スマホで撮れない写真を楽しもう!私の夜景の撮り方をまとめてみる!


カメラを買った人の多くが一度は撮ってみたいと思うもの、それは夜景。でも夜景撮影って難しそう…と躊躇されている方も多いかもしれません。

私もその躊躇していた一人だったんですが、夜景を綺麗に撮れたことが私が今こうやって写真を楽しんでいることの原点なんです。

というわけで、今回は私の夜景撮影の設定やポイントをじっくりとまとめてみたいと思います(*’▽’)

夜景撮影の設定やポイントを全部まとめてみる!

必要なもの
  • カメラ
  • 三脚
  • レリーズ(あれば)
夜景撮影においては、設定が綺麗な写真を撮るための大きなカギとなります。

というわけで、この記事ではミラーレスや一眼レフなど自分で設定が変更できるカメラを前提に書いていきます。なお、レンズはボディと一緒に買ったキットレンズなど、お好きなもので大丈夫です(*’▽’)

また、以前三脚を使わず手持ちで夜景を撮る方法をまとめた記事を書いたんですが、あれはあくまでもやむを得ない場合の対処法であり、綺麗な夜景を撮るためには三脚はマストアイテム

ちなみに、私が初めて夜景を撮った時に使ったのはAmazonで買った激安の三脚でした。とりあえずお試しで夜景を撮ってみたい!という方なら最初はこれでもいいかもしれません。ちなみに、今の私はManfrotto Befreeという小型軽量のトラベル三脚を使っています。
軽くて頼れるトラベル三脚!私がManfrotto Befreeを選んだ理由を語ってみる
長時間露光をしたり、ピントや構図をしっかり合わせられたり、写真の幅をグッと広げてくれるアイテムである三脚。 カメラを手にする前...
3点目のレリーズについては、後に詳しく触れていきますね(*’▽’)

夜景撮影のポイントは『設定が分からなかったら絞り優先でカメラに聞く』

必要なものが揃ったらいよいよ撮影に挑戦です。

夜景撮影の手順は人によって様々だと思いますし、どれが正解とか間違ってるとかはないと思います。

この記事では、私が自分なりにあれこれ試行錯誤して、私が最も撮りやすいと感じている設定方法を紹介してみたいと思います(*’▽’)
①撮影モードは絞り優先、F8・ISO100・露出補正±0にする

まず最初に、撮影モードを絞り優先に設定します。絞り優先とは、撮影者が絞り(F値)を決定し、シャッタースピードをカメラが自動的に決めてくれる撮影モードのことです。

絞り

絞りとは、ガッツリ説明しようものならかえって分かりにくくなりそうなんですが、ここではピントが合う範囲を決める数値というザックリとした理解で大丈夫です(*’▽’)

F値はを小さくするとピントが合う範囲が狭くなり、逆に大きくすると画面全体にピントが合うようになります。

ってことは、F値を一番大きくすればいい!と言いたいところですが、F値を大きくしすぎると回折現象というなんか難しそうな現象が起きて画質が劣化してしまうので、ここではひとまずF8程度に設定します。

ISO感度

次はISO感度。これはカメラ内部にある光を感じ取る部品の感度を調節する数値のこと。

これを大きくすると、暗い場所でも手持ちで明るく撮ることができるんですが、上げすぎるとノイズが出てザラザラとした写真になるというデメリットもあります。

今回は三脚を使用するので、ISO感度を上げなくてもシャッターを長い時間開くことで明るく写すことが可能。ノイズがない写真の方が綺麗なので、ISO100に設定します。感度自動制御を設定されている方は一旦解除してくださいね(*’▽’)

露出補正

写真の明るさ・暗さを調整することができる露出補正ですが、今回はこれとは違ったアプローチで明るさの調整を行うので露出補正は使用しません。

というわけで、ここは±0に設定しておきます(*’▽’)

手ブレ補正を切る


暗い場所での手持ち撮影の強い味方である手ブレ補正。ただ、三脚に固定している時に手ブレ補正をオンにしているとかえって写真がブレてしまいます

三脚を使うときは必ず手ブレ補正をオフにするのを忘れないようにしましょう(*’▽’)

レリーズがない場合は2秒セルフタイマーに


最後に、飛ばしていたレリーズについて。

三脚にカメラを取り付けてシャッターボタンを押すと、その押した時のわずかな揺れで写真がブレてしまうことがあります。だからレリーズというカメラアクセサリを使うんですね。

ただ、初めての夜景撮影でレリーズを持っていない・新たに買い足すのは面倒という方は、カメラで2秒セルフタイマーを設定しておくとブレる心配がなくなります(*’▽’)

設定ができたら一回撮ってみよう!


