすごく大事』『Snapseedは無料アプリなのに、有料のRAW現像ソフトと似たようなことができてすごい』『Google先生はすごい』こんな感じですね(*’▽’)

とはいうものの、カメラで撮った写真を加工するってどうなの?というマイナスな印象を持っている方って少なく無いと思います。もしかしたら『編集・加工した写真って、それ写真じゃなくない?』と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

もちろんカメラで撮ったままの写真(これを『撮って出し』と呼びます)でも全然オッケーですし、自分が撮っていて楽しい、撮っていて納得・満足する方法が一番です。

たださっきチラっと触れたんですが、写真にはいくつか弱点があって、ただシャッターを切っただけでは思い通りの一枚が撮れないことの方が多いんです。
写真は明暗差に弱い
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光があるから、そこにあるものが見える。写真は光がないと撮ることができません

ただ、光と影の最も明るい部分と最も暗い部分を両方とも完璧に写すことはカメラにとってすごく難しいことなんです。

人間の目は明るいところと暗いところを両方適切な明るさで見ることができますが、カメラはそうはいかない。

暗いところを明るく写そうと思うと元々明るいところが白飛びしてしまったり、逆に影になっているが黒くつぶれてしまったりしてしまうんですね。そう考えると人間の目ってほんとすごいのです。


私たちが『写真』としてスマホやパソコンの画面や、印刷して楽しんでいるデータは実は2つの工程を経てできあがっています。

ひとつはレンズを通して光の情報をカメラがキャッチすること。もうひとつは、そのキャッチしたその光の情報をカメラ内部で自動的に処理することです。

この『処理する』という工程がないと、いくらカメラでシャッターを切っても写真は完成しません。そしてRAW現像とは、カメラが自動的にやってくれている光の情報の処理を、カメラ任せにせず撮影者自身がおこなうことなんですね。

なお、光の情報のことを『RAWデータ』と言います(*’▽’)

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カメラはとりあえず一旦レンズから入ってきたあらゆる光の情報をキャッチしているので、RAWで撮って現像をしてあげれば、カメラ内部の処理においては暗く・明るく写りすぎている部分も、光の情報をいじることで、撮影時に思い描いていた通りの明るさに調整してあげることができる。

また、カメラは本当に賢いんですが、『すごく色鮮やかだな』とか『シックな雰囲気』といった私たちが感じていることまで読み取って写真を仕上げてくれるわけではありません。

なので、RAW現像という編集ツールは、明暗差というカメラの弱点を補い、写真を撮影者が実際に見て感じた真の様子を再現するツールだと言えるんですね(*’▽’)
記憶を真に写したいなら、編集するのはすごく大事

『真を写す』と書いて写真。だから『カメラで撮った写真を加工するのってどうなんだろう?』とイメージが出てくるんだと思うんですが、私は記録と記憶は別物だと考えていたりします。そして私が撮りたいのは、記憶を真に写した写真なんです。

ずっと憧れていた場所は実際の色よりも鮮やかに眩しく見えるし、何気ないものでも私の目には少し霞んだようなヴィンテージっぽい色味に見えていることもある。

撮っている時の気持ちや、それを撮った日にあった出来事あったことによっても記憶の色と記録の色は違ってくる。実際の風景とちょっと色味や彩度・明るさが違うことだってある。

でも、実際の景色とはちょっと違った雰囲気であっても、それが自分の記憶を写したものならそれはれっきとした『写真』なわけです。

記憶を写した写真は、単に綺麗というだけでなく『あのときこんなことがあったな』といったことまで思い出せる宝物になりますし、ずっと残る大切な写真だからこそ編集を丁寧にしっかりすることは大切だと思っています(*’▽’)

Snapseedは『RAW現像入門編』

基本はRAWデータなのだけど
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ここまでで写真の編集の大切さが少しでも伝わっていればと思うんですが、本来写真の編集で扱うデータはRAWデータと呼ばれる光の情報。RAWを扱うことで、より自然に画像を編集し、記憶に近い思い通りの写真に仕上げることができます。

先ほど『写真が出来上がるまでには二つの工程がある』と述べましたが、私たちがスマホに取り込んだりSNSに投稿したりしている写真はRAWとは異なるJPEGというデータなんです。

JPEGは写真として出来上がっているデータであり、不要な光の情報を取り払っているため、RAWに比べると編集できる幅が狭くなります。
JPEGは編集してはいけないの?

こんな風に言うと、絶対RAWでなくてはならなくて、JPEGは編集してはいけないように聞こえるかもしれないんですが、私はJPEGでもどんどん編集していっていいと思っています(*’▽’)

以前このブログでRAWとJPEGで同じように編集したらどう変わるかという実験をしてみたんですが、適度な編集であればJPEGでもRAWでもさほど大きな違いは感じられませんでした。
RAWとJPEG、レタッチするとどれくらい差が出るのか私なりに比較してみた!
写真は本当に奥が深いもの。少し慣れてくると、始めた頃とはまた違ったいろんな疑問が湧いてきます。写真歴丸1年を迎えた私にも、ま...
とはいっても、RAWの方がより柔軟に編集ができますし、仕上がりもやっぱり綺麗です。せっかくRAWで撮れるカメラがあるならRAWで撮らないともったいないと思うので、私としてはSnapseedで画像編集って楽しい!と思ったなら、是非是非RAW現像にチャレンジして見てほしいと思っています(*’▽’)
スマホで写真を管理できる時代の『現像入門編』アプリ

今はほとんどのカメラがWi-Fiを内蔵している時代。

カメラから直接スマホに写真を転送できることをカメラ選びの条件にした人も多いと思いますし、パソコンを使わずに写真管理ができるからカメラを買うことにしたという方も少なくないでしょう。

また、最近はスマホでほとんどのことができてしまうので、パソコンをそもそも持っていないという方もいるはず。RAW現像はパソコンが必要になってくるので、今のこの時代いきなりRAW現像やってみるぞー!とはなかなか思えないと思いますし、ハードルがちょっと高い気がします。


でも、ここまで述べてきたように思い通りの写真に仕上げるためには編集は必須。

Snapseedはスマホの無料アプリという気軽なカタチで編集の楽しさを教えてくれる、そして写真を始めた人に『もっと幅広く編集できるならRAW現像チャレンジしてみようかな』と思わせてくれる現像入門編のようなアプリだと思っています(*’▽’)
おわりに
思い通りの写真が撮れないと悩んでいた頃の私に、写真編集の楽しさ・大切さを教えてくれたSnapseed。

このアプリを知っていなかったらRAW現像にチャレンジしようとは思わなかったと思いますし、今ここまで写真の楽しさにのめり込み、こうやってブログを書いていることもなかったと思います。

画像の編集をしたことがないという方はもちろん、普段RAW現像しているという方もこういうアプリがあると重宝するのでぜひぜひ使ってみてくださいね(*’▽’)試してみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました!