エレクトリカルパレードを綺麗に撮るための設定と5つのポイント!

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東京ディズニーランドの夜を彩る光の魔法、エレクトリカルパレード。せっかくだから見るだけじゃなく綺麗に撮りたい!という方も多いはず。

というわけで今回はエレクトリカルパレードを撮影する時の設定と、より綺麗に撮るためのコツやアイデアをまとめたいと思います(*’▽’)

エレクトリカルパレードを綺麗に撮りたい!

必要なもの
この記事では一眼レフやミラーレスなど、シャッタースピードやF値・ISO感度を撮影者自身が決められるカメラを前提に書いていきます。

レンズに関しては、カメラと一緒に買ったキットレンズで問題ありません。ただ、キットレンズよりも撮りやすいレンズがあるので、そのあたりのことはここから詳しく書いていきますね(*’▽’)
私が撮る時の設定
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細かいことを書いていく前に、先に私の設定を載せてみましょう!どん!
  • 撮影モード:マニュアルモード
  • F値:一番小さい数字(開放)
  • シャッタースピード:1/160秒
  • ISO感度:自動制御(上限ISO4000)
となります。ここからはこの設定の中身について詳しく書いていきますね(*’▽’)
一番重要なのはシャッタースピード

エレクトリカルパレードを綺麗に撮るために何よりも大切なのがシャッタースピード。これをしっかりとコントロールしないとブレブレの写真を量産してしまうことになります。

まず写真におけるブレには、カメラを構える撮影者の手がブレてしまう手ブレと、シャッターを開いている間に被写体が動いてしまうことによって起こる被写体ブレの2種類があります。

ごく普通の夜景などであれば、三脚を使用すれば手ブレせずに撮影することができるんですが、パーク内は三脚・一脚などの撮影補助機材の持込は禁止されているため使用できません。

よって、手持ち撮影で手ブレを防ぐためには、シャッタースピードを速くすることが何よりも大切。そして、一般的に『1/焦点距離秒』以上の速さがあれば手ブレは起こらないと言われているんですね。


じゃあさっき設定の紹介で『シャッタースピード:1/160秒』って書いてたけど、160mmよりも短い焦点距離で撮るならもっとシャッタースピードを遅くしてもいいの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、エレクトリカルパレードの撮影においては、手ブレよりもむしろ被写体ブレのリスクの方がはるかに大きい

なぜなら、撮影者の手が動いていなくても、パレードのフロートやその上にいるキャラクターたちは常に動いているからです。
被写体ブレせず、かつ明るく写せるシャッタースピード

それならシャッタースピードをとにかく速くすればいい!と言いたいところなんですが、そうは言えないのがエレクトリカルパレードの難しいところ。

本来暗い場所で明るい写真を撮るためには、できる限りシャッタースピードを遅くしてカメラがより多くの光を取り込めるようするのが一般的。とにかく被写体ブレしないように!と闇雲にシャッタースピードを速くしすぎると、今度は光量不足で真っ暗な写真を量産してしまうことになります。

よって、エレクトリカルパレードの撮影においては、被写体ブレせず、かつ明るく写せるシャッタースピードが大切になってくる。

そして、色々試した結果私はいつも1/160秒程度に設定しています(*’▽’)
絞りを開いてできる限り多くの光を取り込めるようにする

暗い場所で明るく写すためには、シャッタースピードをできる限り遅くしてあげるだけではなく、レンズの光の通り道を広くしてあげることもすごく大切。そしてこれを決めるのがF値です。

F値というと、『ピントの合う範囲を決める数値』『数字を小さくすると背景がボケる』ということは知っているという方が多いと思うんですが、F値を小さくするとレンズの光の通り道が広くなります

