単焦点に望遠…レンズはどんな順番で揃えればいいのか考えてみた!


一眼レフの醍醐味といえば、レンズ交換。

標準ズームに高倍率ズーム、望遠・単焦点・マクロ・魚眼…と、お店には本当に様々な種類のレンズが並んでいます。

キットレンズを使い続けてきたけど、他のレンズにも興味が出てきた。でもどれから買い足せばいいのか分からない、自分のような初心者に使いこなせるのか不安。1年前の私がまさにこうでした。

今回は私が実際に買い足していった順番を元に、一眼レフ初心者はどの順番でレンズを買い足せばいいのか、さらにはどの順番で買い足せばそのレンズをうまく使いこなせるのかをテーマに書いていきたいと思います(*’▽’)

一眼レフのレンズ、どの順番で買い足すのがオススメ?


買い足し1本目:単焦点レンズ

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『レンズ 買い足し』等で検索をかけると、わんさか出てくる『単焦点レンズがおすすめ!』という記事。

私も一眼レフを買ったならすぐにでも単焦点レンズを手に入れるべきだと思います。
一眼レフの醍醐味と基礎が詰まっているのが単焦点レンズ
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単焦点レンズとは、ズームができない代わりに、ズームレンズでは難しい小さなF値と高画質を実現するレンズのこと。

F値が小さいとより背景がボケやすくなります。スマホで撮れない写真が撮りたい・背景をボカした写真に憧れるという気持ちから一眼レフを手にした人も少なくないはず。

単焦点レンズは、一眼レフを手にしたら誰もが一度は味わいたい『ボケの表現』という一眼レフの醍醐味を思う存分楽しませてくれるレンズです。

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また、ズームができないというデメリットは、写真の腕をかなり上達させてくれるメリットでもあります。

ズームができないということは、写したくないものがあったら自分自身がそれが写らない場所に移動したり、逆に写したいものがフレームに入りきらなかったら自分自身が後ろに下がったりする必要があります。

つまり単焦点レンズを使っていると、自然と『考えてシャッターを切る』ことができるようになるんです。

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自分の足を使って撮っている時は、まるで自分自身がカメラになったかのような感覚。文字にすると伝わりにくいですが、本当にこの感覚・楽しさはやみつきになります。

単焦点レンズはボケを味わえ楽しいレンズであるだけでなく、一眼レフの基礎でもあるんですね。だから買い足し1本目は間違いなく単焦点レンズですし、むしろ早く買うべきレンズなんですね(*’▽’)

どの焦点距離の単焦点レンズを選べばいいかについては、よろしければ下の記事を参考にしてみてくださいね(*’▽’)
万能な35mmかスタンダードな50mm。単焦点好きの私が1本だけ選ぶならどっち?

望遠レンズや高倍率ズームってどうなの?


買い足し2本目のレンズの話に入る前に、望遠レンズのお話

望遠レンズに関しては、望遠で撮りたいものがある!という方は、ボディを購入するときにダブルズームキットを選ぶ方が多いはず。かくいう私もその一人です。

でも、標準ズーム(18-55mm)1本のみを購入したけど望遠レンズってどうなんだろう…ってやっぱり気になりますよね。

ただ、私は望遠レンズは明確に望遠で撮りたいものがない限り買う必要はないと感じます。

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ただ、望遠レンズといっても遠いものを引き寄せて撮るだけじゃなくて、圧縮効果背景ボケにも使えると聞いたし、望遠で明確に撮りたいものが決まっているわけではないけれど、望遠の世界に興味がある…!という方には高倍率ズームという選択肢があります。そう、こういうレンズ。望遠レンズを買い足してしまうと、そのレンズは望遠レンズとしてしか使えませんが、高倍率ズームを買い足せば望遠としての目的はもちろん、便利ズームとしてこれ一本で撮り歩くことも可能。望遠レンズを買い足すよりもコスパに優れた選択肢なんですね。

高倍率ズームは画質が悪いという声も聞かれますが、旅行などに行くときは便利ズームってやっぱりすごく便利。

お値段も手頃なものが揃っていますし、望遠が気になりだしたら、高倍率ズームを検討すると後悔のなくレンズを買い足せると思います(*’▽’)

買い足し2本目:超広角レンズ

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名前の通り、超広い範囲が撮れる超広角レンズ

そんな広大な自然を撮ることってそんなに無いし、買っても使わなさそう…と思う方もいると思うのですが、私が一眼レフを買ったなら絶対手にしてほしい!と心の底から思っている1本。
私たちの目の前の世界は、私たちが思っているよりも遥かに広い
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ほとんどのキットレンズは18mm(35mm換算で27mm)始まりですが、この27mmって広いものを写すにはかなり狭いんですね。少し引き気味で撮りたい、夜景の明かりの水面へのリフレクションまで収めたいと思うと、キットレンズでは入りきりません