設定ができたらとりあえず一回撮ってみます。どんな感じで撮れましたか?もしかしたら思っていたよりも暗かったり明るかったりしたかもしれません。

上の夜景スポットで絞り優先・F8・ISO100・露出補正±0で設定してみたところ、カメラが決めてくれたシャッタースピードは5秒だったんですが、ちょっと思ったよりも暗かったですね(´・ω・`)

というわけで、ここからが第二ステップ。今度はマニュアルで明るさを調整していきます。


マニュアルってなんだか難しそうと思われるかもしれないんですが、夜景のマニュアル撮影は簡単。なぜなら、さっき絞り優先で撮った時にカメラが一度シャッタースピードを決めてくれているから

F値やISO感度は絞り優先で決めた設定のままなので、マニュアルって言っても、実質シャッタースピードを調整するだけなんですね。

おっと画面の向こうのそこのアナタ、今ちょっとめんどくさそうだなと思いましたね。分かるぞ、その気持ち。

ただ、ローマは一日にしてならずというように、夜景もシャッター一押しにしてならず。せっかくのデジタル時代ですから、何回も撮って何回も消してなんぼです。

それに最初の最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れるとマニュアルでの明るさ調整はすごく楽ですしサクサク撮れるようになります。というわけで、このあたりについてもう少し詳しく書いていきますね(*’▽’)
マニュアルモードでF8・ISO100・絞り優先でカメラが決めてくれたシャッタースピードに設定

F値とISO感度は①と同じ数値を、シャッタースピードは先程絞り優先で撮影したときにカメラが自動で設定してくれた数値をそのままセットします。

絞り優先でカメラにシャッタースピードを決めてもらってF8・シャッタースピード5秒・ISO100でした。

ちょっとこれだと私には少し暗く感じられるので、シャッタースピードを長くしてカメラがより多くの光を取り込めるようにしてあげます。

文字だけで説明していてもピンとこないかもしれないので、実際にやってみましょう(*’▽’)


まずはシャッタースピードを5秒から10秒に。スクロールして見比べると少し明るくなったのが分かると思いますが、これでもまだ暗いですね。もう少しシャッタースピードを伸ばしてみます。


5秒→10秒→15秒に。1枚目の5秒で撮影したものに比べると随分明るくなりましたね(*’▽’)

今回は記事の都合上、段階的に細かくシャッタースピードを伸ばしていますが、実際に撮るときは結構ガッツリ長くすることが多いです。『このシャッタースピードならどんな感じになるかな〜』とワクワクしながら撮っています(*’▽’)


15秒でも明るさ的には十分という方もいらっしゃるかもですが、せっかくなのでもう少し伸ばしてみましょうということで20秒に。


最後はもいっちょ伸ばして30秒で撮影。シャッタースピードを長くすると明るくなるというイメージがなんとなく掴めたでしょうか(*’▽’)

今回は暗いものを少しずつ明るくする場面を実際に試してみましたが、絞り優先で撮ったときに思ったよりも明るかった場合は、これと逆のアプローチ、つまりシャッタースピードを短くして調節することになります。
一度絞り優先で試す理由

ここまで読んできて、思ったよりめんどくさいと思われたかもしれませんし、私自身こうして文章にするとめんどくさく見えるなと感じながら今この記事を書き進めています_(:3 」∠)_

でもこの二段階を踏んでいるのには、私なりのちゃんとした理由があるんです。

というのも、ひとくちに夜景といっても被写体や明るさは本当に様々。5,6秒くらいで十分明るく写るようなまばゆい夜景もあれば、20-30秒それ以上必要な夜景もあります。


また、肉眼ではすごく明るく感じられていてもカメラにとってはすごく暗いなんてこともありますし、どれくらいのシャッタースピードが必要なのか、その場その場で瞬時に判断するのはなかなか難しい

この数字にすれば一発で綺麗に撮れる!みたいな設定を求めてこの記事を訪れて下さった方もいるかもしれないんですが、それがないのはこれが理由なんですね(´・ω・`)

だから、F値や感度を自分好みで設定した上で、目安となるシャッタースピードをカメラに聞くとために最初に絞り優先で撮影するというわけです。


とはいっても、そこからわざわざマニュアルに切り替えなくても、露出補正を使う方が手間もかからないし良いようにも思えます。

冒頭に述べた通り、夜景撮影には人それぞれ色んな方法がありますし、露出補正を使って明るさを調整するのも勿論間違いではありません(*’▽’)


