ディズニーで綺麗な夜景を撮るためのポイント全部まとめてみた!


アトラクション、ショー、キャラクターなど東京ディズニーリゾート(TDR)にはいろんな魅力的なものがありますが、夢の国ならではの幻想的な夜景もそのひとつ。

でも三脚が使えないパーク内での夜景撮影に苦手意識を持っておられる方も少なくないと思います。

というわけで、今回はディズニーでの夜景撮影のポイントについてまとめてみたいと思います(*’▽’)!

ディズニーで夜景撮影を楽しもう!

綺麗に撮るための設定

早速ですが、設定の紹介に入りましょう!ドン!
  • 撮影モード:マニュアル
  • シャッタースピード:1/焦点距離秒から徐々に遅く
  • F値:できるだけ小さく、でも絞れるなら絞る
  • ISO感度:許容範囲まで上げる
ややこしいわ!』というお叱りの声が聞こえる気がするんですが、この記事を読んでいくつかのポイントさえ押さえれば簡単に設定を決めることができます(*’▽’)

もしかしたら『この設定に決めたら後はシャッターを切れば綺麗に撮れる!』という設定を探してこの記事を開いてくださった方もいるかもしれないんですが、ディズニーの夜景撮影で『これの設定でキマリ!』といったような固定の設定はないんですね。

今回の記事では設定の具体的な参考になればと思い、当ブログにしては珍しく作例に実際の設定も載せていますし、私なりにできる限り分かりやすく書けるよう頑張るので、ゆっくり付いてきてくださいね(*’▽’)

実際に設定してみよう!

設定のポイントは『優先順位を付けること』

F4.0 1/20秒 ISO3200 15mm



突然ですが、綺麗な夜景写真の条件ってなんだと思いますか?人によってそれぞれ答えは異なるかもしれないんですが、私は
  • 手ブレしていないこと
  • しっかりと明るく写せていること
  • ノイズが少ないこと
の3つが大切だと思っています。

これら3つの条件は三脚が使えれば簡単に満たすことができるんですが、三脚が使えないパーク内では、明るく写そうとシャッタースピードを長くすると手ブレしてしまうし、感度を上げるとノイズが大量に出てしまったりとなかなか難しい。

そんなシビアなパークでも綺麗な夜景を撮るためのポイントは、設定に優先順位を付けることなんです。

F6.3 1/15秒 ISO2000 15mm



手持ちで夜景を撮る時に私が最優先したいのが、手ブレしないこと

手ブレしてしまうとどれだけ明るく写っていてもノイズが乗っていなくても写真が台無しになってしまうので、手ブレしないシャッタースピードを最優先に考えた設定にします。

2番目に大切にしたいのが、ノイズができる限り乗っていないこと。

手持ちでの夜景撮影ではISO感度にかなり頼ることになりますし、今のカメラは本当に優秀でISO12800くらいまで上げることができるものも多いんですが、上げすぎるとザラザラとした画質の悪い写真になってしまいます。

そんなこんなで、私はいつも手ブレしないシャッタースピードと、できる限りISO感度を上げないことを優先した設定にしています(*’▽’)
実際に設定してみる!

F4 SS1/25秒 ISO2000 27mm



ここまで述べてきた優先順位を基に、私が設定するときの手順はこんな感じです。どん!
  1. シャッタースピードを1/焦点距離秒に設定する
  2. F値は一番小さい数字にする
  3. 夜景の明るさに応じてISO1000-1600程度に設定する
もう少し詳しく説明してみますね(*’▽’)

F5.0 1/30秒 ISO1600 27mm



まず、シャッタースピードには手ブレしない基準があって、それが1/焦点距離秒

例えば、換算50mmで撮りたい場合は1/50秒が手ブレしない基準で、これよりも遅くなると手ブレするリスクが高くなります。

1/焦点距離秒よりも遅いと必ずブレるというわけではないんですが、先に述べた通り手ブレしないことが最優先なので、撮りたい構図が決まったらまずは何mmで撮ろうとしているのかレンズを確認し、1/焦点距離秒にセットします。

