ありがたいことに今までいろんなご質問をいただいてきたのですが、中でも多いのが『ディズニーで撮るときどのレンズ使ってますか?』という内容。
『ディズニーで使うレンズを買うならどのように選べばいいか』という記事は書いたのですが、普段パークを撮り歩く時に、手持ちの機材からどういう基準で持っていくレンズを選んでいるかは書いたことがなかったので、ちょっとまとめてみたいと思います。
私の『ディズニーに持っていくレンズの選び方』
はじめに:私がパークにカメラを持っていく目的
私がパークにカメラを持っていく目的は、ざっと挙げて次の4つ。
- TDLでパレードを撮る
- TDSでハーバーショーを撮る
- ナイトエンターテインメントを撮る
- 風景・夜景のみを撮る
これらの目的に応じて持って行くレンズを変えていて、手持ちのレンズは
- AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
- AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
- SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
- SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM
です。特筆しない限りカメラはNikon D750を使用しています(*’▽’)
①TDLでショーパレードを撮る
キャラをアップで写すのも好きなんですが、どちらかというとフロート全体を写す方が好きな私。
フロートの頭から爪先まで写そうと思うと最前であることが理想なのですが、そんな元気がないことの方が多いので、元気とやる気に合わせて持って行くレンズを変えています。具体的には、
- 最前ポジる元気がある→20mmと24-70mm
- 最前でなくても普通にポジる→70-200mm
- ポジる元気はないが適当な場所からワンチャン狙う→D5500と55-300mm
とこんな感じです(*’▽’)
ショーパレードを撮り始めて間もない頃は、フロートやキャラクターが自分の真正面に来た時にシャッターを押すことがほとんどだったんですが、少し離れている状態でズームした方が撮りやすいことに気が付いて。
なので、最前でフロート全体を撮る場合も、超広角レンズではなく標準レンズを使って、『遠目でフロート正面を撮る・近くでフロートを横から撮る』の両方に対応できるようにすることが多いです。
最前の場合キャラクターやフロートとの距離がかなり近いので、望遠はほとんど使いません。
超広角レンズを使う場面は、自分の真正面にきたフロートを真横から全体を写したい場合のみ。
ただ、正直真横から全体を収めたい場面では、私が持っている超広角レンズは20mm単焦点では広角が足りないと感じることが圧倒的に多いので、真正面でフロート全体を撮りたい場合は14mm-16mmはじまりくらいの超広角レンズが必要だと思います。
ただ、最前確保する元気とやる気があることの方が少ないので、適当に座り見でポジることがほとんどなのが現実。
TDLの座り見からパレードルートを狙う場合は200mmあれば足りることがほとんどなので、『とりあえずどっかポジって見よ』くらいのときは70-200mmを持っていきます。
一方立ち見だと200mmでも足りないことも少なくないので、『適当に立ち見で良いからパレードが見たい、ワンチャンあれば撮りたい』という時はD5500と55-300mmで。
D750用の望遠レンズとして150-600mmを買うか定期的に悩んでいるんですが、先ほどお話ししたようにやっぱり広角で撮る方が好きなので、200mm以上の望遠が必要なときはD5500で対応しています。
②TDSでショーパレードを撮る
ポジるのに一苦労なことが多く、最近めっきり撮る機会が減ってしまったTDSのハーバーショー。それでも撮りたいときは撮りたいので、下のような基準で持って行く機材を変えています。
- 前方を確保する戦闘力がある→70-200mm
- 座り見に入る体力がギリギリあるかないか→D5500と55-300mm
リドアイルの座り見で上陸しているキャラを撮る場合であれば70-200mmで足りるのですが、ミキ広は座り見でもステージがかなり遠いのでD5500で対応しています。
③ナイトエンターテイメントを撮る
エレクトリカルパレードをはじめとするナイトショーにおいては、TDL・TDS問わずD5500は基本的に用いず、最低でもF2.8の明るさがあるレンズを使っています。
以前エレクトリカルパレードの撮影設定の解説記事でも述べましたが、55-300mmでズームして撮影すると、ISO感度があっという間に4000-5000くらいまで上がってしまうので、明るいレンズがあるのとないのとでは撮りやすさが大きく変わると思います。
余談ですが『暗いところで動くキャラクターを撮る』という点はディナーショーでも同じ。
F2.8に設定してもミキカンなどで被写体ブレの心配なく撮ろうと思うと、なんだかんだISO4000くらい必要になってしまいますしね。
④風景・夜景のみ撮る
風景・夜景を撮り歩く場合、24-70mm・20mm・15mmの3本をフル持参できるのが理想なのですが、望遠レンズを持っていく場合体力的に難しいので、実際はこの3つから1,2本選んで持って行くことがほとんどです。
また『手っ取り早く良い写真を撮る』ことを何よりもモットーとしている私は、パークで撮りたいイメージをある程度決めた上でインすることが多いので、『こういう構図ならこのレンズっしょ!』とヤマを張った上で持参してます。そしてたまに読みをハズして泣きます。
レンズを一本だけ持っていくとしたら?
ちなみに、レンズ1本でパークを回るとしたら、私が選ぶのは標準レンズである24-70mm F2.8ではなく20mm F1.8だったり。
というのも、これまた時と場合による話ではあるのですが、パーク内はとにかく人が多いため、標準域で撮ろうとすると圧迫感というか窮屈感のある1枚になってしまうことがしばしばあって。
なので、せめて画角だけでも広くして写真に開放感を出すというアプローチで構図を考えることも多いです。あと単純に20mmというレンズがお気に入りなのも理由のひとつですね。
おわりに
正直なところレンズ選びはノリと感覚で決めている部分が大きく、記事にまとめても参考にならないだろうと思って今まで書いてこなかったんですが、書いてみたら想定以上に楽しかったです(*’▽’)
この記事が皆さんのカメラライフにとって何か少しでもヒントになれば幸いです♪
最後まで読んでいただきありがとうございました!