『デザイン性が高い・カメラが取り出しやすい・肩の負担が少ない・機材以外のものがいっぱい入る』の4コンボで、3年前私をカメラバッグ難民から救ってくれたofftoco。
この度我が家にある2つのカメラバッグを一気に新調し、前回の記事では私が選んだトートバッグタイプをレビューしました。
そして同時に購入したのが、今回紹介する上位モデルのofftocoカメラリュック。
夫が愛用しているのですが、私がこれまでずっと愛用してきたスタンダードタイプのofftocoリュックと比べて、『改良されてるな』『さすがハイグレード』と思う箇所が多々あったので、早速書き出してみようと思います(*’▽’)
納得のハイグレード!offtocoカメラバックパックの4つの魅力【DGB-S037BK】
offtoco(オフトコ)とは
ELECOMが発売しているカメラバッグシリーズのこと。
スタンダードタイプとハイグレードタイプがあり、スタンダードタイプはリュック・メッセンジャー・ショルダー・ボディバッグ・トートの5種類が用意されています。
ハイグレードタイプには、バックパック・メッセンジャー・ショルダーの3種類あり、今回はバックパックのLサイズ・DGB-S037BKを選びました(*’▽’)
外観・仕様
外観はこんな感じ。横幅31.5cm・高さ47cm・奥行き19cmとかなり大きいので、完全に男性向けです。
横幅28cm・高さ40cm・奥行き16.5cmのMサイズ(DGB-S038BK)も用意されています。ちなみに、我が家が以前使っていたのはこれの旧型です。
ブラック・ネイビー・グレーの3色展開で、以前グレーを使っていたことから今回はブラックを選びました(*’▽’)
主な収納エリアは、前ポケット・リュック上段・下段、それとは別に15.4インチのノートPCが入るポケットが背面についています。
後に詳しく述べますが、これまでのofftocoと変わらず、今回も二気室構造を採用しています。
背中を支える部分はかなり重厚な作り。旧モデルはメッシュ素材になっていて、それでもクッション性があったのですが、さらにリッチな作りになっています。
大型リュックって背負っていると腰やら肩やらの負担がすごいことになりがちですが、チェストベルトがついているので、力の分散も考えられている作り。これがあるかないかでだいぶ違いますよね。
地味に嬉しいのが、ショルダーベルト部分に着脱式ポーチがついていること。
レンズキャップや撮影スポットに行った時のチケットなど、サクッとしまいたいものがしまえるあると便利なやつ。こういう細かいポイントが凝っているのもハイグレードモデルって感じがしますね(*’▽’)
他にも前面・背面に複数のポケットがあったり、キャリーケースのハンドルにかける用のベルトがついていたりします。
DGB-S037BKのいいところ
1.機材以外のアイテムも沢山入る二気室構造
offtocoカメラリュックの魅力のひとつが、機材類を入れるスペースと、それ以外のアイテムを入れるスペースを分けることができる二気室構造。これ本当に便利なんですよね。
試しに、上段に財布・ポケッタブルパーカー・モバイルバッテリー・500mlペットボトル・ケースに入れた予備レンズ2本を入れてみました。余裕ですね(*’▽’)
旧型ユーザーとしては、地味に新しく追加されたペットボトルホルダーがありがたいです。
2.マグネット式カメラ収納口
offtocoカメラリュックの最大のメリットと言って良いのが、カメラの取り出しやすさ。
バッグ側面にポケットが作られていて、そこから下段に収納している機材を簡単に取り出せるという仕様。これが私がofftocoにベタ惚れした一番の理由です。
上の写真のファスナーを下ろすと…
パカっと開いて…
機材『コンニチハ!』
…とこんな感じで、リュックを下ろさずに機材交換ができる優れもの。
旧モデルも十分使い勝手がよかったのですが、ポケットの閉めるところがマジックテープだったため、使い続けるうちにどうしても粘着力が弱まってしまうのは欠点ではありました。
それがなんと今回からマグネットに。これはマジでありがたい。
マグネットになったことでサイドファスナーも閉めやすくなり、よりカメラの取り出しやすさが追求されています。
ちなみに、スタンダードのofftocoリュックも現行モデルはこのマグネット仕様。これはアドですね(*’▽’)
3.ボックス式カメラケース
前モデルでは、下段のカメラケースはよくある仕切り付きインナーソフトケースだったのですが、現行モデルはボックス型になりました。
