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魚眼レンズでしか撮れない写真が面白すぎる件【作例紹介】

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魚眼レンズでしか撮れない写真が面白すぎる件【作例紹介】

口癖は『魚眼はいいぞ』です、どうもこんにちは。

面白そうだけど、使いどころが少なそうに思われがちな魚眼レンズ。私もそう思っていたのですが、いろんな場面で使える本当に楽しいレンズで、今ではすっかり魚眼愛好家になってしまいました。

というわけで!今回は魚眼レンズの魅力を思う存分語ってみようと思います(*’▽’)

目次

あなたの知らない魚眼レンズの世界!

魚眼レンズってどんなレンズ?

魚が水中から水面を見上げるとき、水の屈折の関係で景色が円形に広がって見えています。この魚の眼が見ている景色を再現したのが魚眼レンズです。

魚眼レンズには、写真が円形になる円周魚眼・画面全体が歪む対角魚眼の2種類があり、私が後者の対角魚眼レンズを使っています。

単調な風景にスパイスを

『ここすごく素敵!』と思って撮ってみたものの、なんか思ったよりも普通に写ってしまったというか、味気なさを感じることってよくありますよね。

そんな『なにかもうひとひねり欲しい』を叶えてくれるのが魚眼レンズなんです。

『広い範囲を写すレンズ』といえば超広角レンズが真っ先に思い浮かぶと思うんですが、それとはまた違う広さを演出できる魚眼レンズ。

その独特な歪みによって、ただ広く写すだけだと味気なくなってしまう景色がグッと印象的になるので、『なんかもう少し写真にパンチが欲しいな』と感じたとき、スパイスを加える感覚で魚眼レンズを使っています。

写真に迫力を

画面真ん中にあるものを極端に大きく写すことができる魚眼レンズ。

そんな魚眼ならではの効果を活かすと、今にも写真から被写体が飛び出してきそうなほどの迫力のある1枚が撮れるんです。

アクアパーク品川

真ん中に写したいものを置く構図(日の丸構図)って普段は避けがちなんですが、魚眼レンズを着けているときは積極的に真ん中に被写体を置きたくなります。

上の写真も、魚眼特有の歪みによってスタジアムの臨場感・ステージの迫力が伝わる1枚になりました。

普通のレンズでは表現するのが難しい迫力や臨場感も、魚眼なら叶うことも。上の写真はTDSのショーを最前列で魚眼で撮影したものですごく気に入ってる1枚です。

使いにくいと思われがちですが、ピタッとハマるとこれ以上にない最高の1枚が撮れるレンズなので、色んな場面で使いたくなります。

狭い室内を広く見せる

魚眼レンズの出番が多いのが屋内での撮影

超広角レンズも屋内の撮影で重宝するんですが、ただ広く写すだけでなく独特の歪みをもって写すことができる魚眼レンズだと、超広角とはまた違った奥行きや広さを表現することができます。

屋内写真を得意とする魚眼レンズと特に相性が良いのが、高い天井

身軽に動きたい海外旅行において交換レンズはできるだけ少なくしたいものですが、特にヨーロッパの天井の高い建物と魚眼レンズは相性抜群なので、私は旅行にも欠かさず持って行きます。

私にとって魚眼レンズとは

最も写真の幅を広げてくれたレンズ

レンズのインパクトが強すぎて、写真がワンパターンになってしまうと思われがち。私も『決まったシチュエーションや構図でしか使わないんだろうな』なんて思いながら買いました。

でも使ってみると魚眼の使いどころは予想以上に本当に多くて。この作例の多さからも明らかですね。

『ここは魚眼はないだろうな』と思いつつ試してみたら予想外にしっくりきたり、どう撮って良いかわからなくて悩む場面が実は魚眼の出番だったり。

使える場面が限られてるように見えて、実は魚眼にピタッと当てはまる景色は意外に多い。撮影者側があっと驚かされるような1枚に出会えることも本当によくあります。

ワンパターンになるように見えて、構図次第でさまざまな表情の1枚が撮れる。私が知らない自分の写真の新たな一面を沢山見せてくれています。

標準・望遠・単焦点・超広角…とこれまで色んなレンズを使ってきましたが、魚眼レンズが一番写真の幅を広げてくれたレンズだと感じています。

ファインダーを覗くのが楽しいレンズ

長い間写真を趣味にしていると、マンネリというか、カメラを持って外を歩くことやファインダーを覗くことに新鮮さを感じられなくなりがち。

魚眼レンズを着けてカメラを構えると、肉眼で見るのとは全く違う世界が楽しめるので、毎回『ここではどんな絵になるんだろう?』とワクワクしている自分がいて。

ここまで色々語ってきましたが、魚眼レンズの一番の魅力はファインダーを覗くことが楽しくなることだと思っていたりします。

使いどころがたくさんあるよ!と紹介してきましたが、とはいってもなんでもかんでも写ってしまう上に強烈に歪むので、使いこなしが簡単なレンズとは言い難いかもしれません。

でもだからこそ楽しい。だからこそ自分の予想をはるかに超える良い1枚が撮れる。

良い写真を撮るために一番大切なことは『楽しんで撮ること』だと思っているので、その点において魚眼レンズは初心者にも少し写真に慣れてきた人にも勧められる素敵レンズだと思っています。

私が使っている魚眼レンズ

SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE

私が使っているのはSIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE。ここに載せている写真は全てこのレンズとNikon D750の組み合わせで撮影しています。

お値段控えめでありながら逆光にも強く、シグマらしいカリカリの描写は本当に私好み。『フルサイズ魚眼ならこれ!』と言っても過言ではないくらい、心からおすすめできる1本です。

APS-C用おすすめ魚眼レンズをピックアップ!

センサーサイズの関係上、魚眼の効果を思いっきり楽しむなら、必ずAPS-C機にはAPS-C用の魚眼レンズを使いましょう。

選択肢はあまり多くないのですが、こちらもピックアップしておきます(*’▽’)

SIGMA 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM

SIGMA 単焦点魚眼レンズ 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSM キヤノン用 対角線魚眼 APS-C専用 477547

先程紹介した私が使っている魚眼のAPS-C専用バージョン。

描写・コスパの両面から考えると、これがAPS-Cで魚眼を楽しむならベストな選択肢だと思います。なお、ニコン用の他にもキヤノン・ペンタックス用もあります。

TOKINA AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

TOKINA AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

こちらは魚眼のズームレンズという珍しい1本。キヤノン・ニコン・ペンタックス用が発売されています。

なお、このレンズはAFモーター非搭載のため、NikonD5000・3000系ではオートフォーカスを使っての撮影ができませんので注意が必要です。

知人が持っていたので、試し撮りさせてもらいました。

着目したいのが、光源の写り方。こういう星のように写り方をするのは、6枚絞りという構造のレンズならではで、比較的珍しいんです。

魚眼レンズそのものが現実とは少し違う写真が撮れるので、いっそのことこういった思いっきり変わり種のレンズを選ぶのも楽しいかもしれません(*’▽’)

おわりに

ちょっととっつきにくいイメージのある魚眼レンズ。

私も手にした当初はこんなにハマるとも、こんなにいろんな場面で使えるレンズだとは思っていませんでした。今ではカメラバッグに入れてないと落ち着かない、そんな大切な存在です。

この記事を通して少しでも魚眼レンズの魅力が伝わっていれば幸いです(*’▽’)

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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