キットレンズの焦点距離の幅だけだと、まだまだ一眼レフのすごさって分からないんですよね。
使いこなすのは正直難しい、でもそれだけ写真に変化がある
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超広角レンズはそのあまりの広さゆえにとにかく何でも写ってしまうので、考えずにシャッターを切ると何がなんだかわからない、ただ広いだけの写真を量産してしまうのが超広角レンズの難しいところ。使いこなすのが簡単ではないレンズであることは事実です。

でも単焦点レンズで考えて切り取るクセができていたら、あとは自分の感性と直感を信じれば大丈夫なように思います。やっぱり基礎は単焦点レンズなんですね。

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一眼レフだからこそ撮れる写真が超広角の世界には沢山ある。一眼レフの力を最大限引き出してあげられるのが超広角レンズだと思います(*’▽’)
写真の幅が広がる1本!超広角レンズがあるとこんな写真が撮れるよ!

買い足し3本目:魚眼レンズ

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人間の視野よりも遥かに広い範囲を、人間の視野とは全く異なる強烈な歪みを持って写し取ってくれる魚眼レンズ

キットレンズを前菜とすると、単焦点レンズはメインディッシュ、超広角レンズはデザート。魚眼レンズは食後のコーヒーのような、そんな存在かなと思います。

なくても困らないけれど、あったらすごく嬉しい、あったら写真の楽しさがさらに広がるレンズです。
人間の視野より広い世界を、超広角とはまた違うテイストで。
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超広角レンズは目の前の世界を広いままに写すレンズですが、魚眼レンズは超広角レンズと同じくらい広い範囲を円形にまとめて写すレンズといった感じ。

超広角レンズはひたすらに広いので、被写体を選ばないとどうしても薄っぺらいような印象を与えがちなのですが、その点魚眼レンズの方が強烈な歪みをもって写真をまとめてくれるので、超広角レンズより魚眼レンズの方が使いやすい・使いどころが多いという方もいらっしゃいます。実際私もその一人。
超広角レンズを使ってから、がオススメのレンズ
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写り方は違うけれどどちらも広い範囲を写すもの、でもどちらかというと魚眼の方が写真にインパクトがある。

それなら超広角じゃなくて魚眼を買うというのはどうなの?という話をされるんですが、個人的には魚眼の撮り回しってすごく楽しいんですが、考えて撮る力が付いていないと全部『ただ歪んだだけの、ただ魚眼で撮っただけの写真』になってしまいがち。

インパクトの強いレンズはどうしてもワンパターンになりがちで、見る側にとっても撮る側にとってもつまらなく思えてくるんですね。

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まずは超広角で何でも写ってしまう広さをマスターし、またしっかり水平で撮ることを意識できるようになってから使うと劇的にハマるレンズ。

魚眼にのめり込んでいる立場から見ると、しっかり超広角が使えてこその魚眼のように感じます。強烈に歪む魚眼の世界だからこそ、水平や構図は最重要だったりします。

とはいえ興味があったら是非一歩踏み出してみてほしい魚眼レンズの世界。陰に隠れている存在ですが、積極的に手に入れたいレンズです。
撮るのが楽しくなる1本!魚眼レンズがあるとこんな写真が撮れるよ!

マクロレンズってどうなの?

augustfinster / Pixabay

augustfinster / Pixabay



レンズの買い足しを考える時に忘れてはならないのが、マクロレンズの存在。花や上の作例のような水滴をアップで写すことができるちょっと特殊なレンズ。

私が唯一持っていない種類のレンズがマクロレンズなんですね。


先程望遠レンズについて『明確に撮りたいものが決まっている場合に買うべきレンズ』と書いたんですが、マクロレンズもそれと同様だと思います。私もまだマクロで撮りたいものが明確でないので買えずにいるんですよね(´・ω・)

メジャーなレンズっぽいから…と何となく手にすると使い道に困る可能性があるレンズともいえます。その点魚眼レンズは『気になったからとりあえず買ってみる』と意外と使えるレンズだったりするように感じます(*’▽’)