光の通り道が広くなると、シャッターを開く時間が短くてもより多くの光を取り込むことができ。短いシャッタースピードでも明るい写真を撮ることができるんですね


F値を一番小さくしたらボケボケにならない?ピント合うの?と思われる方もいらっしゃるかもしれないんですが、このすぐ後に述べますがエレクトリカルパレードはかなり高感度で撮影することになるため、ノイズとの戦いになります。

ノイズがたくさん発生するとザラザラとした画質の悪い写真になってしまうため、できる限り感度は上げず絞りを開いて写真を明るくしたいので、F値は一番小さい数字にしておきます(*’▽’)
できる限りノイズのない写真に

シャッタースピード・F値ときて、最後はISO感度

先ほども触れましたがISO感度を高くすると、カメラの中にある光を感知する部品の感度が上がって、暗い場所でもより明るく写すことができる反面、上げすぎるとノイズが発生し、画質が荒くなってしまいます。なので、できる限りISO感度は上げたくありません。

…とはいっても、ISO感度にかなりお世話にならないと明るくかつ被写体ブレなく撮ることは難しいのがエレクトリカルパレード。

撮っているとISO3200、4000…とどんどん上がっていきますし、気づけばノイズだらけ…なんて可能性も否定できません。


イマドキのカメラは高感度に強くなっているとはいえ、設定できる上限近くまでISO感度を上げてしまうとかなりノイズが目立つので、自分のカメラの『これくらいまでならノイズが気にならない』という上限・許容範囲を決めておくのがオススメ。

カメラによって高感度性能は異なりますし、どのくらいのノイズなら気にならないかというのも人によって感覚が違うと思いますが、私はISO3200-4000が上限かなと思っています(*’▽’)
ノイズを気にせず綺麗に撮りたい!適切なISO感度ってどれくらい?
写真を始めて新しく知る用語はいくつもあります。ISO感度もそのひとつ。ISO感度について調べていくと、どうやらノイズが出るか...
フロートや構図によって明るさが全然違うことにも注意!

私の設定では、ISO感度は固定ではなく自動制御にしています。その理由は、フロートや撮りたい構図によって必要な明るさが異なるからです。

例えば、思いっきり引いた構図でフロート全体を撮りたい場合は、フロートの周りは暗いため、どうしても高い感度で撮影することになります。

でも、フロートに思いっきりズームして撮る場合、ここ最近でリニューアルしたフロートはLEDを採用していてどれも眩しいくらい明るいので、そこまで高いISO感度が必要でないことも多々あります。

こうした明るさの違いにカメラが自動で反応し、ISO感度の上昇を最小限に抑えるために、私はいつも感度を自動制御にし、上限をISO3200もしくは4000に設定しています。

なお、明るさの調整をISO感度ではなく絞りで行いたい・絞れる場面では絞って撮りたいとお考えの方は自分でこの設定にあれこれアレンジを加えてみてくださいね(*’▽’)
注意:フラッシュは厳禁!

設定の説明はここまで述べてきた通りなんですが、最後にひとつ大事な注意点を述べておかなければなりません。それがフラッシュの使用です。

『暗い場所での撮影=フラッシュの出番』と考えている方は少なくないと思いますし、実際パークでも使っている方を見かけるんですが、エレクトリカルパレードの撮影においてフラッシュは使わないようにしましょう

暗くて見えないものに対してフラッシュの光を当てると明るく写すことができますが、エレクトリカルパレードのフロートのように元々明るい被写体に対してフラッシュの光を当ててもなんの意味もないんですね。

また、フラッシュの光は撮影者が思っている以上に周りから見たら非常に眩しいもの。

暗闇をフロートが流れる幻想的な光の魔法を台無しにしてしまいますし、上の写真のように他の人の写真にフラッシュの光が思いっきり写り込んでしまうことも。

綺麗な思い出を1枚に残すためにも、パレードルートにいる全ての人が光の魔法を楽しむためにも、フラッシュは使わず撮ってくださいね(*’▽’)
補足:シャッタースピード優先という選択肢

