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イルミネーションを簡単綺麗に撮るための設定と4つのアイディア!

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夜景といえばクリスマスイルミネーションでしょ!という方も、夜景といえば工場夜景でしょ!という方もどうもこんにちは。私はジャンクション夜景も好きです。

夜の撮影って難しそうというイメージをお持ちの方も少なくないはず。私もかつてそうだったんですが、ポイントを押さえれば実は全然難しくありません。

というわけで!今回は簡単綺麗にイルミネーションを撮るための設定と、より印象的な1枚にするためのアイディアをいくつか紹介してみたいと思います(*’▽’)

目次

簡単に手っ取り早く綺麗にイルミネーションが撮れる設定はこれ!

  • 撮影モード:絞り優先モード
  • F値:一番小さい数字
  • ISO感度:シャッタースピードが『1/焦点距離秒』になるまで上げる

設定についてまだあまり詳しくないけど簡単に手っ取り早く綺麗に撮りたい人向けの設定がこちら。

なお、イルミネーションイベントなどでは三脚の使用が禁止されている場合も多いため、今回は手持ち撮影を前提としています。

なんかちょっと見慣れない単語があって難しそう…と思われたかもしれないのですが、中身はすごくシンプルなので簡単に説明しますね。

撮影モードは、使い慣れている絞り優先で

自分でボケ具合を調節するために普段絞り優先モードを使って撮っているという方は多いはず。私もそのひとりです。

いきなり馴染みのないモードを使って、写真ばかりに気を取られて目の前のイルミネーションを肉眼で楽しめない…なんてことは悲しいので、今回の設定は一番使い慣れているであろう絞り優先を軸に考えています。

F値を小さくして沢山の光を取り込む

『F値を小さくするとボケる』と覚えている方も多いと思うんですが、F値にはもうひとつ大事な役割があります。それがレンズの光の通り道を広くしたり狭くしたりすること。

F値を小さくすると光の通り道が広くなるので、レンズを通して一度に入ってくる光の量が多くなります。

つまり、手ブレしないような短いシャッタースピードでも明るく写すことができる。これがイルミネーション撮影の一番の肝だったりします。

シャッタースピードを見ながらISO感度を上げる

最後にISO感度。『1/焦点距離秒になるまで上げる』ってナニソレって感じですよね。

冒頭で述べた通り、イルミネーション会場では三脚が使えないケースが多いため、ブレずに綺麗に撮るにはシャッタースピードをコントロールすることが最も重要です。

じゃあ手ブレしないシャッタースピードってどれくらいなの?という話で、その基準となるのが1/焦点距離秒

具体的に考えるとすっごく単純。例えば50mmで撮ろうとしている時、1/50秒より早ければ手ブレしにくく、1/50より遅いと手ブレするリスクが高くなります。

設定の流れをおさらい

  • 絞り優先でF値を一番小さく
  • 構図が決まったら何mmで撮ろうとしているかチェック
  • シャッタースピードが1/焦点距離秒よりも遅くならないようISO感度を上げる

1/焦点距離秒はあくまでも目安なので、撮ろうとしている焦点距離が58mmなら1/60秒や1/50秒かな?くらいのザックリで大丈夫。

イルミネーション撮影を失敗する一番の原因は手ブレなので、この流れで撮れば手ブレで失敗するリスクはほとんどないと思います。

イルミネーションを綺麗に撮るための2つの注意点

①ISO感度の上げすぎに注意!

夜間の手持ち撮影の強い味方であるISO感度ですが、上げすぎるとノイズが発生してザラザラとした画質の悪い1枚になってしまいます。

ちなみに、F値を大きくすると、光の通り道が狭くなるので、ISO感度を上げて明るさを稼ぐ必要が出てきます。『F値を一番小さく』と紹介したのは、ISO感度による画質低下を避けるためなんですね。

手ブレしないために必要なシャッタースピード、つまり1/焦点距離秒が確保できているのであれば必要以上にISO感度を上げないことが、綺麗に撮影するための大切なポイントです。

②フラッシュは使わない!