これに関してはメリットはもちろん、少しデメリットもあるので、先にメリットから挙げていきますね(*’▽’)
まずメリットとしては、リュックの型崩れが起きにくいこと。
このリュックはカメラスペースとそれ以外のアイテムスペースに分けられるのがメリットですが、ペットボトルやちょっとした機材を上段に入れていると、使い続けるうちにどうしても重さで下段がへにゃっと潰れてきてしまいます。素材自体はめっちゃ丈夫だったんですけどね。
しかし、新しく採用されたボックスは、さらに素材がカッチリ目になり、カメラスペースとなる下段全てを囲ってくれるので、上段に重い荷物を詰めまくっても下段が潰れてしまうことがありません。
下段が崩れてくるとサイドファスナーも閉めにくくなるのが難点だったのですが、その不具合も解消。先に述べたマグネット収納口と合わせて、より耐久性が上がり、長く使えるカメラバッグになっている印象を受けます。
一方、デメリットとしては、カメラの取り出しやすさが若干損なわれること。
旧モデルでは、『マジックテープをはがす→サイドファスナーを開ける→ケースを引っ張り出す』という3つのプロセスでレンズ交換が可能でしたが、このモデルでは『サイドファスナーを開ける→マグネットをはがす→ボックスケースのファスナーを開ける』と4つのプロセスが必要です。
ただ、推奨はしませんが、サイドファスナーとマグネットさえちゃんと閉めておけば、ボックスケースのファスナーは開けっ放しにしておいても支障は特にないです。
ただ、以前のようにケースをがっと引き出せるわけではないので、写真のように3本レンズを入れている場合、真ん中のレンズが取り出したい場合はボックスを一度リュックから取り出してレンズ交換することになります。
こんな感じでメリットもデメリットもあるわけですが、カメラバッグが大きい分頑丈な作りにする必要があるので、ボックスケース採用は個人的にはすごく魅力的に感じました。
なお、気になる機材の容量ですが、下段にのみ入る容量は、
- ボディを入れる場合→レンズ付きボディ1台・交換レンズ1本
- レンズのみ入れる場合→レンズ3本
が目安です。ボディが小型ミラーレスの場合は、交換レンズは2本程度一緒に入れられると思います。
我が家は、カメラ本体は基本首から下げていて、レンズ交換の頻度が高いため、レンズ類だけ下段に入れて、カメラ本体は長時間移動の時のみ上段に入れるという使い方をしています。
4.盗難防止フック
ここまで挙げてきた3点と比べるとものすごく地味なのですが、海外撮影旅行でも使いたい私たちとしてはめちゃくちゃ嬉しいポイント。
防犯的な意味でのリスクは多少高いものの、体への負担を総合的に考えると、旅行用カメラバッグはやっぱりリュック派です。
貴重品をリュック前面のポケットに入れることはまずないのですが、無防備である印象を与えたくないため、以前は写真のように適当なキーホルダーをファスナーの穴に通して簡単には開かないようにしていました。
こういう背景もあって、この仕様追加を知った時は『ELECOM…わかってるやん…!』と地味に感動しました(*’▽’)
こんな人におすすめ
まとめますと、今回紹介したハイグレードモデルに関しては、『カメラ以外の持ち物も多い男性向き』という印象。
3年ほどずっとofftocoリュックを使ってきて、満足しつつも『ここがもう少しこうだったらな〜』と思っていたポイントをサラッとクリアして、ハイグレードという名に恥じないクオリティだと感じます。
バッグの両サイドから機材が取り出せるカメラバッグは数多くありますが、その多くは上の写真のような背面にずらっと機材を入れるタイプ。offtocoのようなボックス構造は、私がざっと探した感じだとそう多くありません。
ちなみに上の写真のカメラバッグは、以前紹介したK&F CONCEPTのもの。サイズ・デザイン・価格帯と総合的に見てこのofftocoリュックの対抗馬的存在だと思います。
このあたりはかなり好みが分かれると思いますが、個人的には
- どちらかというと機材が多め→背面収納型
- どちらかというとその他アイテムが多い→ボックス型
というイメージです。
おわりに
どんなに気に入っていても『次は別のメーカー・ブランドの使ってみたいな』と思ってしまうタイプにも関わらず、買い替えでも迷わずまたofftocoを選んだので、本当に相性がいいんだろうなと思います。
この記事が皆さんのカメラバッグ選びにとって少しでもヒントになれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました(*’▽’)