『旅のお供になるカメラが欲しい!』が口癖のみなさん、どうもこんにちは。
私は『旅先の風景を綺麗に撮りたい』という理由で写真を趣味にし始めたカメラ女子(仮)なのですが、初めてのカメラ選びは本当に右も左も分かりませんでした。
というわけで!今回は理想の旅カメラについて、私なりの考えをまとめてみたいと思います。
一眼レフ?ミラーレス?旅行向けカメラで最適なのはどれ?
カメラごとの特徴を整理しよう
カメラは大きく一眼レフ・ミラーレス一眼・コンデジの3つに分けられます。上の表では『旅行のためのカメラ選び』において重要になるポイントについて、3つのカメラを比較してみました。
一眼レフの中にも比較的軽いモデルもありますし、一眼レフよりも重いミラーレスもあるんですが、今の段階ではざっくりと全体的な特徴を押さえておけばOKです。
理想の旅カメラはミラーレス
その人の撮りたい写真・旅行のスタイルによって『理想の旅カメラ』は異なるんですが、『旅行のためのカメラを買いたい!』と相談されたときに、私がまず勧めるのは間違いなくミラーレス一眼です。
旅カメラはレンズ交換ができた方が絶対に良い
旅行とカメラは最高のカップル。
カメラを持って旅することで、ただ歩いているだけでは気付かなかったような旅先の魅力を見つけられたり。カメラは旅の記録を綺麗に残すためだけのものではなく、旅そのものを楽しくしてくれるアイテムだと感じています。
カメラを手に旅するだけで十分楽しいんですが、その楽しさをもっともっと広げてくれるのが交換レンズです。
例えば、人間の視野よりも広い範囲を写すことができる超広角レンズ。
旅先で見る景色って、想像していた何倍も大きく広く感じることが多くて。カメラに付属している標準レンズでは見たままの感動を1枚に収めきれないこともよくあります。
一見使いこなしが難しそうに思われがちなんですが、今までいろんなところを旅してきて、標準ズームレンズと同じくらい出番が多く、すっかり旅のマストアイテムになっています。
他にも、背景を綺麗にボカすことができる単焦点レンズや、強烈な歪みが特徴の魚眼レンズなど、撮れる写真の幅を広げてくれる交換レンズはたくさんあります。
レンズを変えると写真が変わる、見える世界が変わる。レンズを変えてファインダーを覗いたからこそ気づけたその場所の魅力に今までたくさん出会ってきました。
交換レンズがあると撮れる写真の幅だけでなく、旅の楽しさがグッと広がる。これが私が旅カメラはレンズ交換ができた方がいいと考える1つ目の理由です。
ミラーレスは『長く使える旅カメラ』
買った当初は『これだけズームできたら十分だろう』と思っていても、あれこれ撮るうちにもっと望遠が欲しい、逆にもっと広さが欲しいと感じ始める可能性は大いにあります。
レンズ交換のできないカメラを選ぶと、ズーム域を変えるためにはカメラ本体を買い替えるしかありません。…が、カメラってそう何度も買い換えられるものでもないと思いますし、一度買ったら長く使いたいはず。
それに旅先に持って行くカメラは使い慣れたものの方がいいことも考えると、撮りたいものや旅のスタイルが変わっても、レンズを変えれば『自分好みの旅カメラ』にカスタマイズして長く使えるのは大きなメリットです。
さっき紹介したような『撮れる写真をガラッと変える』レンズの他にも、広角から望遠まで1本でカバーできる高倍率ズームや、夜間でも綺麗に撮りやすいレンズなど、色んな選択肢がありますしね。
『小さくて軽い』はやっぱり正義
『旅カメラとしてまずオススメするのはミラーレス一眼!』と書いておいてアレなんですが、実は今メインで使っているのは一眼レフです。
今まで一眼レフと一緒に国内海外ともにいろんなところを旅してきたんですが、これだけ使い慣れていても定期的に一眼レフは大きい・重いと感じるのが本音です。
『カメラを買ったら旅行以外にも持っていくつもり』という方もいれば、『旅行の時だけ使うつもり』という方もいると思うんですが、後者の場合、旅行のときだけ一眼レフを持って行くというのは結構負担に感じられると思います。
一眼レフを使っているからこそ、やっぱり小さくて軽いは正義だとひしひしと感じているのも、私がミラーレス一眼をオススメする理由です。
どんなミラーレスを選べばいいの?