『暗い場所で撮る=フラッシュを使う』と考えがちですが、イルミネーション撮影にはフラッシュを用いても意味がありません

というのも、フラッシュは『暗いものを明るくする』ために用いるものなので、元々しっかりと明るいイルミネーションに光を当てても意味がないどころか、光が光を反射して逆に真っ暗に写ってしまうこともあります。

イルミネーション撮影では、フラッシュではなくISO感度で明るさやシャッタースピードを補いましょう

【補足】もっとこだわって設定したいときは

今回紹介した設定は『簡単に手っ取り早く綺麗にイルミネーションを撮りたい!』人向けなので、もしかしたらもっとこだわって設定をしてみたい方もいらっしゃるかもしれません。

夜景といってもイルミネーションはかなり明るいので、今回紹介したような簡単な設定で十分綺麗に撮れるんですが、一般的な夜景を手持ちで明るくブレず撮ろうと思うと、設定をさらに工夫する必要があります。

よりこだわった手持ち夜景撮影に興味がある方は、下の記事に詳しく書いているので、よければ覗いてみてください(*’▽’)

イルミネーションをより印象的に撮るための4つのアイディア!

さて、設定がわかったところで、ここからは私が考えるイルミネーションをもっと印象的に撮るためのアイディアを紹介してみたいと思います。

1.クロスフィルターを使う

目にはすごく美しくキラキラ輝いて見えているのに、写真にするとなんだか華やかさに欠ける。イルミネーションを撮っていると結構よくあります。

そんなときに使いたいのがクロスフィルター。上のようなキラキラ写真、見たことありませんか?

色々種類があるんですが、光の線が多いと写真がごちゃごちゃしすぎてしまうので、私のオススメは一番スタンダードな4本線のクロスフィルター。なお、フィルターを買う際は必ずお手持ちのレンズのフィルター径を確認してくださいね(*’▽’)

2.前ボケを作る

ボカすといえば背景ボケが真っ先に思い浮かべるかと思うのですが、写したい被写体の手前にあるものをボカすと、奥行きを感じられる印象的な1枚になることも。

上手く前ボケを作るコツは、少し遠くからしっかりズームして撮ること。ちなみに、これは圧縮効果と呼ばれる撮影テクニックで、望遠レンズでよく使われるのですが、標準ズームレンズの望遠側でも十分楽しめます。

3.小道具を使う

普通に撮るだけだと物足りない!という方は小道具を使うのも楽しいかも。

写真のためだけに物を買い足すのはちょっと…という方でも気軽に使える小道具がスマートフォン。スマートフォンにピントを合わせて背景をボカせば、あら不思議。ちょっと手の込んだ1枚に見えますね。

カメラを持つ側の手ブレだけでなく、スマートフォンを持つ手のブレも考えて撮る必要があるのですが、コツを押さえれば結構簡単に撮れますよ(*’▽’)

4.気持ち明るめで撮る

最後は小ネタというより少し真面目なことを。

イルミネーションを撮っている時は、周りが暗いのでモニターがいつもより明るく感じられます。そのため、翌日普通の明るさの部屋で見返したら写真がめちゃくちゃ暗かったということが本当によくあります。

なので、露出補正ダイヤルを活用して①普通の明るさと②ちょっと眩しいと感じるくらいの明るさで複数枚を撮っておくことを強くオススメします。イルミネーションが明るく写っているのは、印象的な1枚の絶対条件ですしね。

なお、露出補正をプラスにすると、シャッタースピードが遅くなり手ブレリスクが高まります。ISO感度で『1/焦点距離秒』になるよう調整するのを忘れずに!

おわりに

難しいと思われがちなイルミネーション撮影ですが、今回説明したポイントを押さえればすっごく簡単です。

この記事がみなさんの思い出作りに少しでも役立てば幸いです(*’▽’)

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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