マニュアルでISO感度を自動制御にして…という設定を普段からしている人は少数派かもしれませんし、今まで使ったことがないとどうやって設定したらいいかわからないという場合ももしかしたらあるかもしれません。

その場合は、シャッタースピード優先モードを使うのがオススメ。

また、ISO感度自動制御の設定がわからないという場合は、シャッタースピード優先モードでISO感度をISO3200-4000程度に固定しておきます。ノイズのリスクはありますが、真っ暗な写真を量産するよりはいいと思いますし、シャッター優先であれば先に述べたフロートや構図の違いによる明るさの変化にもカメラが自動でf値を調整して対応してくれます(*’▽’)

繰り返しになりますが、エレクトリカルパレードの撮影において一番大切なのはシャッタースピードのコントロールなので、シャッタースピードをカメラ任せにする絞り優先モードで撮ることはオススメしません

エレクトリカルパレードをもっと綺麗に撮るための5つのポイント

さてさて、ここで一度設定をおさらいしてみましょう(*’▽’)
  • 撮影モード:マニュアルモード
  • F値:一番小さい数字(開放)
  • シャッタースピード:1/160秒
  • ISO感度:自動制御(上限ISO4000)
これでとりあえず撮ることはできるんですが、より綺麗な写真を撮るためには、設定以外にもいくつかポイントやコツがあります。ひとつひとつ見ていくことにしましょう(*’▽’)
1.ズームしてフロートの明るさを借りる

ここ最近フロートがどんどんリニューアルされていて、キャラクターの乗っているフロートは眩しいくらい明るいものが多くなりました。

なので、思いっきりズームして撮る方が、フロートのLED電球の明るさを借りることができるので、より綺麗に明るく綺麗に撮れることが多いです。

ただ、キャラクターをアップで撮る時には注意すべきポイントが2つあります。

まず一つ目は、撮影者の手ブレ。冒頭で述べた通り、手ブレしないシャッタースピードの基準は『1/焦点距離秒』であることから、望遠になればなるほど手ブレにはシビアになります

最近のレンズには手ブレ補正が搭載されているものも多いので、多少遅いシャッタースピードでも手ブレせず撮れることもあるとは思いますが、望遠を使って撮影する場合はいつもより手ブレに気を配った方が良いでしょう(*’▽’)


もう一点が、被写体ブレ

標準域で引き構図で撮っているとわかりにくいんですが、望遠でズームしてフレームいっぱいにキャラクターを写すような構図の場合、被写体ブレは結構目立ちます。

エレクトリカルパレードにおいては、昼のショーパレードに比べると動きが少ないように思いますが、それでも今回紹介した1/160秒だと被写体ブレの可能性は高くなるため、シャッタースピードをさらに速くする必要があります。

キャラクターによって動きはまちまちなので一概にはいえませんが、1/250-1/400秒程度を目安に考えておくと良いと思います。

ただ、フロートの明るさを借りれるといえども、シャッタースピードを速くするとそれだけレンズの明るさや高感度が必要になるので、思いっきりズームするときだけ1/400秒にするなど、シャッタースピードをこまめに変えながら撮るのが望ましいかなと思います(*’▽’)
2.広角で撮るならシャッタースピードを遅くするのも◎

キャラクターをアップで撮りたいという方もいれば、フロート全体を撮りたいという方もいるはず。私自身広角で撮る方が好みだったりします(*’▽’)

ただ、広角で撮ると周りはどうしても暗くなってしまいますし、先ほどのズームでの撮影と違ってフロートの明るさをあまり借りることができないので、同じ設定でも広角で撮るとちょっと暗くなってしまう可能性があります。

でもラッキーなことに、広角で撮るとズームで撮る時よりも被写体ブレが起きにくい(目立ちにくい)ので、シャッタースピードをちょっと遅くすることができます。


上の写真は冒頭で紹介した1/160秒よりもちょっと遅い1/100秒で撮ったものなんですが、特にブレていません。

広角で明るくフロート全体を撮りたいけれどF値をこれ以上下げられない・これ以上感度を上げるとノイズが気になるという場合には、少しシャッタースピードを遅くしてあげると綺麗に撮れると思います(*’▽’)
3.明るいレンズがあるなら積極的に使おう!