『旅カメラはレンズ交換できた方がいいからミラーレス一眼がいい』と言われても、ミラーレス一眼も色々種類があるので何を選べば良いのやら…ってなりますよね。
結論から言うと、個人的なオススメはセンサーサイズがAPS-Cのミラーレス一眼です。
センサーサイズとは
カメラで写真を撮るためには、センサーという部品が必要。そして、このセンサーの大きさによって撮れる写真のクオリティが変わります。
センサーサイズが大きいことによるメリットは、より高画質で撮れるポテンシャルが高いこと。ただ、ボディとレンズが大きく重くなり、またかなり値段が上がってしまうのがデメリットです。
今発売されているカメラのセンサーサイズはフルサイズ・APS-C・マイクロフォーサーズの3つが主流。大きさは『フルサイズ>APS-C>マイクロフォーサーズ』です。
画質は様々な要素によって決まるので、『センサーサイズが小さくなると画質が悪くなる』というわけではありません。画質を維持しつつ最大限小型軽量化できるメリットは大きいです。
ただ、今の時代スマホという最高に小型軽量で良い写真が撮れるカメラをみんな持っていることを考えると、マイクロフォーサーズを選択するメリットは少し小さくなりつつあるのが正直なところで。
余談ですが、私は元々マイクロフォーサーズのミラーレスから写真を始めたのですが、もっと画質が欲しくなってAPS-Cの一眼レフに乗り換えたという経緯があります。
レンズや設定の知識があるとまた話は変わってくるのですが、多くの方にとってはそこそこの小型軽量とセンサーサイズの大きさを両立しているAPS-Cが一番満足度が高いかなというのが私の意見です。
私が独断と偏見で選ぶおすすめ旅カメラはこれ!
小型軽量・一眼ならではの画質も実感できる・長く使える・お値段も手が届くという、旅カメラに大切な要素が全部詰まったAPS-Cのミラーレス。
ここからは、私の好みで選ぶ『理想の旅カメラ』をピックアップしたいと思います。
sony α6400
APS-Cのミラーレスの代表格とも言えるSONY。エントリーモデルのα6100と少し迷ったのですが、お値段がそこまで変わらず防塵防滴仕様が手に入るのであればα6400の方が良いと思います。
カメラは精密機器ですし、特にミラーレスはカメラの心臓部分であるセンサーがむき出しになっているので非常にデリケート。旅であちこち持ち歩くには防塵防滴仕様はすごく魅力的です。
先程『センサーサイズが大きくなると、カメラが重く大きくなる』と述べましたが、マイクロフォーサーズを採用しているOLYMPUS PEN E-PL9は380gであるのに対し、それよりも大きいAPS-Cを採用しながらα6400は403g。
スペックを考えるとかなり小型軽量化されていますし、旅カメラの大本命と言っても過言ではないと思います。
Nikon Z50
ずっと一眼レフを作り続けてきたNikonが2019年に発売したミラーレス。
『カメラは小さければ小さい方がいい』と考えがちですが、小型軽量化に伴ってボタンの押しやすさやグリップの握りやすさが犠牲になってしまうことが多くて。
他のAPS-Cミラーレスと比較すると大きくて重いのですが、持ちやすさ・使いやすさを維持できるラインでの軽量化されているのが特徴であり最大のメリットだと思います。
FUJIFILM X-A7
ここまで紹介したカメラは予算がちょっと…という方には、APS-C採用のミラーレスで比較的手が届きやすいFUJIFILMのX-Aシリーズがおすすめ。
FUJIFILMの一番の特徴といえば、なんといってもフィルムシミュレーション。
メーカー名の通りフィルムを作ってきた会社なので、『フィルム風』仕上げのクオリティが段違い。簡単にそれっぽい写真が撮れるのは旅カメラとしてものすごく魅力的です。
また、『使っていてテンションが上がる』こともカメラ選びにおいてはかなり重要なので、見た目がオシャレなのも嬉しいところですね。
Nikon D5600(一眼レフ)
これは一眼レフなのですが、私が長く愛用していたD5500の後継機・Nikon D5600も最後に紹介させてください。今はこの上位機種のD750を使っています。
基本はD5500から引き継がれているので、自信を持ってオススメできる一台。店頭で触ってみると『お?一眼レフもいいかも?』なんて感じるかもしれません。
おわりに
思い出を綺麗に撮るためだけでなく、旅そのものをより楽しくしてくれるカメラ。大切な思い出に寄り添うアイテムだからこそ、後悔のないようにたくさん悩んでじっくり選んでくださいね。
この記事がみなさんの旅カメラ選びにとって、少しでも参考になれば幸いです(*’▽’)
最後まで読んでいただきありがとうございました!