ただ、露出補正をプラスにすると写真が明るくなるのは、カメラがシャッタースピードを長くするから。つまり露出補正を使って明るさを調整するのも、マニュアルでシャッタースピードを長く短くするのも、やってることは同じなんです。

それなら露出補正を介してシャッタースピードを調整するよりも、直接自分でシャッタースピードをコントロールした方が手っ取り早かったり、より思い通りに撮れるように思うんですね。

先に説明したように、絞り優先という一段階を踏めば夜景をマニュアルで撮ることは全然難しくないので、私は露出補正ではなくマニュアルで明るさ調整するようにしています(*’▽’)


難しいと思われがちな夜景撮影ですが、撮ってみると意外とそんなことはないですし、むしろ一度覚えてしまえばカメラ初心者でもスマホでは撮れないような劇的な1枚が撮れるのが夜景撮影の楽しいところ。

撮れば撮るほどうまくなりますし、私が夜景をきっかけに写真にのめり込んだのもこのことがきっかけでした。

文章力不足で分かりにくいところもあったかもしれませんが、夜景は実際に撮ってみた方が絶対分かりやすいもの。

慣れてくると絞り優先というステップを踏まずともいきなりマニュアルで良い明るさで撮れるようにもなるので、是非是非一度トライしてもらえると私なりに頑張って書いた甲斐があります(*’▽’)

応用編:もっと思い通りの夜景写真を!


基本となる設定と手順は以上の通りなんですが、夜景の中にはただ長時間露光するだけでは綺麗に撮れないものがあります

というわけで、夜景撮影の設定の応用例を2つほど紹介してみたいと思います(*’▽’)
動く被写体が含まれる夜景

写真における『ブレ』には、撮影者のカメラを持つ手がブレてしまう手ブレと、撮りたい被写体がシャッターを開いている間に動いてしまうことによって起こる被写体ブレの二種類があります。

水面に浮かぶボート鏡のように映るリフレクション花のライトアップといった、建物と違って風の影響を受けてすぐ揺れてしまう被写体が含まれる夜景の場合、シャッタースピードを長く取ると被写体がブレッブレになることがよくあります。私が何回家に帰ってから後悔したことか_(:3 」∠)_


こういった動く被写体が含まれる夜景を撮る場合は、ISO感度を上げるもしくはF値を小さくして、シャッタースピードを少し速くするという、ここまで述べてきた設定の応用的なアプローチをとると、被写体ブレがなくかつ明るい夜景を撮ることができます(*’▽’)

その時の風の強さによって大きく影響されるので、これまた一概に『これくらいに設定!』と言い切ることができませんが、ものによっては1/30秒くらいの速さでないとブレてしまう場合もあります。さっきの夜景撮影では15秒とか30秒とかだったので、だいぶ違いますよね。

私の場合、絞り優先F8のままでISO感度を800→1250→1600といったように段階的に上げていき、カメラがどのくらいの速さのシャッタースピードを設定してくれるかをチェックします。『設定がわからなかったらカメラに聞く』ってやつですね(*’▽’)

ただ、ISO感度は上げすぎるとノイズが発生し、ザラザラとした画質の悪い写真になってしまうので、上げられるのには限界があります。これ以上上げるとノイズがやばくなるという限界まで上げてもなお試し撮りで被写体ブレしている場合、今度はF値を小さくしていきます。


冒頭でF値はピントの合う範囲を決めると述べたんですが、F値にはもうひとつ役割があって、それがレンズの光の通り道を決めること。

光の通り道が広いと、短い時間であってもより多くの光を取り込み明るく写すことができます。F値の数字を小さくすると光の通り道が広くなるので、短いシャッタースピードでも明るく写すことができるんですね。

動く被写体が含まれてしまう夜景において、私はまず被写体ブレの防止が最優先で、その次にノイズをできる限り発生させたくないという考えなので、F値は結構小さくしてしまうことも多いんですが、ここはみなさんの好みで設定してもらえればと思います。

文章にするとちょっとややこしいですが、実際に撮ってみると『こういうことね!』としっくりくると思うので、ひとまずは単にシャッタースピードを長くすれば良いわけではない夜景もあるということだけ頭の片隅に置いといてもらえればおっけーです(*’▽’)
水面をより滑らかに写す

川や海があるロケーションでシャッタースピードを長くして水面の動きを流すと、滑らかつるつるに写ります。これ私すごく好きなんです(*’▽’)