一般的な標準ズームレンズのF値はF3.5-5.6が多いと思うんですが、F1.4F1.8といった数字にできるレンズを明るいレンズと呼びます。

F値が小さくできるとそれだけ光の通り道を広くすることができ、短いシャッタースピードでもより明るく写すことができるので、明るいレンズはエレクトリカルパレードの撮影の強い味方なんですね。

今回この記事は一般的なキットレンズを想定して書いてきましたが、でもやっぱりキットレンズだとエレクトリカルパレードを撮るには暗いですし、ISO感度をかなり上げないと明るく撮れません。


背景がよりボカせると聞いて単焦点レンズを買った・既に持っているという方も少なくないはず。

F4.5-5.6程度だとISO4000まですぐ上がってしまうんですが、F2.8くらいまで明るくできると、ISO2000程度で十分明るく撮れることがよくあるので、明るいレンズはほんと重宝します。

単焦点の場合、ズームができないのが悩みどころなのは事実ですが、こういったシビアな撮影環境においては、ズームできる暗いレンズよりもズームできない明るいレンズの方が使い勝手が良い場合もありますし、是非是非積極的に活用してみてください(*’▽’)
4.構図にこだわるとより撮りやすく!

これはあくまで私の個人的な感覚・好みなので軽く読み流してもらえればと思うんですが、フロートが目の前を通っていくときに撮るよりも、向かってくるフロートの方が撮りやすいように思います。

また、撮る場所によっても撮りやすさが変わるように感じていて、パレードルートの外周側(アウト側)の方が撮りやすいようにも思います。カメラのシャッターボタンが右だからかな?

加えて、シンデレラ城向かって左側のパレードルートで見ると、上の写真のように、フロートの背景にシンデレラ城が入るので写真がグッと華やかになります。

割と人気の場所のようで早い時間から待機する必要はありますが、ポジション選びの参考になれば幸いです(*’▽’)
5.RAWで撮って現像しよう!

今回紹介した設定で撮ればそれっぽくカタチにはなると思うんですが、設定を工夫していてもシャッターを押しただけで完璧な一枚は撮れませんし、特にキットレンズなどのF値の大きいレンズすなわち暗いレンズを使っている場合、RAW現像が必須になると断言してもいいと思います。

RAW現像ってなにそれ美味しいの?という方は下の記事を読んでいただけたらと思うんですが、ものすごくざっくりと説明すると『撮影後に写真を柔軟に編集することができるツール』のこと。今回この記事に載せている写真も全てRAW現像しています(*’▽’)
写真をもっと思い通りに!初心者こそRAW現像を早く始めるべき3つの理由
私が一眼レフを手にして早1年。新しいレンズ・新しい撮り方などなど、これまでいろんなことにトライしてきて、『もっとこうしとけばよかった...
写真をもっと楽しむためにはやらないともったいないRAW現像。

ただRAW現像にはパソコンが必要になるため、パソコンをそもそも持っていないという方や、普段スマホでしか写真を管理しないという方もいるはず。そういった方には、RAW現像とは違うんですが、Snapseedというアプリを使うとかなり細かく写真を編集することができます。

エレクトリカルパレードの写真を100点満点の綺麗な1枚に仕上げるためにはこういった編集は必須プロセスなので、是非是非取り入れてみてくださいね(*’▽’)
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おわりに
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随分と長い記事になってしまいましたが、いかがでしたでしょうか?

夢の国での素敵な1日を締めくくる素敵なパレード。この記事が皆さんの思い出作りに少しでも役に立てば幸いです(*’▽’)

最後まで読んでいただきありがとうございました!