F2.8 1/30秒 ISO2000 32mm



次にISO感度。カメラによって感度の上限やノイズの乗り方は異なるのですが、『ここくらいまでならノイズがそんなに気にならないかな』と思われるところまで上げます。

以前このブログでノイズが気にならないISO感度について色々実験してみたことがあったんですが、個人的にはISO1600くらいまでは問題なく使えるように感じました。

撮りたい夜景が比較的明るいものの場合はISO1000くらいに、暗い場合は最初からISO1600に設定しておきましょう。

F4.0 1/15秒 ISO1600 27mm



最後にF値。私の場合は、手ブレしないシャッタースピードとできる限り少ないノイズを重視した上で明るい夜景が撮りたいので、まずはF値は一番小さな数字に設定します。

『少し絞った方が描写力が上がる』と聞いたことがあるし…と思われる方もいらっしゃるでしょうし、このあたりは好みもあるのですが、特にこだわりのない方は一番小さな数字にしておく方がサクサク撮り進められると思います(*’▽’)
実際に撮ってみる

F5.6 1/40秒 ISO1600 16mm



設定ができたらまずは1枚撮ってみます。もしかしたら思っていたよりもちょっと暗いかもしれません。

『優先順位に従って設定したら一発で綺麗に撮れるんとちゃうんかい!』と怒られそうですが、実はこの試し撮りが綺麗に撮るために最も大切なカギ。ここからササッと設定を手直しすることで理想の1枚をゲットすることができます。

設定を直すなんていうとまた難しそうに聞こえてしまうかもしれませんが、これも思っているよりも簡単なので大丈夫ですよ(*’▽’)

F4.0 1/8秒 ISO3200 20mm



試し撮りをして思っているよりも暗かった場合、私は以下のような順番で設定を手直しします。どん!
  1. シャッタースピードを少し遅くする
  2. F値を小さくする(最初から一番小さな数字にしていなかった場合)
  3. ISO感度を上げる
『えっ、シャッタースピードは死守するんじゃないの!?』と思われたかもしれませんが、さっきもちらっと触れましたが1/焦点距離秒はひとつの基準に過ぎません。これより遅くても案外手ブレしなかったりします。

というわけで、ISO感度を既にある程度上げた状態からスタートしているので、先にシャッタースピードをいじります。

ただ、調子にのってがっつり遅くするとブレてしまうので、1/30秒なら1/20秒、1/20秒なら1/15秒…という感じで『気持ち』遅くする程度に留めます。

F3.5 1/15秒 ISO2000 20mm



次に、最初の段階で少し絞った状態で撮っていた場合は、F値を最小にします。

それでもまだ暗い場合は、最終兵器ことISO感度2000→2500→3200と段階的に上げていきましょう。

自分の写真を見返しているとISO2000-3200あたりで撮っているものも多いので、設定変更が面倒な方・ノイズが気にならない方は最初からこれくらいまでISO感度を上げて設定しちゃってもいいかもしれません(*’▽’)

ディズニーでの夜景撮影のコツ・注意点


ここでもう一度設定をおさらいしてみましょう。
  • シャッタースピードを1/焦点距離秒設定する
  • F値は一番小さい数字にする
  • 夜景の明るさに応じてISO1000-1600程度に設定(面倒な方は最初からISO2000-3200に設定するのもアリ)
ちょっとめんどくさいなあとか思われたかもしれませんが、記事を読むより実際に撮ってみた方が分かりやすいですし簡単なので、この記事の作例の設定もヒントにしながらぜひぜひ試してみてくださいね(*’▽’)

さて、設定がわかったところで、最後に私が考えるディズニーでの夜景撮影のコツ・注意点をまとめておきたいと思います。
絞り優先は使わない
普段は絞り優先で撮っているという方も多いはず。私もその一人です。

ただ、F値を撮影者が決めてシャッタースピードはカメラ任せにする撮影モードなので、シャッタースピードのコントロールが最重要である手持ちの夜景撮影には絞り優先は適していないので注意してくださいね(*’▽’)
レンズに頼ろう!