ただ、風が弱い日など水の流れや動きがあまりない時だと、上手く滑らかに写らないこともしばしば。また、夜景そのものや周りが明るいと、水面を流そうとシャッタースピードを長くすると写真が不自然に明るくなってしまうなんてことも。

そんなときは光の通り道を狭く、つまりF値を大きくしてシャッタースピードを長くしても明るくなり過ぎないように調整するアプローチがあります。せっかくなのでちょっとやってみましょう(*’▽’)


ここでは意図的にISO感度を高くしてシャッタースピードを短めに撮影したんですが、水面を流すにはシャッタースピードが足りなくて『滑らか』とはいえない写りになってしまっています。


『それならシャッタースピードを長くすればいいじゃん!』ということで、1枚目とF値とISO感度はそのままに30秒まで長くしてみたとします。

比べてみると滑らかさの違いは一目瞭然。でも、この滑らかさを維持したままもう少し暗く写したいなと思う方もいるかもしれません。そんなときはF値を大きくしてみます。


F13でシャッタースピードを遅くするとこんな感じ。滑らかさはそのままに、少し暗くなっているのが分かると思います。

水面以外にも『F値を大きくしてシャッタースピードを長くする』というアプローチをとることができる場面は他にもあると思うので、是非とも覚えておきたいアプローチのひとつです(*’▽’)

もっと思い通りの夜景を撮るために押さえたいポイント

街灯などの強い光源

街並みは暗いだろうと思ってガッツリ露光してみたら、近くに明るい街灯があって、その部分だけ不自然に明るく写ってしまった。フレアやゴーストが出て写真が汚くなってしまった。街中で夜景を撮っているとよくあることだったりします。

そういった強い光源が含まれる構図でガッツリ露光すると、その明るい部分が真っ白に飛んでしまうことも。こういった現象を白飛びというんですが、こうなると後から画像編集で修正するのも難しく、写真のクオリティに大きく影響することもあるのでちょっと注意が必要です。


フレアやゴーストはレンズの性能にも左右されるので完全に防ぐのは難しい部分もありますが、レンズフードを着けることである程度抑えられますし、現像ソフトを使って後から消去するのも手。

あまりに白とびがひどい場合は構図を変えてみるのもひとつ。ちょっと角度を変えるだけでマシになることもあります。


また、撮影した後にヒストグラムを確認するのも大切。一番右のグラフが高く上がっていたら白飛びしている状態です。上の液晶画面の時刻表示がおかしくなってるのは気にしないでください

あまり気にし過ぎて撮るのが面倒になるのもよろしくないと思いますが、強い光源がある場合は意識しておくと、より綺麗な夜景が撮れると思います(*’▽’)
撮ってる時とあとで見た時のギャップ

夜景を撮る時間は当然夜。あたりは暗いのでモニターはすごく明るく感じられます

そのため、撮っている時は『いい明るさで撮れた!』と思っていても、部屋に戻ってからや次の日の昼に見返してみると『…なんか暗くない?』となるギャップが結構よくあります。

そうならないために、私はいつも異なる明るさで複数枚撮っておくようにしています。今回この記事で紹介した私の夜景の撮り方は、設定を変えて撮るのが簡単ですしね(*’▽’)
RAWで撮っておく!

いくら明るさのギャップに気を使っていても、色んな設定で撮っておくようにしていても、ドンピシャの明るさで撮るのは至難の業。

それに後になって『もっと明るく・暗く撮っとく方がよかったかも』と気が変わることもしばしば。オトメゴコロは難しいのです。

なので、撮影後により細かく明るさや色味などの調整ができるよう、RAWで撮っておきましょう。


夜景写真に限ったことではありませんが、夜景は特にRAW現像によって見違えるほど綺麗に仕上がりますし、ずっとJPEGで撮ってスマホアプリで編集していた私がRAW現像にしっかり取り組もう!と思ったきっかけは夜景写真だったりします。

今までRAW現像にチャレンジしたことない!という方は、これを機に是非是非チャレンジしてみてください(*’▽’)
写真をもっと思い通りに!初心者こそRAW現像を早く始めるべき3つの理由
私が一眼レフを手にして早1年。新しいレンズ・新しい撮り方などなど、これまでいろんなことにトライしてきて、『もっとこうしとけばよかった...
おわりに
さてさて、長々とまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?

説明が言葉足らずだった部分もあったかもしれませんし、今回紹介した方法以外にも夜景写真にはいろんな撮り方があると思うので、色々試して撮りつつ自分の撮りやすい方法を見つけてくださいね(*’▽’)この記事がその少しでもヒントになれば幸いです!

最後まで読んでいただきありがとうございました!