まとめ

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ここまで書いてきたことの要点をまとめてみると
  • とりあえず単焦点レンズは早く買おう!
  • 明確に撮りたいものが無いなら、高倍率ズームを望遠レンズとして使うのがオススメ
  • 単焦点レンズで写真の楽しさ・構図のコツを押さえたら、超広角レンズへ
  • マクロレンズは撮りたいものが決まってないと防湿庫に眠らせそう
  • 魚眼レンズが意外と使い勝手がいいけれど、超広角で広さに慣れておきたいところ
こんな感じですね(*’▽’)

最後に私が今まで何本かレンズを選んできて、これからレンズを揃えようと思っている方に伝えたい2つのことを書き留めておこうと思います。
レンズは割と値段で選んでいいと思う
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CanonのカメラにはCanonのレンズが、NikonのカメラにはNikonのレンズしか着けられないと、買い足し当時はだれもが思うことだと思うのですが、実はそうではなく、サードパーティと呼ばれるメーカーのレンズも着けることができます。

サードパーティとは、シグマやタムロンといったメーカーが代表例ですが、レンズ買い足し初心者としては安いと何かデメリットがあるように感じませんか?私はバリバリそう疑ってました(;・∀・)

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個人的には初めての買い足しレンズである単焦点レンズは純正のものを選ぶべきだと思います。

というのも、単焦点レンズはNikonならAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G ED、CanonであればEF50mm F1.8 STMといった、各メーカーそれぞれ安くて品質が良く、また初心者にとって使いやすいレンズを安くで発売しているからです。

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ただ、望遠や超広角、マクロに魚眼となってくると、純正レンズのお値段は一気に跳ね上がります。そうなってくると、自然と目線はサードパーティに移るはず。

サードパーティって安いけど純正と違いはあるの?と聞かれたら、違いはあります

写りの雰囲気や、画質や表現力、中にはボディとの相性も個体によって差があるようで、たまにサードパーティのレンズを着けても上手く動作しないといったケースもあると聞きます。

動作面はハッキリとデメリットと言えますが、私はいまだにそういった個体に当たったことがなく、またメーカーも対応してくれるそうなので、そこは妥協点かなと思います。

また、描写面についてはレンズを揃え始める段階においてはほとんど違いを感じません。私も色々使ってようやく『あ、確かに違うかも…』と見分けられるようになった感じです(*’▽’)

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それに当たり前ですが、レンズは買わないとその世界を楽しめませんし、まずレンズを手に入れることが大事

メリットとデメリット両方を合わせて考えてみても、初めはレンズは値段重視で選んでいって大丈夫だと思います。
レビューサイトも大事だけど、作例も良く見て選ぼう!
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価格ドットコムやアマゾンの商品ページにある商品のレビューコーナー。商品紹介に隠れてしまっていますが、すごく良い意見と感想の宝庫なんですね。

ただ結構マニアックなのも事実で、気軽に自分に合うレンズ選びをするには少し難しい用語が多かったり、『そこ!?』と驚くようなポイントでそのレンズを辛口に評価しているコメントが多いのも確か。

このようなレビューはめちゃくちゃ参考になるんですが、レンズ購入の決め手とならないこともしばしばあります。

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私がレンズを選ぶとき、まずは当然お値段を見るわけですが、その次に見るのがこういったレビューサイトではなく作例

作例ってどこで探すの?という話になるんですが、photohitoというサイトのレンズ作例のページやflickerなどを使って探したり、レンズ名を検索ボックスにそのまま入力して、個人のブログの作例レビューを見てみるのもすごく参考になります。

『ココが良い、アレがダメ』と文章で見ても、本当にそれが自分にとって良いのか悪いのかイマイチわからないもの。

でもそのレンズを手にした人が、そのレンズで気合いを込めて撮影した作例からなら『このレンズってこんなにボケるんだ!』などそのレンズの描写を知ることができますし、『こんな写真撮れるんだ!』と、これから手にしようとしているレンズにワクワクできます。このワクワク感、良い写真を撮るにはとても大事なんですよね(*’▽’)

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また、『このレンズ気になる、人物に使いやすいのかな』と思った時に作例一覧が風景だらけであれば、何となくそのレンズの向いている被写体が見えてきますし、そのレンズで撮るシミュレーションができるのが作例漁りのいいところ。

今までレンズ選びをしてきた経験から、レビューサイトと作例どちらも見ることで、失敗のないレンズ選びができるように思います。是非作例もしっかり見てから購入を決めてくださいね(*’▽’)
おわりに
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あれこれ書いてみましたが、結局『欲しい!』と思った時がそのレンズの買い時なんだと思います。

ただ、これからどんな風に買い足していけば写真が楽しくなるのか、こんなレンズの買い方使い方があったのか!というヒントに少しでもなれば幸いです(*’▽’)

最後まで読んでいただきありがとうございました!