F2.8 1/60秒 ISO1000 62mm



手持ちで夜景を撮影する際、強い味方となるのが明るいレンズ手ブレ補正

F値をより小さくできた方が、ISO感度を上げなくても手ブレしないシャッタースピードで撮影することができますし、上のような明るいレンズならではの玉ボケを活かした1枚もおしゃれですよね。

また、もしかしたら今まで手ブレ補正の恩恵なんて感じたことないという方もいらっしゃるかもしれないんですが、できる限りシャッタースピードを遅くしたいディズニーでの夜景撮影ではものすごく便利。

エントリー一眼レフのキットレンズには手ブレ補正搭載のものも多いですし、それらにガンガン頼るのがいい夜景を撮るためのカギだと思います(*’▽’)
手すりなどを補助に使うのもアリ

F8.0 0.8秒 ISO1000 32mm (※手すりの支え有り)



ここまで『完全に手持ちで撮る』ことを前提にお話ししてきたんですが、パーク内にある手すりや柵を支えにすると格段に綺麗に撮れることも。

上の写真はケープコッドの手すりでカメラを支えて撮ったものですが、0.8秒までシャッタースピードを落とすことができています。

撮りたい構図があったら何か支えになるものがないか探してみるのも、より綺麗なパーク夜景を撮るためのポイントです(*’▽’)
できる限り広角で撮る

F7.1 1/25秒 ISO2000 70mm



ここまで手ブレしないシャッタースピードは『1/焦点距離秒』と何度も書いてきましたが、焦点距離が長くなる望遠ではより速いシャッタースピードが要求されることになり、手ブレにシビアになってきます。

カメラを向ける先がすごく明るい場合や、手ブレ補正搭載のレンズであれば、望遠でも問題ないですが、慣れないうちは広角気味で撮る方が、手ブレの心配も少なく撮ることができると思います。望遠気味で撮る時はいつも以上に『1/焦点距離秒』を重視し、手ブレしていないか拡大してしっかり確認するようにしてくださいね(*’▽’)
気持ち明るめで撮る

F5.6 1/20秒 ISO2000 20mm



あたりが暗いとモニターの画面がすごく明るく感じられるので明るく撮れているように見えるんですが、次の日普通の明るさの部屋で見たらめちゃくちゃ暗いということはディズニーに限らず夜景を撮っているとよくあること。

そこまで神経質になる必要はないとは思いますが、経験上パークで撮っている段階で『暗いかも…』と思う写真は実際めちゃくちゃ暗いということは頭の片隅においてもらえたらと思います(*’▽’)
RAW現像する

三脚が使えないパークでは、シャッターを切るだけで完璧な美しい夜景を撮るのはほぼ不可能と言っていいと思います。そこで最後に紹介したいのがRAW現像です。

RAW現像って何それ美味しいの?という方は、こちらの記事を読んでいただけたらと思うんですが、ザックリ言うと写真の仕上げ処理をカメラ任せにせず自分でやれるツールのこと。

例えば、先程載せたクリスマス仕様のケープコッドでの1枚。撮ってる時は『明るく撮れた』と思ってたんですが、帰って見返したらめちゃくちゃ暗かったケープコットでの1枚をRAW現像してみると…


どやっ!明るさや影になって潰れてしまっていた部分もイメージ通りの仕上がりにすることができました(*’▽’)

シャッターを切るだけではどうしても100%思い通りには撮ることが難しいディズニーの夜景撮影では必要不可欠ともいえる工程。この記事に載せた作例はすべて現像していますし、是非この機会にチャレンジしてみることをグイグイお勧めします(*’▽’)
おわりに

F8 0.8秒 ISO3200 15mm(※手すりの支えあり)



今ちょっと読み返してみたら、作例が見事にTDSに偏りまくっていることに気付いたんですが、気にせず記事を締めたいと思います_(:3 」∠)_

三脚が使えないため難しいと思われがちなディズニーのパーク夜景ですが、でもいくつかのポイントを押さえておけば手持ちでも結構綺麗に撮れるものですし、この記事が少しでもヒントになれば幸いです(*’▽’)

最後まで読んでいただきありがとうございました!