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やりすぎRAW現像・レタッチの是非について持論語りたい

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RAW現像のやりすぎはアリかナシか

写真界隈でよく議論に挙がるテーマと言えば、『RAW現像・レタッチどこまでやっていいのか』ではないでしょうか。

私はゆるゆる撮っているタイプなので、『写真とはこういうものである』みたいな難しいことは考えたことすらありません。レタッチ派でも撮って出し派でも、趣味なんだし皆好きなようにやろうぜイエーイ、と思っています。

ただ、自分が撮りたい写真を取れるようになるために、自分の中でどれくらいレタッチやってもいいかという線引きみたいなものはなんとなく意識してきたのですが、その軸みたいなものが私の中で最近少し考えが変わりつつあります。今回はそんなお話です。

目次

RAW現像・レタッチをやりすぎるのは悪いことなのか?

このブログを以前から読んでくださっている方や、SNSで写真を見ていただいている方はご存知かと思うのですが、私はガンガンレタッチしていきたい派です。

ただ、あくまで『RAW現像・レタッチ=見たままの景色を再現するためのもの』と考えていて、著しく見たままと異なる色にするとか、合成とかにはあまり積極的ではありませんでした。

…が、今はそのあたりも好きにやっていきたいなと思い始めていまして。『やりすぎレタッチ強いて言えばナシ派』から『アリ派』に切り替わりました。どうして考えが変わったのかというと、私にとってのカメラの役割・立ち位置が変わってきたからです。

最初は『一眼=スマホで撮れないものを撮るもの』だった

時の流れは早いもので、私が写真を趣味にし始めてもう4年が経つのですが、背景がボケた写真、画質がバキバキの写真、暗くても明るい夜景…など、当時はスマホで撮れない写真がまだまだ多かった。

目ではすごく綺麗に見えているのに、スマホだと思ったように写らないのがもどかしく、旅先で見た景色をそのまま撮りたいと思ってミラーレスを買ったのでした。

つまり、私にとって、一眼は『スマホでは見たまま写らないものを綺麗に撮るためのもの』だった。これが『RAW現像・レタッチ=見たままの景色を再現するためのもの』と考えるようになった理由です。

まあぶっちゃけると、実際は見たままよりモリモリに盛ってたんですけどね(*’▽’)

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『スマホで撮れないもの』がなくなってきた

おそらく『iPhone XSとかiPhone11がはじめてのスマホ』というナウいヤングに、ここまでの話をしたらたいそう驚かれることでしょう。

だって、もう背景ぼかせるし、明暗差も見たままに処理されて写るし、夜もナイトモードですっごく綺麗に撮れるし、超広角でも撮れるんですから。

3年前に、記事内で一眼の撮って出しVSスマホ対決をしたことがあったのですが、今となってはこれと比べられないどころか、撮って出しならスマホの方が綺麗なレベルだったりします。上の比較とかも凄いですよね。

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星景写真やボケにこだわったり、素早い動体を撮りたいなどを除けば、スマホで綺麗に撮れないものの方が少ないといっても過言ではないかもなと感じることがしょっちゅうあります。

どうしてそれでもカメラで撮るのか

アクセス解析してると、『一眼 いらない』で検索してこのブログを覗いてくださった方が結構多いようで。

ぶっちゃけ私も知人でカメラを買おうか迷っている人がいたら、『綺麗な写真が撮りたいだけなら、スマホ最新機種に買い換える方がいい』と返すと思います。

あまりにスマホカメラが綺麗に撮れるので、一眼いらないんじゃないかと思う場面はよくあるのですが、それでもカメラで撮り続けたいと思っているんです。

その理由は2つあって、ひとつは、カメラで撮るという行為が好きだから

これはレタッチには直接関係のないことなのですが、わざわざカメラを持ち出す、いつも持ち歩いているものと違うもので撮るという非日常感が好きで。カメラの方が写真に没頭できるので、『撮る』という行為が好きであるうちは、スマホがどれだけ進化してもカメラで撮り続けるんだろうなと思っていたりします。

もうひとつの理由が、スマホで撮れない写真が減った今も、まだ一眼にしかできないことが残っているからです。

今は『一眼=スマホより好き勝手いじれるデータが撮れるもの』

『シャッターを切った時に液晶に映し出される写真』には差がほとんどなくなりましたが、センサーサイズの違いによりダイナミックレンジはじめ撮れるデータには、一眼とスマホの間にはまだまだ差があります。

つまり、スマホと一眼だと画像の編集できる範囲が異なる。今の私にとっては、一眼で撮る1番のメリットはここだと感じてるんですよね。

最初は『一眼ならこんな綺麗に撮れるのか〜スマホとはやっぱり違うな〜』と実感できるような写真を撮ってウヒョウヒョできていたのですが、今や『綺麗な写真』ならスマホで誰でも撮れると言い切っても良いでしょう。

ただ綺麗に撮るだけではウヒョウヒョできなくなったことで、私にとって、写真が『ひたすら綺麗に撮るもの』から『自己表現』みたいなものに変わりはじめたんです。

ちょっと言い換えると、『こんな綺麗な景色を見ました!』だけではなく、『この景色が私にはこんな風に見えていた、肉眼でもこう見えたらいいな』みたいなものを写真上に表現・再現したくなった、というか。

そのためには、肉眼で見るよりも色を思いっきり被らせた方がいいかもしれないし、彩度を極端に上げたり下げたりした方がいいかもしれない。今まで『やりすぎ』と思っていた編集が、今の私が撮りたいものには必要になったわけです。

そういった編集を加えるにおいては、スマホで撮った写真よりも、一眼で撮ったRAWデータの方がよりイメージ通りに写真を作り込みやすい。

ここまでの内容をまとめると、私にとって一眼で撮る一番のメリットが『綺麗に撮れる』から『スマホで撮るより編集できるから』にシフトしたことが、『やりすぎレタッチアリ派』に変わった理由です。

もちろん、『真を写す』という単語の成り立ちからみて、レタッチしまくったそれを『写真』と呼んでいいのかみたいな話もあります。これも定期的に見かける写真界隈のヤケドテーマですね。

『真=肉眼で見たままを写す』という意味で考えると、たぶん写真じゃないと思うのですが、私の最近の気分は『肉眼だけでなく心の目でそう見えているならOK』なので、私にとっては写真だという強い気持ちで撮っていこうと思ってます(*’▽’)

おわりに

その時々の好み・撮りたいもの・趣味にかけられる時間などに合わせて、楽しみ方をあれこれ変えられる。これが写真という趣味の一番の魅力だと考えています。

今回この記事も、ああ私まだまだ写真楽しめそうだなあと改めて思いながら、考えを書き起こしてました。

ここまで読んでくださった方なら伝わっているとは思うのですが、この記事は撮って出し派の方や、過度なレタッチに肯定的でない方を否定するものでは断じてありません。

こうでないといけない!みたいなのって本当にないので、今回のこの記事も『こんな感じで写真楽しんでる人もいるんだなー』くらいに捉えていただければ幸いです(*’▽’)

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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